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パプア・ニューギニアの言語、モツ語

2014-08-06 07:07:32 | パプア・ニューギニア
  パプア・ニューギニアはニューギニア島の東半分である。西半分は旧オランダ植民地で、西イリアンと呼ばれていた。現在はインドネシア領で、イリアンジャヤと呼ばれている。
 東半分がパプア・ニューギニアで、その南半分がパプアで、北半分がニューギニアである。南半分はイギリスが植民地にした後、オーストラリアが統治を引き継いだ。それに対して、北半分はドイツが植民地にしたものの、第一次世界大戦に敗れ、その後、オーストラリアの国際連盟委任統治領になったのである。
 そもそも、パプアという名称はポルトガル人が名づけたらしい。マレー語で「縮れ毛」という意味だそうだ。パプア側は主要部族の言語“Motu”「モツ語」がよく通じるようだ。このモツ語はオーストロネシア語族のマレー・ポリネシア語派に属す。ハワイの言葉と同様、必ず、母音で終わる。二重子音もない。促音(小さい「ッ」)も拗音(小さい「ャ」、「ュ」、「ョ」)も撥音(「ン」)もない。日本語の和語と同じである。


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