京都入り

2006年01月30日 | Weblog
昨日、今日はひょっとして今年初めての京都入りかもしれないと思いましたが、よく考えてみれば二度目でした。
地元の遠妙寺では連日、寒修行参詣で熱気にあおられて、少し疲れも出てきたところです。こうして京都に来て本山宥清寺の御宝前に座ると、落ち着きます。
私たち佛立宗のお寺は一ヶ寺として幕府や朝廷の寄進を受けて建立されたところはありません。したがって境内も狭く、何も宝物といってもありません。本山宥清寺が格護する日蓮聖人みずからが魂を入れ、開眼された御尊像や御直筆の御本尊、また、何ヵ寺かで所蔵する日蓮聖人、日隆聖人(室町時代)、日扇聖人(江戸~明治時代)の御本尊やお書きものはあります。が、たとえば狩野元信だの長谷川等伯の屏風や襖絵など、また、広い庭園などもありません。しかし、脈々と伝えられてきた信仰心、日蓮聖人から伝わってきた信心の魂が息づいています。拝観料という名目はなくなったものの、相変わらず御本尊を見せ物にしてお金を取るようなお寺がないことは佛立宗の誇りとも言えます。30日は教務さんの教育専門学校で授業があり、5時間の授業が終わった後、帰京しました。
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