80才のハツラツ日記

愈々名実共に80才を迎え、人一倍好奇心を燃やして、元気な行動の随筆日記です。

「坂の上の雲」を読んで(2)ー伝説的参謀

2008年10月16日 | 本の情報
昨日の続きです。
ストーリーは明治初期から始まるのですが、
当初は必死になって欧米に追付けと気合いが入っていましたナ。

それには富国強兵、軍備の強化拡充でした。
外国より大量の兵器、軍艦を購入。

今の北朝鮮の様に莫大な軍資金を使っています。

その結果、国民は重税に喘いでいたのですが、
”お上のやる事だ。仕方ない”と辛抱していたようです。

その中で素晴らしい軍人が生まれました。
海軍参謀の秋山真之(さねゆき)です。

古今東西、世界の海戦の戦略戦術本を読み尽くし、
果ては海賊の戦略や、戦国時代の武将の戦い方迄、
全てを調べ尽くしたと言うから、恐るべき能力です。


日本の海軍史上最高の参謀だと神話化、伝説化しています。

それだからこそ、あの日本海海戦の一方的な大勝利が齎された。

東郷元帥が夙に有名ですが、
あの海戦は全て秋山真之の作戦によって行われたものだそうです。

東郷はそれに「Yes」を与えただけ。

その痛快な海戦の模様は最後の締め括りの第8巻です。

それに至る迄の曰く因縁も星の数の様にあるのです、中々面白かった。