東京駅 復元してリニューアルとは

2013年01月31日 | Weblog

もうだいぶ経ちましたが、東京駅が復元して、すっかり綺麗になりました。

ふだんは、さっと地下鉄丸ノ内線に乗り換えるだけで東京駅を外から見ることはありません。

でも、新しくなってしばらくして、一度だけ地下を通って地上にモグラのように這い上がり、東京駅を撮影しました。

昔の姿の方がずっと重厚でモダンで、絵になっていたんですね。

寺院建築もそうかもしれません。

遠妙寺は思い切って、昔のいかにもお寺らしい建物からビルになってしまったのですが、懐旧の情を感じます。

それはそれで、人を助ける菩薩行を一所懸命に展開しているお寺ですから、意義があると思います。

わが遠妙寺の先代、日玄上人も苦労されたところだと思います。

現代風の機能美を追究するか、古風な伝統的な建て方を選ぶか。

狭い土地を有効に活用するか、あるいは何倍もの経費をかけてまで古い物を保存すべきか。

古い物をそのまま利用するのはある意味で楽な所があるかも知れません。

そして、もがきながら新しい文化を築き上げていくのもやりがいがあるでしょう。

ただ、そこまで行くかどうかということです。

とにかく、東京駅は良くなりました。そのうち、ステーションホテルにでも泊まってやろうかな。

 

 

 

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西田登光師 ありがとう

2013年01月30日 | Weblog

西田登光師から遠妙寺くんげ会の子どもたちへプレゼントが届きました。

西田師は紙芝居の御法門(仏さまの教えをお話すること)にまとめたものを90編こしらえたとのことです。

それで今回、その中の一つを絵本にしたとのこと。

昔、学生時代にご奉公させていただいた遠妙寺のくんげ会と子どもたちへプレゼントしてくれたのです。

ありがとうございます。

私にも贈呈してくれました。

今後とも、佛立くんげ会のためにがんばってください。

合掌 木村日覚

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久しぶりに歩いた

2013年01月29日 | Weblog

今日は京都まで会議で行きました。

弘通審議会という会議で、どのように今後、宗門としてご弘通ご奉公を展開していくべきか、有識者を招いてご意見を聞き、弘通方針に反映させようというものです。

長期、中期の方針を出していくというのは佛立研究所の役割でもあるのですが、この審議会はもう少し具体的に、もう少し短いスパンで方針を樹立していこうというものでご講有上人のご臨席のもと審議を重ねていくのです。

割合、早く帰れたので今日は夜、久しぶりに歩きました。

夜、真っ黒な服装で防寒態勢を整えて一人で歩く姿は限りなく怪しい感じ。

そこで、妻を誘い歩くことが多いのです。

一昨年の夏から歩き始めました。

キッカケは血圧があまりに高く200越え。

体重も相当なものでした。

よく歩いた成果が出て、夫婦とも13~4キロ減量に成功。

私はあまりに急激に痩せすぎたのでガンを疑われたほどです。鏡を見ると老化したような感じです。

こんなはずじゃなかった。

妻はかえって抵抗力がなくなり風邪を引きやすくなって、この半年は歩かなくなってしまいました。

私も一人では歩きにくく、いきおい休みが多くなり、だんだんリバウンド。

この辺で、もう一回、チョロチョロ再開しないとヤバイ!

また少し、控えめに歩こうかなとなった次第。

歩くと脳も活性化するような気がします。

何事もしかし、ホドホドにしておこう・・・これが教訓ですね。

 

 

 

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本山お初灯明料 奉納式を終えて

2013年01月27日 | Weblog

1月24日、私は初めて本山・宥清寺の御宝前で、初灯明料の奉納式に出させていただきました。

前の日から、朝参詣に遅れないよう緊張しながら寝ました。

何とか朝6時に本山に着き、6時半からの朝参詣開始まで待ちました。

法衣に着替えて、庫裡の間で講有、山内日開上人のご出仕をお待ちしました。

6時15分頃にはご法宅から庫裡にお出ましになり、ご挨拶。

やがて、教務全員がそろって本堂に昇堂。

おかしい。

昔々、もう40年近く前になりますが、その頃は学生で毎朝、出仕して「本山朝参詣のすべて」をわかっていたはずが全然、もう外国人みたい。

本堂に出仕するだけなのに、まったく要領が分かりません。

「そりゃそうだな、浦島太郎みたいなもの」と思いました。

7時からの御法門前に奉納式です。

本堂内陣前の御法門台の向こう側に講有上人。その右に本山の事務局長。

私と財務局長の西村氏が御法門台のこちら側に立ち、用意してあった奉納書を読み上げるのです。

それが終わると、本山事務局長が「請け書」を読まれ、あっという間に終わり。

厳粛な雰囲気の中、僅かな時間であっけない感じでしたが、無事に終了しました。

ご奉公が終わりホッとしましたが、残念なことは第一回目は4億円を下回り、昨年よりやや少なかったこと。

アベノミクスとかで、株価は上がっているようですが、まだまだ不況感が一般には漂っているみたいで、その中ではまあまあかもしれませんが申し訳ない気持ちです。

幸い自坊の奉納額は前年を上回り一安心。

まず、全国の寺院教会の方々に浄財奉納の御礼を申しあげなくてはなりませんが、何とか巻き返してほしいと思っています。

中には、結構大きなお寺で、さかんに活動して力があるのに、初灯明料はずっと小規模のお寺より少ないところがあると指摘されました。

本山中心だと御法門等で聴聞されたり周りに言っているのに、実際はまったく口と裏腹では御宝前に申し訳ないのではないでしょうか。

今年からは改良をはからなくてはならないですね。

 

