スパニッシュ・オデッセイ

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リマからパラカスへ

2014-11-21 10:49:32 | ペルー
  朝早く、リマを出発、一路、パラカス(Paracas)へ向かう。初日は順調である。海岸沿いの道路、「パンアメリカン・ハイウェイ」をまっすぐ、南へ行く。リマを出てしばらくは、綿花畑(英語で、“Cotton Fields”といったほうがいいか)が続くが、それが終わると、もう何にもない。木も草も生えていない砂漠である。砂漠というと、メキシコなら、ところどころにサボテンでも生えていそうなイメージがあるが、本当の砂漠は植物もないのである。また、さらさらした砂ではなく、固い土に石ころが転がっていた。SF映画「スター・ウォーズ」はペルーもロケ地の一つになったそうだが、なんとなくそれっぽいところもあった。

 当日の昼過ぎ、無事、パラカスに到着。写真の砂漠のすぐそばに海辺のホテルがある。当日は、ホテル周辺の散歩でのんびり過ごした。
 イカのミイラ博物館へは翌日行ったと思うが、どうも記憶があいまいである。メキシコにもミイラ博物館はあるが、ペルーのは数百年も前のミイラの名に値するようなものである(メキシコのはできてから数十年ほどのものもあり、あまりありがたみがない)。エジプトとは違って、わざわざミイラを作ったのではなく、乾燥した土地に土葬すると、ミイラになって残ることもあるようだ。
 このミイラ博物館で、たまたま筆者の勤務先の偉い人(日系人。その後、在リマ日本大使公邸襲撃事件で人質になった)と出くわした。ペルーは日本よりずっと広い国ではあるが人が住んでいる地域は限られているので、ばったり会ったとしても「奇跡」というほどのことではない。
 ちなみに、思いがけないところで、ばったり出会ったり、思いも寄らない人の訪問があったときなどは、スペイン語で  “¡Qué milagro!”(直訳英語では“What a miracle!”)ということもある。スペイン語では「奇跡」もずいぶん安っぽく使われたりする。 

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