80才のハツラツ日記

愈々名実共に80才を迎え、人一倍好奇心を燃やして、元気な行動の随筆日記です。

「坂の上の雲」を読んで(1)

2008年10月15日 | 本の情報
司馬遼太郎著新装文庫版全8巻を読み切りました。
最後の第7,8巻などは誠に興味津々で、
僅か1日10時間で立続けに2巻を読んでしまった位でした。


元々昭和43年~47年の新聞小説で、53年に文庫版になり、
平成11年に新装版になったものです。

それで何故今頃読みたくなったのかと言いますと、

1.勿論まだ読んではいなかった訳ですが、
2.明治時代が事細かに叙述されていて、
  小説と言うよりノンフィクション、歴史そのものの様な気がしたのです。
  明治と言う時代について、全く目からウロコの落ちる気がしました。
3.来年後半にNHKから大河ドラマになって3年間13回も放映されますので、
  予め知って置きたい気もありました。


著者がその構想から執筆完了迄、10年を懸けた大力作で、
さすがに素晴らしいと言う気がします。


明治初期の伊予出身、正岡子規と秋山軍人兄弟の人となりから
始まるのですが、NHKのドラマでは、
正岡子規を香川照之、秋山兄の陸軍将校、好古(よしふる)を阿倍寛、
弟の海軍参謀、真之(さねゆき)を本木雅弘が演じます。

次回から何処が素晴らしかったかを、逐次批評を交えて紹介しましょう。