TAMAちゃんダッシュ

愛犬タマとマル民の私の毎日です

シクラメン

2005-08-18 | 
以前はポインセチアと並んで冬の(特にクリスマスの)贈答品として喜ばれていたシクラメン。ここ最近異変が起こっている。結論を言うと贈答品としての価値が下がっているのだ。価値が下がっている原因は贈答用のシクラメンが流通する以前に登場するガーデンシクラメンの影響があるから。ガーデンシクラメンがお目見えするのは地方によって異なるがほぼ秋咲きのパンジー、ビオラと同じ時期。ガーデン用なのでそのまま庭植えにもできますし寄せ植えも可能。使い勝手が良いうえに小さいから贈答用と比較しても安価。そしてほら
ガーデンシクラメン
まだお盆を過ぎたばかりだというのにもう咲いてるんです。この花は昨年のものが宿根して咲いたわけである。画像のガーデンシクラメンはダリアと並んで咲いています。夏の花ダリアの方は暑さにやられてしまったというのにこちらは頑張ってます。シクラメンの花=冬(暑さに弱く寒さに強い)という方程式が目の前で崩れてしまっています。ガーデンシクラメンは秋だけでなくもしかすると年中楽しめる?とか思ってしまいます。

贈答用のシクラメンは種まきをして製品になるまでに裕に一年はかかるというのにガーデンシクラメンは栽培にもそう時間を要さないという話だ。さらに贈答用のシクラメンは病気にも弱い。農家さんのハウスで一株でも病気になるとそのハウス一つ全滅なんてことがよくあるらしい。それだけのリスクがあるというのに安い価値しかつかないなんて贈答用さんは浮かばれない。
しかし幾つか希望の光も残っている。贈答用の方が種類、花色が豊富だということ。フリンジ(花のフリフリ)が大きいものやバイカラー咲き(2色以上で咲く)、ガーデンシクラメンにはない黄色の花や香りの強いシクラメンなどこれは贈答用の方が優れたものが多いですから。
秋にはガーデンシクラメンを冬には豪華な贈答用のシクラメンをと考えてみてもいいかもしれませんね。