スパニッシュ・オデッセイ

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tico

2015-03-04 08:19:34 | スペイン語

 いろいろ縮小辞を紹介してきたが、ここでコスタリカ人がよく使う縮小辞“-ico(a)"に戻る。

 “Chiquitita”のところで紹介したと思うが、縮小辞“-ito(a)”は何度でもつけることができる。「chica(小さい) → chiquita → chiquitita」となっていくわけである。

 コスタリカ人は最後の部分を“-ito(a)”ではなく、“-ico(a)”にする傾向がある。いきなり、“chica”に縮小辞“-ico(a)”がついて、“chiquica”になったりはしない。

 “-ito(a)”のあとに“-ico(a)”がつくので、結局[t]音が残り、“tico(a)”になるというわけである。

 コスタリカ人のスペイン語を聞くと、やたらと“tico(a)”という縮小辞が出てくるので、コスタリカ人が言い始めたのか、それとも周辺国の人が言い始めたのかは不明であるが、コスタリカ人のことを“tico”というようになったらしい。

 ニュージーランド人が自分のことを“kiwi”という例もあることだし、“tico”の場合も自ら言い始めたのではないかと推測している。

 

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