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コスタリカのスポーツ(2)サッカーのゴールシーン

2013-12-22 09:30:56 | コスタリカ

【グアテマラ国旗。国章に、コスタリカでも見られるケツァールが描かれている。】 

【中米共和国(1823-1839年)国旗。中米諸国はこの国旗をもとにしたものが多い。グアテマラのは水色の縞を縦にしたもの】
 サッカーは低得点のゲームだが、ゴールが入ったときの興奮度は野球の得点の比ではない。日本のアナウンサーは普通に、またはいくらか興奮気味に大きめの声で「ゴールです」というだけだが、コスタリカのアナウンサーは興奮気味などというものではない。
「ゴーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーール」というぐらい長い。
 秒ではなく、分で計ったほうがいいくらい長く叫んでいる。ゴールシーンを見逃した人は誰がゴールを入れたか知りたいのに、なかなか教えてくれない。これがラジオ中継となると、さらにイライラする。国際試合なら、コスタリカがゴールした場合は、アナウンサーが興奮しまくるので、すぐコスタリカのゴールだと分かる。反対にゴールを入れられた場合は、落胆の様子がありありなので、こちらも分かりやすい。問題は国内リーグである。アナウンサーがどちらか、ひいきにしていれば、分かりやすいが、中立の場合が一番困るのである。

 アナウンサーは興奮して、我を忘れているように見えて、実は冷静なのである。絶叫しつつ、手元の時計(ストップウォッチかな)を見て、時間を測っているのである。実は、このアナウンサーはうちの女房殿の知り合いである(この写真はかなり昔のものである)。
 ところで、コスタリカから日本にやってきてプレーしたのは、Wanchope(ワンチョペ)という黒人選手である。

 東京FCでプレーしたが、古傷があったためか、あまり活躍はできなかった。Wanchope というのはかなり珍しい姓である。もちろんスペイン語の姓ではないし、英語の姓でもない。どうもインディオ系の姓ではないかと思われる。そもそもインディオに姓があったかどうかも疑問である。
 実は、このワンチョペ選手、アメリカの空港で、女房殿が荷物をいっぱい運んでいるのを見て、手伝ってくれたそうな。

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