いろいろ縮小辞を紹介してきたが、ここでコスタリカ人がよく使う縮小辞“-ico(a)"に戻る。
“Chiquitita”のところで紹介したと思うが、縮小辞“-ito(a)”は何度でもつけることができる。「chica(小さい) → chiquita → chiquitita」となっていくわけである。
コスタリカ人は最後の部分を“-ito(a)”ではなく、“-ico(a)”にする傾向がある。いきなり、“chica”に縮小辞“-ico(a)”がついて、“chiquica”になったりはしない。
“-ito(a)”のあとに“-ico(a)”がつくので、結局[t]音が残り、“tico(a)”になるというわけである。
コスタリカ人のスペイン語を聞くと、やたらと“tico(a)”という縮小辞が出てくるので、コスタリカ人が言い始めたのか、それとも周辺国の人が言い始めたのかは不明であるが、コスタリカ人のことを“tico”というようになったらしい。
ニュージーランド人が自分のことを“kiwi”という例もあることだし、“tico”の場合も自ら言い始めたのではないかと推測している。
Haga clic por favor.
↓↓↓
スペイン語 ブログランキングへ
スペイン語とともに考える英語のラテン語彙の世界 (開拓社言語・文化選書)
好評発売中!!こちらは、このブログとは別物です。もちろん、トリビア満載です。