ドンドンこにしの備忘録

個人的な備忘録です。他意はありません。

「日曜日と九つの短篇」 連城 三紀彦 読了!

2015年03月31日 16時06分31秒 | 作家 ら行
「日曜日と九つの短篇」 [文春文庫] 連城 三紀彦 (著)  2015.3.31読了 。

見知らぬ男の後妻となるホステス(「日曜日」)、20年前の恋人と再会するやくざ(「裏町」)、腹違いの子を育てる玩具店の女房(「棚の隅」)…。名作『恋文』の直後に書かれ、裏町に住むさまざまな人々の胸の思いをあざやかに掬い上げて、著者の新たなる到達点を示した珠玉の10篇を収録する短篇集。


たしかにうまいよなぁ。なんていうかなんでも物語にしちゃう。とくになんもない日常の中から物語りが作られていくんだけど、「母の手紙」だけは特別、なんかすさまじい。…6点。

「キッチン」 吉本 ばなな 読了!

2015年03月25日 01時55分53秒 | 作家 や行
「キッチン」 [角川文庫] 吉本 ばなな (著)  2015.3.22読了 。

家族という、確かにあったものが年月の中でひとりひとり減っていって、自分がひとりここにいるのだと、ふと思い出すと目の前にあるものがすべて、うそに見えてくる―。唯一の肉親の祖母を亡くしたみかげが、祖母と仲の良かった雄一とその母(実は父親)の家に同居する。日々のくらしの中、何気ない二人の優しさにみかげは孤独な心を和ませていくのだが…。世界二十五国で翻訳され、読みつがれる永遠のベスト・セラー小説。泉鏡花文学賞受賞。


なんか、今更だけど読んでみた。なんだろうな、雰囲気で読ませるというか、そっとそばになにげにいるよっていう文章。感動するんじゃなくて、じわっと心にしみこんでくるような感じ。でももっと俺は刺激が欲しい。…6点。

Alsamixerとかなんとか

2015年03月19日 22時30分52秒 | Lubuntu
ubuntu派生のデストロをいろいろ試していると、何かとサウンド関係のトラブルが起こる。
音が出ないだの、この前書いたヘッドホンを挿入してもスピーカーから音が出るなど、そんで、Lubuntuの場合だと、音量コントロールの設定のところから直せたんだけど、その肝心の設定が出ないデストロもあるのよ。

そんで備忘録。
まあ、たいした事じゃないんだが、あの設定画面(アプリ?)がなんでも、Alsamixerとかなんとか言うらしく。だもんだから、端末から”Alsamixer”と打ってあげれば出てくるわけでした。

Lubuntu なぜかヘッドホンとスピーカーの両方から音が出る

2015年03月07日 21時18分25秒 | Lubuntu
HP compaq nx6120にLubuntuをインストールした際、なぜかヘッドホンを挿入してもスピーカーとヘッドホンと両方から音が出ている。
なんとか、試行錯誤の末、ヘッドホンとスピーカーが普通に切り替わるようになったので、備忘録。

右下の音量コントロールのアイコンを右クリックして、音量コントロールの設定を開く。左から三番目のheadphone(たぶん正しくはheadphone jack senseという項目と思われる)という項目に→を押し移動、そこで”m”を入力。(なんでmなん? そんなんわかるかい!)

でも、それでうまくいった。

「恋文」 連城 三紀彦 読了!

2015年03月03日 22時29分43秒 | 作家 ら行
「恋文」 [新潮文庫] 連城 三紀彦 (著)  2015.3.3読了 。

マニキュアで窓ガラスに描いた花吹雪を残し、夜明けに下駄音を響かせアイツは部屋を出ていった。結婚10年目にして夫に家出された歳上でしっかり者の妻の戸惑い。しかしそれを機会に、彼女には初めて心を許せる女友達が出来たが…。表題作をはじめ、都会に暮す男女の人生の機微を様々な風景のなかに描く『紅き唇』『十三年目の子守歌』『ピエロ』『私の叔父さん』の5編。直木賞受賞。


さすがは直木賞と思えるんだから…。直木賞作品は読む時に自分でハードル上げちゃうんで、読んでから、なんでこれが? なんてことも多い。でも、この「恋文」は直木賞で当たり前なのだ。なんか普通にある普通の風景、夫婦関係。一見普通なんだけどそこから普通じゃないものが浮かび上がってくる時の驚愕。やっぱ恋愛とは一種のミステリーなんだなぁと思わせてくれる作品群。特に好きなのが『紅き唇』かな。…8点。