Gracia は姓としても使われている。“Forebears”によると、絶対数1位はスペインで、31,850人。人口比ではジブラルタルが1位である。
さて、Gracia 家の紋章は以下の2種が見つかった。
ついでに、細川ガラシャの夫、細川忠興の家紋と、ガラシャの父、明智光秀の家紋を調べてみた。Gracia 家の家紋とそっくりだったら、大発見だったのだろうが、残念。ちなみに、家紋のようなものがあるのはヨーロッパと日本だけ、という話をどこかで聞いたような気がする。
【左:明智光秀の家紋 右:細川忠興の家紋】
さて、次に Gracias さんについて調べる。「ありがとう」さんはいるのだろうか。“Forebears”によると、絶対数1位は何とインドで、2815人。インドの Gracias さんは「ありがとう」と関係があるのかどうか、よくわからない。人口比1位はエル・サルバドルで809人。こちらはスペイン語圏なので、「ありがとう」さんだろう。しかしながら、“Las Tres Gracias”(三美神。輝き、喜び、開花を象徴する3人の女神)ということばもあるので、こちらに関係があるのかもしれない。
ちなみに、スペインには19人。単数の Gracia さんに比べると、ずいぶん少ない。
ここで心配になるのは Gracias さんに向かって「ありがとう」という時である。“Gracias”だけだと、姓を呼び捨てにしているようで、失礼にならないかという心配である。
“Muchas gracias”とか“Le agradezco mucho”などと、ちょっと言い方を変えれば問題なさそうである。
さて、gracial という語は小学館『西和中辞典』には掲載されていないが、gracia(「恩寵」、品さ」等)との関係が十分うかがえる。
名詞に -al という語尾がついて形容詞になる場合がある(例:nación ⇒ nacional、colonia ⇒ colonial)。しかしながら、gracia の形容詞形は -al ではなく、-oso(英 -ous)がついて、gracioso となるのだが、あえて、gracial という形容詞っぽい言葉が作られ、それが姓や商品名に使われたのだろうか。
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【左:明智光秀の家紋 右:細川忠興の家紋】
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ちなみに、スペインには19人。単数の Gracia さんに比べると、ずいぶん少ない。
ここで心配になるのは Gracias さんに向かって「ありがとう」という時である。“Gracias”だけだと、姓を呼び捨てにしているようで、失礼にならないかという心配である。
“Muchas gracias”とか“Le agradezco mucho”などと、ちょっと言い方を変えれば問題なさそうである。
さて、gracial という語は小学館『西和中辞典』には掲載されていないが、gracia(「恩寵」、品さ」等)との関係が十分うかがえる。
名詞に -al という語尾がついて形容詞になる場合がある(例:nación ⇒ nacional、colonia ⇒ colonial)。しかしながら、gracia の形容詞形は -al ではなく、-oso(英 -ous)がついて、gracioso となるのだが、あえて、gracial という形容詞っぽい言葉が作られ、それが姓や商品名に使われたのだろうか。
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