ドンドンこにしの備忘録

個人的な備忘録です。他意はありません。

「きみといたい、朽ち果てるまで」坊木椎哉 読了!

2019年04月11日 15時26分04秒 | 作家 は行
きみといたい、朽ち果てるまで (角川ホラー文庫) 2019.4.10読了。
坊木 椎哉 (著)

疎外された人々が流れ着く街・イタギリの少年・晴史は、ごみ収集で家計を支えながら、似顔絵描きの可憐な少女・シズクと心を通わせ、苛烈な日常の中に居場所と安らぎを見出す。しかし運命は、静かに身を寄せ合うふたりを無情に引き裂き―。「ねぇ、お願いがあるの」薄れゆく意識の中、シズクが最期に望んだこととは?希望なき世界で出会ってしまった少年と少女の、恐ろしくも美しい究極の愛。涙と狂気のラブストーリー。




読み終わっても、なんのジャンルかわからん。
これがラブストーリーかどうかは知らないが、まあ、世界観も悪くないし、読みやすいし、結構気持ち悪いし、軽く楽しく読めました。
楽しくは読めたけど、この本から何かを得ようとは思っても無駄な系統の本だよ。…5点。(後から知ったけど実は第23回日本ホラー小説大賞〈優秀賞〉受賞作!なんだって)

「スローなブギにしてくれ」片岡義男 読了!

2019年04月08日 16時44分54秒 | 作家 か行
スローなブギにしてくれ (角川文庫) 2019.4.5読了。
片岡 義男 (著)

あらすじがアマゾンにもない!

「スローなブギにしてくれ」
「モンスター・ライド」
「ハートブレイクなんて、へっちゃら」
「ひどい雨が降ってきた」
「青春の荒野ってやつ」


40年ぶりかな? 再読。
当時は頭使って読んでなかったんだろうけど、
お洒落な感じの軽い小説ぐらいにしか思ってなかった、
再度読んでみて全然印象が違った。
結構深いし、しかもこれはれっきとしたハードボイルド小説だし。
18歳ぐらいの小僧にはそんなことも読み取れなかったんだなぁと。
しかし、ありったけタバコと酒とバイクだなぁ~。なんかいいなぁ~。
当時の自分にはどれもなくてはならなかったもの。
そして、今は全部手放してしまったもの…。
再読してよかった、面白かった。…8点。

「NO.6 beyond〔ナンバーシックス・ビヨンド〕」あさのあつこ 読了!

2019年04月04日 22時53分02秒 | 作家 あ行
NO.6 beyond〔ナンバーシックス・ビヨンド〕 (講談社文庫) 2019.4.2読了。
あさの あつこ (著)

“NO.6”が崩壊してネズミは去り、紫苑は留まった。紫苑は再建委員会のメンバーとして、国家の激変を目の当たりにする。何があっても変わらないでくれと、紫苑に哀願して旅にでたネズミの真意とは何だったのか?遙か遠くの荒野からネズミの心は紫苑に寄り添う。瓦解した世界のその後を描く、真の最終章。



こんな、後日談じゃー物足りないし、終わりがモヤモヤする。
紫苑とネズミの「再会の約束」はどうなったんだよ?
もう何でもいいから、続編かいてくださいよ。
あと、10冊ぐらいお願いします。…8点。

「NO.6♯1~♯9・全9冊」あさのあつこ 読了!

2019年04月02日 17時04分09秒 | 作家 あ行
NO.6♯1~♯9 (講談社文庫) 2019.4.1読了。
あさの あつこ (著)

2013年の未来都市“NO.6”。人類の理想を実現した街で、2歳の時から最高ランクのエリートとして育てられた紫苑は、12歳の誕生日の夜、「ネズミ」と名乗る少年に出会ってから運命が急転回。どうしてあの夜、ぼくは窓を開けてしまったんだろう?飢えることも、嘆くことも、戦いも知らずに済んだのに…。


このところ途中で放り出してばかりで読了できない本が続き、期待を胸に読み出したのが、NO.6シリーズ全9冊。1巻から9巻まで放り出すどころか9冊一気読み。久々に超面白かった。近未来SFなんだけど、なんかほんと一筋縄ではいかない複雑に絡み合うストーリーと謎。魅力的な登場人物。すばらしい世界観。あー、本って面白い!ちょっとBLはいってんじゃないかと思うのは気のせいか!?…8.5点。