ドンドンこにしの備忘録

個人的な備忘録です。他意はありません。

「二歩前を歩く」 石持浅海

2021年10月20日 19時34分09秒 | 作家 あ行
二歩前を歩く (光文社文庫) 2021.10.20読了。
石持 浅海 (著)

ある日、僕は前から歩いてくる人に避けられるようになった。まるで目の前の“気配”に急に気がついたかのように、彼らは驚き避けていく…。(表題作)とある企業の研究者「小泉」が同僚たちから相談を持ちかけられ、不可思議な出来事の謎に挑む。超常現象の法則が判明したとき、その奥にある「なぜ?」が解き明かされる!チャレンジ精神溢れる六編のミステリー短編集。



超常現象を推理するという変わったミステリー集。で、とりあえず大前提として超常現象に理屈をつけてもしょうがないから、その現象は認めてしまう。その上で、真相を解き明かしていくのだが、、、目の付け所がいいです。6点。

「年収100万円で生きる」吉川ばんび

2021年10月08日 15時41分02秒 | 作家 や行
年収100万円で生きる-格差都市・東京の肉声- (扶桑社新書) 2021.10.7読了。
吉川 ばんび (著)

トランクルームに住む「ワーキングプア」、劣悪環境で暮らす「ネットカフェ難民」、母の遺骨と暮らす「車中泊者」、田舎暮らしで失敗した「転職漂流者」、マスク転売をする「新型コロナで失職した男」……etc。



100万円あれば幸せに生きられるという系統の本ではなくて、100万円以下の年収しかなく、それで困難な生活を余儀なくされているという人々のドキュメンタリー、なんだけど、途中からその主題から話が大きくそれて関係ないっちゃ関係ない話に終始、そして著者の生い立ちの話で終わり。「年収100万円で生きる」はどこへ行ってしまったんだー? 5点。

「隠居生活10年目 不安は9割捨てました」大原扁理

2021年10月06日 15時19分24秒 | 作家 あ行
隠居生活10年目 不安は9割捨てました 単行本 2021.10.6読了。
大原 扁理 (著)

25歳で始めた隠居も気づけば10年目。
お金、地位、友人がなくても、気づけば毎日ハッピー。
それは隠居を始めたときから少しずつ「いらない不安」を捨ててきたからでした。
最近心がずっとざわざわしている、ぼんやりとした不安が常にある、
そんな人に読んでほしい1冊です。



著者の本を全部読んでいる自分にとっては、ほとんど目新しい記載はなく、過去本のダイジェストのよう。最後にちょろっと「不安」について書かれているが、わざわざこの本に求めなくても、どこにでもあるありきたりの情報で著者特有の解消法ではない。3点。