私はハチミツがあまり好きではない。(蜂のお尻は好きだけど)だからホットケーキだって少し甘さを感じる程度にしか使いません。当然、何の花の蜜を集めてつくったものが美味なのか知りません。レンゲとニセアカシアぐらいか。そんな私だって知っているニセアカシアがある危機に直面している。
ニセアカシア 要注意外来生物リスト入り はちみつ業者ピンチ
ここで問題となっているのは、平成17年10月1日より施行されている特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律(通称
外来生物法)の特定外来生物にニセアカシアが新たに加えられようとしている(ニセアカシアは要注意外来生物)ことなのだ。もしもレッドリストに乗っかると生態系、人の生命・身体、農林水産業への被害を防止するために、その種の輸入は元より飼養、栽培、保管、運搬までもが規制され、違反すると300万円以下の罰金や3年以下の懲役刑がかせられてしまうのだ。
植物の他にも動物などが指定され、人の生命に著しく危険を及ぼすものや、わが国の生態系を著しく混乱させる恐れのあるものは消去してしまい、わが国の固有種を保護するのだ。
確かに植物でいえば
ルドベキアや
コレオプシスなどここ20年ぐらいであっという間に繁殖して少し野に踏み入ると普通に至るところに見られるようになった。法律で規制をかけてその存在を消去させようとしなければ、他の種に影響が及ぶことは必至である。ただ意図的に根絶やしにしたり、養蜂家などのその植物が生活に関わっているものに対する保護なくして、法律で規制してしまっても良いのかという疑問が浮かんでくる。固有種と外来種でできた交雑種が自然に増殖することだって生態系を乱すことには違いないし。
また園芸に関わっているものとしては、交雑種や意図的に品種改良して作り出された園芸品種などの扱いについての心配もある。素人目で見ると野に生えている法規制されている植物と、店先に並んでいるものの違いなんてわかるはずもないと思いますしね。(そして素人でも種類名証明書の添付義務などが出てくるのですよ)
またまた突然ですが
と
の違いが分かりますか?
左側が法規制されているものです。
規制をかけたとしても学者先生ぐらいにしかこれら(
コレオプシス)の違いなんて分からないんじゃないでしょうか。また法律で規範するなら遵守するための努力をお役所自らが先頭に立ってやっていかなければならないんじゃないでしょうか。
ブラックバスを釣り上げたら、
リリース禁止(釣り上げたものを元の湖沼に戻すこと)なんてことが言われてましたが、誰が元に戻すところを確認していったんでしょうね。
また、
リリース禁止程度で良いのなら増殖せずに個人が責任を持って鑑賞したり仕事のために栽培するのなら可とする考え方はないのでしょうか。
法規制だけをして、それにみあう次の手を打たないことが多すぎると思いませんか?
管理人の個人的意見でいうなら、
ルドベキアや
コレオプシス、
ホテイアオイなどを規制する前に是非とも
セイタカアワダチソウを根絶やしにして貰いたいものです。だって人体に害があるでしょう。(おおよそ個人的にですが)