ドンドンこにしの備忘録

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「屍の聲」 坂東 眞砂子 読了!

2014年03月04日 13時32分17秒 | 作家 は行
「屍の聲」 [集英社文庫] 坂東 眞砂子 (著) 2014.3.4読了 。

「惚けてしまったおばあちゃんは生ける屍や。正気のおばあちゃんは死にたがっている」そう信じた少女は溺れる祖母を見殺しにした。そして通夜の席で一瞬、確かに祖母は蘇った―表題作「屍の声」のほか、5編の恐怖短編を収録。因習としがらみの中で生きる人間たちの、心の闇に巣くう情念の呪縛。濃密な風土を背景に描く、恐怖の原型とは。記憶の底に沈む畏怖の感情を呼び起こす本格ホラー小説集。


あ、これは、ホラーです。
やはり、風土色強いです。和的ホラーです。
単純に怖いというより、不思議な、そしてどこか因習的な怖さです。
「正月女」が怖かった。「正月に村の女が死ぬとその村の女7人つれて行く」という言い伝えが怖い。…5点。


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