TAMAちゃんダッシュ

愛犬タマとマル民の私の毎日です

VOCE

2005-08-31 | 言霊
詩や歌詞を見て言葉の持つ意味をこのブログでも時々取り扱っているが、本日は言葉を発する声のことについて触れたい。
最初に管理人である私は低い声です。決してハスキーボイスというわけでなく、鼻炎持ちですので鼻声であるし関西弁の混じった広島弁と共通語を使用していますのでまず美しいとは言えません。風邪をひいて発声がうまくできなくなった時には桂銀淑と似た声にはなりますがそれは3年に1度ぐらいでしょう。そして声自体もそうだが、持つ雰囲気も多分職業病のせいだったのかコワイおばちゃん姉ちゃん風です。発する声と雰囲気とはあまり違和感がないのではないかと思う。
違和感がない声で憧れるのは低音ではジャクリーヌ・フランソワ(古すぎて説明がありませんでした。CD聞いてみてください)、高音ではダニエル・リカーリサラ・ブライトマンでしょうか。高音低音問わずでは夏川りみさんかな。
話し声や話し方との違和感がありながらも人を惹きつける声を持っているのは執心のGARNET CROWの中村由利さん。歌い方が独特で低音が魅力的です。
そして容姿と違って驚いたのは安田大サーカスのクロちゃんかなぁ。
でも彼の上をいき今までに一番私を驚かせたのは彼女でしょう。
私にはない高音で優しく力強く迫ってくるのは愛内里菜さん。彼女をご存知の方は喋り方と歌声の違いに激しくギャップを感じたことでしょう。喋りだけでもこわいものみたさに取り付かれ目が離せず歌声はまったく別人でまた惹きつけられるのです。

彼女(彼)たちによって紡ぎ出された言葉は同じ言葉でも言葉が持つそのものの意味とは別の何かを伝えてくれます。大人になってからの声は年齢を経てもあまり変わらないというけれど、それぞれの生き方や嗜好、思想が反映されているのだとしたらとても複雑な思いがします。自分の持つ雰囲気や声とあわせて大切に言葉を使っていきたいとそれぞれの人の美しい声を聞く度に考えます。
若かりし頃のジャクリーヌ・フランソワ