80才のハツラツ日記

愈々名実共に80才を迎え、人一倍好奇心を燃やして、元気な行動の随筆日記です。

就職の氷河期が続きそう・・・雇用問題(1)

2010年12月26日 | 時事問題
新卒の内定率が低いですなア。
大学で57%、高校でも47%と半分にも行きません。
此処3年来減少を続けているそうです。もう厳冬期を過ぎて氷河期です。


政府は来年少しは景気が回復して、失業率も5%台から、4.7%位になるのではと、
淡い期待を抱いている様ですが、現状はそうは甘くは無いと思いますネ。

この現象は2008年秋の、アメリカでのリーマン・ショック以来、
業績の悪化で、各企業がぐっと雇用の口を絞ってからだと言います。

従って、雇用の減少も景気循環に合わせ、一過性で、
やがて回復すると思っているかも知れませんが、そうではないと思います。


国内需要の低下で、各製造業は皆、韓国、台湾から中国、インドに迄、
企業提携を含めて、工場を移転させ、愈々日本での雇用の枠が減って来ました。

もう完全な構造的な問題で、来年になれば良くなると言うものでは決してありません。

日本の留学生もガタ減りで、海外に行っていたら就活が全く出来ないので、
誰も行きたくなくなっています。 正に負のスパイラル(悪循環)に陥り、
簡単には抜け出せません。

政府に対しては、党内の内輪揉めみたいな次元の低い事に右往左往しないで、
目先的な対症的な措置では無く、中長期の抜本的政策を望みたいのですが・・・・。