ドンドンこにしの備忘録

個人的な備忘録です。他意はありません。

「夫の彼女」 藤堂志津子 読了!

2018年07月31日 22時48分13秒 | 作家 た行
夫の彼女 (幻冬舎文庫) 2018.7.30読了。
藤堂 志津子 (著)

「おれを独身にもどしてくれないかなあ…」夫がつぶやくようにそう言ったのは、結婚後も勤めていた会社を辞めて、一年が経とうとした頃だった。矛盾と気まぐればかりの夫に翻弄される、妻・涼紀。見知らぬ「夫の彼女」に思いをめぐらせ、納得のいかない別居生活が始まったが…読み出したら止まらない、自分さがしのユーモア恋愛結婚小説。



なんか、どんどん展開がぐだぐだに。
そして、夫はどんどん煮え切らなくなり、
ラストもいまいちスッキリとしない終わり方だし、
ほんと、不完全燃焼な小説でした。…3点。

「健康診断という「病」」 亀田高志 読了!

2018年07月20日 21時38分46秒 | 作家 か行
健康診断という「病」 日経プレミアシリーズ新書 2018.7.19読了。
亀田 高志 (著)

飲酒量のウソは必ずバレる?がんは見つけられない?大人になっても、なぜ毎年身長を測るのか―20年以上前から産業医として勤務した著者が、現場で直面した様々なエピソードとともに、働く人にとっての真の健康や元気のためのヒントを紹介。




健康診断という「病」というタイトルからして、もっと過激な内容を期待したが、普通の産業医の経験を書いた本でした。…5点。


「男役」 中山可穂 読了!

2018年07月14日 14時16分01秒 | 作家 な行
男役 (角川文庫) 2018.7.14読了。
中山 可穂 (著)

トップ就任後二日目に舞台事故で亡くなった50年前も伝説の男役スター・扇乙矢。以後、大劇場の奈落に棲みつく宝塚の守護神ファントムさんとして語り継がれてきた。大劇場では月組トップスター如月すみれのサヨナラ公演の幕が開き、新人公演に大抜擢された永遠ひかるに待ち受ける試練と奇跡とは―。男役という稀有な芸への熱いオマージュを込めて愛と運命の業を描く、悲しく切ない恋愛幻想譚。



最初はどうなることやらと思ったけど、そこは作者さんを信じてほっぽったりしない。後半加速して引きずり込まれて、感動のフィナーレへ。愛と喝采の物語。でも、やっぱものたりなーい。…6点。(自分的には宝塚はもう結構です)

「依存症ビジネス」――「廃人」製造社会の真実 デイミアン・トンプソン 読了!

2018年07月10日 20時06分37秒 | 作家 た行
依存症ビジネス――「廃人」製造社会の真実 単行本 2018.7.10読了。
デイミアン・トンプソン (著), 中里 京子 (翻訳)

もはや病気ではない。最強最悪のビジネスモデルである。iPhone、フラペチーノ、危険ドラッグ、お酒、フェイスブック、アングリーバード、オンラインポルノ…私たちは、なぜこうも簡単に「病みつき」になるのか?元アルコール依存症のライターが、人間の意志の弱さにつけ込むテクノロジーとビジネスの共犯関係に迫る!



目新しいことはなかったけど、一番儲かる会社は、消費者を自社の商品の依存症に落としいれ、なんの苦もなく売り続け、儲けをせしめるわけで。酒も、タバコも、オンラインゲームもおんなじようなもんだ。国は絶対助けてくれない、自分は断固、抵抗するぞ!…5点。

「アルコール依存症がよくわかる本」小杉好弘 読了!

2018年07月02日 16時40分54秒 | 作家 か行
アルコール依存症がよくわかる本―正しい理解と回復のための68ケース 単行本 2018.7.2読了。
小杉 好弘 (著)

飲まずにはいられない…。どうしてもやめられない…。やめると言っていたのに…。アルコール依存症といわれる人の思い、家族がすべきことなどを、事例を通してわかりやすく解説。アルコール問題に困っている本人・家族、依存症にかかわる援助職に役立つ情報が満載の一冊です。




多くの実例を紹介しながら、その他コラムや豆知識なども掲載。アルコール依存症の人だけでなく、家族や、ケースワーカーなどアルコール依存症にかかわる人すべてが勉強になると思います。これを読むと「アルコール依存症」という病気が、ひとすじなわではいかないということがよくわかります。…7点。