ドンドンこにしの備忘録

個人的な備忘録です。他意はありません。

「Ank : a mirroring ape」 佐藤究

2022年05月24日 19時53分35秒 | 作家 さ行
Ank : a mirroring ape (講談社文庫) 2022.5.22読了。
佐藤究 (著)

2026年、京都で大暴動が起きる。「京都暴動=キョート・ライオット」だ。人々は自分の目の前にいる人間を殺し合い、未曽有の大惨劇が繰り広げられた。事件の発端になったのは、「鏡=アンク」という名のたった1頭のチンパンジーだった。霊長類研究施設に勤める研究者・鈴木望は、世界に広がらんとする災厄にたった1人で立ち向かった……。



650頁の厚さですがほぼ一気読みでした。そうだったんですけど、ただ、どうしてもチンパンジーが発する警戒音を聞くと、チンパンジー同士、人間同士が殺戮を始めるということが納得できなかった。チンパンジーだけならまだいいんだけど、なぜ、人間まで? この点は説得力がない。これが納得できないので、小説自体の面白さが半減してしまった感じ。6点。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