80才のハツラツ日記

愈々名実共に80才を迎え、人一倍好奇心を燃やして、元気な行動の随筆日記です。

日本の国際交渉力は次第に低下の恐れ(1)

2010年12月13日 | 時事問題
余り政府の悪口は言いたくありませんが、
昨今の国際問題への対応振りを見ていると、情け無くなりますね。

ーーまず一つ、TPP関税交渉の対応ーー
ニュージーランドでTPP(環太平洋経済連携協定)会議が開かれていました。

この協定に参加しているのは、太平洋に臨む9カ国あるのですが、
愈々、来年1月から関税引き下げの交渉を始める事を決めたのです。

農産品を含む物品の関税について、
お互いの国が相互に撤廃しようと言う交渉なのです。

2月にチリで実質的な交渉が始まるのですが、
それに先だって根回しをしておこうと言う訳です。

菅総理大臣は当初この協定に参加する事に積極的でしたが、
農業団体や国会議員の農業族に猛烈な反対を喰って、
ヘナヘナとしてしまいました。


そんな協定に参画すると日本の農業は潰れてしまうと言うものです。

結局、ヤットとの事で来年になって、
TPPに参加すべきかどうかを検討しようと言う事に落ち着いたのです。


日本の消極的な態度では、今回の会議を傍聴する事すら認められなかった。

もう関税障壁を崩して行く事は世界の時流になっています。
日本の農業界が保守的に必死に内側だけを囲んで居ても、
完全に世界からのけ者にされてしまう恐れが充分にあります。

積極的に農業を企業化して、
世界に輸出する位の気構えを持てないものでしょうか?

日本は世界の時流に乗り遅れの懸念が大きくなっています。
日本農業のガラパゴス化が更にに進むと心配されます。