ドンドンこにしの備忘録

個人的な備忘録です。他意はありません。

「美丘」石田衣良読了!

2018年03月09日 23時00分34秒 | 作家 あ行
美丘 (角川文庫) 2018.3.9読了。
石田 衣良 (著)

美丘、きみは流れ星のように自分を削り輝き続けた…平凡な大学生活を送っていた太一の前に突然現れた問題児。大学の準ミスとつきあっていた太一は、強烈な個性と奔放な行動力をもつ美丘に急速に魅かれていく。だが障害を乗り越え結ばれたとき、太一は衝撃の事実を告げられる。彼女は治療法も特効薬もない病に冒されていたのだ。魂を燃やし尽くす気高い恋人たちを描いた涙のラブ・ストーリー。


ドラマは、みたんですが、原作は読んでなかった。
原作はドラマよりもずーっと、良かった。
特に、ドラマとは異なるラストはほんとにいい。
いやはや、久しぶりに、小説読んで泣いたよ。
それはともかく、一日一日を一生懸命に生きなきゃね。…7点。


「活字のなかだけにある、豊かな孤独の世界へ。」

「きみがつらいのは、まだあきらめていないから」 盛田隆二読了!

2018年03月06日 20時32分03秒 | 作家 ま行
「きみがつらいのは、まだあきらめていないから」 (角川文庫) 2018.3.6読了。
盛田 隆二 (著)

昼間は風俗で働く専業主婦、衝動的に彼に暴力を振るってしまう会社員、不倫が夫にばれて歳下の男と逃避行する女…今にも壊れてしまいそうな日々の中で、悲しみを背負った孤独な女性たち。そして、彼女たちを支えようとする不器用な男たち。誰かとつながっていたい、愛されたい。そんな切ない思いを胸に、彼女たちは懸命に“いま”を生き抜いていく。『夜の果てまで』の著者が丹念に描く、ひかり射し込む7つの再生の物語。


短編なんで、さらりと終わるけど、また、こういうのどれもうまくまとめられていて、いいっすね。盛田さん。
なかでも、「夜の果てまで」の元となったという、「舞い降りて重なる木の葉」がいい。
せつなくて、せつなくて、それがまたいい。「夜の果てまで」が読みたくなった。…6点。