TAMAちゃんダッシュ

愛犬タマとマル民の私の毎日です

ナンバー2

2005-08-13 | 
アナガリス・モネリ
大河ドラマって見たことがありますか?今年放映されているタッキー義経はおいといて(判官贔屓ならぬ平家びいきなんで)、昨年の題材「新撰組」は結構好きでした。どんなところが好きかって、時代の流れと逆行していることに気づきもしないで自分の信じる正義を貫ける集団でいられるあたりが…きっと悪趣味と言われるかもしれませんが。
昨年の大河「新撰組」は人気脚本家三谷幸喜氏の作品でしたがあまり評判は芳しくなかったようです。新撰組のメンバーの実年齢に近づけて若いキャスティングでいったのだが、ミスキャストが多かったこととやはり三谷氏は喜劇向きだということだろうか。ただナンバー2にあたる人間の悲哀をもう少し表現できていたならもう少し見直すことができたのではないかと思っています。
新撰組のナンバー2土方歳三。大将で旗振りであった近藤勇を活かすためにはどんなことでもやってのけた鬼副長。局長である近藤勇が最終的な決断をするのだが方向性を決定づけるのはナンバー2の役割。組のためにならない芹沢鴨を誅殺し厳しい局中法度を作成し組全体の締め付けなど汚い部分のすべてをかぶったとされている。時代を逆行していこうとする集団の動勢の中で彼だけはブレていなかったと信じている。何故ブレていなかったのか。それは近藤勇の率いる新撰組の発展のみに自身をかけていたから。そういう意味で間違ってなかったと確信している。
ナンバー2の役割って何だろう。頭は2つも必要ないし頭よりもしっかりしていないと組織とかになればダレた締まりのないものになってしまう。

ここのところナンバー2の役割を考えることが多い。いったい何のためにと問われると答えに窮するが、自身が強い生き方をしていかなければならない事と、さらに誰かを守る強さをあわせもたなければならない生き方はとても鮮やかな生き方のように感じるから。魅力的にうつるのだ。