阪神タイガースのドリス投手。フルネームは「ラファエル・ホセ・ドリス・エルナンデス」(Rafael Jose Dolis Hernandez)。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/90/459b009daa08348251cff693d3c5e0b8.jpg)
今回は父の父姓の「ドリス」(Dolis)についてである。
初め、「ドリス」と聞いたときは、女性の名前かと思った。「ドリス・デイ」の「ドリス」を思い浮かべた。ただし、女性名の方は Doris とつづる。
早速、Dolis を“Historia Apellidos”で調べてみたが、ヒットしない。そこで、“Geneanet”というサイトに当たってみると、フランス在住の Dolis さんがずらっと並んでいる。フランス全土に約1000人いるようである(“Descubra el origen del apellido”参照)。発音は「ドリス」ではなく、「ドリ」かもしれない。
キューバ出身である「デスパイネ」(Despaigne)や「デストラーデ」(Destrade)もフランス起源の姓であるが、ドミニカ共和国にもフランス起源の姓があるようである。
Dolis の場合、スペインにはこの姓を持つ人はいないようなので、ドリス選手のご先祖様かどうかはわからないが、フランス人の Dolis さんがフランス植民地であったハイチに農園主として渡っていったのであろう。その後、政変があり、キューバに逃げたフランス人がいたが、ドミニカ共和国にも逃げた人もいたのではなかろうか。イスパニョラ島(スペイン語では La Española だが、ハイチ語では Ispayola)の西側のハイチから東側へ行くとドミニカ共和国である。
それとも、フランス人農園主はキューバに逃れたが、農園の黒人奴隷はハイチにとどまり、フランス人農園主の姓 Dolis をもらうか、または勝手に名乗るかしたのだろう。その後、ドミニカ共和国へ流れていったのだろうか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/40/ac6b654825b17a20bbbf36bd4b9594d6.jpg)
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それとも、フランス人農園主はキューバに逃れたが、農園の黒人奴隷はハイチにとどまり、フランス人農園主の姓 Dolis をもらうか、または勝手に名乗るかしたのだろう。その後、ドミニカ共和国へ流れていったのだろうか。
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