 

 

 

 

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第201回臨時宗会 無事に終了

2012年11月29日 | Weblog

11月28日、山内日開上人が講有として招集された初の宗会、また、私が宗務総長に就任してからも最初の宗会が開催されました。

第28期宗会議員としても最初の宗会でしたが、宗会の中での各種委員会や委員長の互選による決定、宗制の一部改正案の承認、また、各種補正予算案の承認などが主な懸案事項で、ほとんど承認されました。

まずは、顔見せの宗会みたいな感じでしたが、いやぁ、私はそれなりに神経を使い、疲れました。

宗門もキチンと運営していくのは大変なことだと実感しました。

適当にやっていくのが許されないのが宗教法人ですし、みな、自坊のことで「いっぱいいっぱい」なのを宗務本庁なり、支庁なり、布教区の事務やご奉公をこなしていくのです。

ですから、なかなか忙しくて大変です。

私はどちらかといえば、事務的なことは苦手ですが、そうもいっていられません。

一方、宗門のご弘通をリードしていくのも本庁のご奉公ですから、骨が折れます。

しかし、精一杯のご奉公をさせていただいて、悔いを残さないようにしなければなりません。

宗会が始まる前の日も当日も、本当にお縋りする気持ちで宗会ご奉公の無事成就を祈願しました。

すべて終了した後、参議会が開かれ本庁を後にしたのは日もとっぷり暮れた後でした。

無事終了は有難いとつくづく感じて帰路につきました。

   

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東日本大震災に関する会議 プロジェクト7

2012年11月27日 | Weblog

今日は、宗務本庁で宗門が推進する東日本大震災後の被災寺院に対する支援、「プロジェクト7」の会議が開催されました。

被害を受けた東北、南関東、北関東諸寺院(第5、6、7支庁)の代表や全国の支庁長と私たち新本庁の役員との打ち合わせ会議です。

じかに話を聞いて、今さらながら被害の甚大さと長引く被害の実態、復興の遅れを実感しました。また、被災寺院の方ではどのように感じ、何を思っておられるのか、「プロジェクト7」という支援のあり方についての意見など、貴重なお話を伺いました。

もう一度、支援させていただこうという側と支援を受け容れる側とのズレを調整して、できるだけ希望に添った支援ができるように態勢を立て直さなくてはならないというのが結論でした。

人間と人間、会ってみて話してみて、初めて通じるところがあるのですね。活字や写真の訴える力も大きいけれど、それだけではなく、心と心がふれ合って初めて話が通じると思いました。

今日は良い勉強をしました。明日からのご奉公に役立てなくてはならないと思った次第です。

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いよいよ宗会

2012年11月26日 | Weblog

いよいよ総長就任後、初の宗会を迎えます。

総長に選ばれる時は、立候補するのではなく、候補者選定委員会により候補が3名ほど撰ばれ、その3名の中から宗会議員の投票により選挙が行われます。

その結果、はからずも私が選ばれました。大変、光栄に感じるとともに責任が重大です。しかし、全力を尽くして精一杯のご奉公をさせていただくつもりです。

しかし、何ら選挙の前に演説を行ったわけでもなく、自分がもっている理想を掲げたり、方針を打ちだしての結果ではありません。

この点については、今後、改めるべきだという意見があります。

しかし、立候補するという人がない場合、どのように選任するのかという規定として現在の制度を残していく必要がありそうです。

他人事のようですが、本来は、明確な宗門行政についての政策、理念を大いに述べて立候補する方が出てきて欲しいところです。

わが本門佛立宗は、総長にしてもどんな役職にしても、まさに奉仕、ご奉公であり、また、中央集権ではなく各寺院、あるいは本寺格の大寺院による分権制ですから、本庁には強大な権力も指揮権もない状態です。

これはこれで利点もありますが、リーダーシップを発揮することが非常にむずかしい点があります。

民主的であることは間違いありませんが、宗門全体が組合のような感じで行政権の執行範囲がどの程度あるのか曖昧で、「決められない」ことが多く、それだけに自ら総長に立候補することをためらうことが多かったのではと思います。

