宗制改正

2007年12月05日 | Weblog
いま、私は宗制改正の準備委員としてご奉公させていただいています。
宗制とは、宗門の法律で、宗綱、宗法、宗令の三つに大別されます。
宗綱はいわば憲法、宗法は六法のような法律、宗令はもう少し詳しい規則のようなものです。国にも宗教法人法がありますが、これは国家の中における宗教団体として守るべき法律で、一つ一つの宗教団体が社会の正義に反しないように規制するものです。それでも、宗教法人の名を借りて税金を逃れるような組織がはびこっていますから、困ったものです。
これに対して宗制は、わが宗門の自治と健全な運営を目的とする内部のきまりです。内部のきまりといっても、文科省に届け出て、その認可を得るということになっています。お寺の規則にしても、都道府県の所轄の部署に届けでなくてはなりません。
このたびの宗制改正は25年ぶりのもので、時代が変化しているのに対応させようというものです。以前の改正で、ご信者の年齢別、男女によって分けて組織されている教養各会の全国組織が廃止されました。私は当時は宗務本庁の教養部青少年課長という役を頂いてご奉公させていただいていました。その現場の人間には寝耳に水の話で、頭越しにすべてが決まってしまい、憤慨したものです。案の定、教養各会はその後、下火になりました。取り返しがつくこととつかないことがありますね。
このたびの宗制改正は、やはりご信者さん、教務さんの意見を聞いて、実施すべきではないかと思っています。何か、お考えがあったら投稿ください。
今日は柄になく、超マジメモードで書いてしまいました。
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