TAMAちゃんダッシュ

愛犬タマとマル民の私の毎日です

イエローガーデニア

2005-08-30 | 
季節はずれではあるけれど以前から欲しかった黄花のクチナシを近くの園芸店で購入しました。開花は来年の5~7月。花咲く時が待ち遠しい。
白花一重クチナシと落雁クチナシは東アジア、東南アジア原産のアカネ科の半耐寒性常緑低木。寒さにも暑さにもあまり強くはありません。常緑のものは丈夫だから年中緑だと思われがちですが実は見た目ほど強くないのです。落葉して春になると芽吹いたり木や株自体が大きくなる植物の方が随分元気がいいのですよ。花色はほとんど白色で一重咲き、八重咲きがあります。またクチナシは古くから薬用、香料、染料として利用されてきました。飛鳥~奈良天平時代にその歴史はさかのぼります。その染めた色が皇太子(ひつぎのみこ)の礼服である袍(ほう)の色の黄丹(おうに)に似ているため一般に使用ができない禁色だったこともあります。色付けとしては落雁などにも用いられています。そしてその香りは多くの名香と言われる香水の中にも使われています。
この黄花のクチナシ花の咲き始めは白く白花のくちなし同様甘美な香りを持っています。そして次第に花色が黄色に変化していくのです。何がいいのかというと白花は花が終わったあと花の白い部分が茶色に変わりお世辞にも美しいとはいえない状態になってしまうのです。あの姿を見るといくら香りが良くても興醒めです。黄花のものは見たくないそれが幾らか軽減されるようです。
艶やかな常緑の葉に鮮やかな大輪の黄花そして甘い香り。本当に魅惑の植物なんです。楽しみがまた一つ増えました。
クチナシの花言葉は洗練、沈黙、喜び、私は幸せなどです。


葉にも香りがある?タマが一生懸命香りを嗅ごうとしています。


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