いずれにしても、今後は何らかの改善をしないと、改良も断行できないし、行きつ戻りつという状態から脱却できないと思われます。

この宗会においては私はこれからの宗門について基本方針を打ちだしますが、宗会の賛同を得て、宗門がご弘通のエネルギーを得て元気よくなってもらいたいと望んでいます。

今や、後ろ向きの議論や論争をしている余裕は当宗にはありません。本来の異体同心体制となって前進を図る以外、ありません。

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ほんとに暑さ寒さも彼岸までですね

2012年09月24日 | Weblog

急に涼しくなってきました。

暑い暑いなどといっていたのが、嘘のように気温が下がりました。

これからいよいよ活動しやすくなりそうです。

さて、読書の秋ということはこの頃はあまり言わなくなりました。

夏は夏で、秋は秋で忙しいし、よほど余裕がないと本も読めません。

でも、最近、ようやく「スキマ時間」の活用が少しできるようになりました。

新幹線に乗ったとき、バスや電車で時間がチョットあるとき、また、自室で少し空き時間ができたとき、同じ本を続けて読むように心がけています。

それで、チョット今さら遅いようですが、村上春樹さんの「1Q84」を読みました。

同い年のようですが、音楽にしても芸術、ファッションなど。ありとあらゆる分野にいろいろな知識があり、それが小説にちりばめられていてキラキラ光っています。

この作品は深層心理学的な小説というか、仏教の唯識論とも関係があるような感じがしました。

また、最初から英語に翻訳しやすい言葉遣いというか、英語から日本語に翻訳したのではないかと思わせる節があります。

これからは、このような書き方が必要ではないかと思いました。

文庫本で六冊もあり、かなりの量ですが、すらすら読めるし面白いストーリーの展開だし、スーッと読んでしまいました。

まだ続編がありそうな感じですね。

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山内日開上人の晋位晋山式は晴天のうち執行

2012年09月06日 | Weblog

9月5日(水)、11時より山内日開上人の講有晋位(佛立第二十五世講有)と本山宥清寺第六十六世住職としての晋山式が無事に執行されました。

11時開始ですが、私は9時半には本山宥清寺の客殿に着き、10時半に昇堂。

11時に講有位にのぼられる山内日開上人が両講尊上人(梶本日裔上人、小山日誠上人)と大勢のお伴の教務方とお出ましになり式典が始まりました。

御看経、佐藤日凰・宗務総長の式辞、講有上人のご諭告、教務代表や講務代表の宣誓、祝辞などがあり12時半に終了。

その後、祝宴が午後1時20分から開始。

講有上人のご挨拶や、やはり本山責任役員の藤本日唱師の祝辞から始まり、それぞれの祝辞など和やかな雰囲気の中で進行しました。

そして副執行長、梅田日芳・宗務副総長の万歳三唱で、めでたくお開きとなり、宗門の諸機関の役員、全宗寺院の住職局長、特一級のご信者、各界の代表、来賓などみな、笑みを浮かべて帰途につきました。

今後、なおご弘通が発展して、山内日開上人が佛立第二十五世講有として宗門の帰依を一身に受けられて、法体健勝にてご奉公されますよう。皆さまといっしょに御宝前にご祈願しましょう。

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明日は山内日開上人 本山住職晋山式・講有晋位式

2012年09月04日 | Weblog

明日はいよいよ清風寺・元住職であり西宮廣宣寺住職の山内日開上人が佛立第二十五世として講有位にすすまれる晋位式(しんいしき)と本山宥清寺の住職として正式に入られる晋山式(しんざんしき)が行われる。

縁あって、私は山内日開上人が清風寺副住職としてご奉公なさっていた35年前頃、清風寺に在籍していた。それは山内上人の御師匠様で当時、住職をなさっていた佛立第十八世講有・西村日地上人のもとで実修ご奉公を父・日玄上人より私は命じられたからである。

当時の清風寺は寒参詣、夏期参詣は日曜日など4,000から5,000人の参詣があり、三大会は10,000人を超える参詣者で溢れていて教区は50数教区、280組(部)という大所帯であった。上り坂のまっただ中にあり何もかもうまくいっているという状態で、私は今もその情景が懐かしさとともに浮かぶ。

その後、日地上人は講有位に進まれ、山内上人は住職となられ、日地上人ご遷化後は山内上人は清風寺住職を辞して西宮・廣宣寺住職となられた。

平成3年より山内上人は新設の佛立研究所所長となられ、その折、私は副所長としてご奉公をさせていただくようになった。

その間、いろいろご教導いただき、たいへんお世話になった。特に平成7年、阪神淡路大震災がおこり、その苦難の中、じっとこらえつつご奉公なさっている姿には頭が下がった。

10年後、山内上人のあとを受け継いで私が所長となり、山内上人は宗務総長のご奉公を翌々年から平成18年まで黙々とされ任期をまっとうされた。

そして、今年3月、次期講有として宗会の推挙を受け、7月に遺嘱伝承の儀を終えられ、明日、晋位晋山という一大盛儀を迎えられることになり感慨、ひとしお深いものがある。

どうぞご健康に4年間にわたるご奉公を成就されんことを心からお祈りする次第である。

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