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迷える古羊、どこへ行く/核禁/赤木裁判/統計

2022-12-07 09:52:07 | 日記

●12月12日(日)
★午後、シニア館の麻雀会。

終了後、見守りボラでSさんのアパート。
再発行してもらったバス券で上野のアメ横に行ってきたとか。テレビが毎日友達だとか。脚とか眼とかの状態は今一だけど、まあ、何とかやっているとのこと。医者からは毎日5000歩は歩くようにと言われているそうだが、初めてお会いした頃は2000歩以上は歩かないように言われていると仰っていたので、少しずつ体調は戻ってきているようだ。

高田馬場のスーパーとイエの近所のスーパー。

●12月13日(月)
★今日は寒いのでチャリでは寒い、歩いて行こうと思っていたら、何だかんだで予定していた時間より5分くらいイエを出るのが遅くなってしまった。このままだとやや遅刻するので、しょうがなくチャリにした。寒かった。

Nさん宅。
一番最初、東の1局目、配牌を見るとトイツが6つで待ちは一索単騎。
ダブリー・チートイ・ツモ・ドラ1(赤ドラ)で、いきなり跳満。その次はゴッパーで、今日は何となく良いかなと思っていたが、1回目こそトップだったものの、2回目以降は何をやってもダメ。最後までほとんどアガれず、トータルでも大きく凹んだ。

麻雀、こんなこともある。人生も同じだ。良いときも悪いときもある。

帰りも滅茶苦茶寒かった。スーパーに寄って買い物。

★彼女が「鍋」を用意して待っていてくれた。体が暖まって有り難かった。
元カミさんが先月アパートを引き払った時の精算明細書がようやく届いたようだ。

★18歳以下への10万円相当の給付を、現金とクーポン券に分ける分けないでかなり揉(も)めていたけど、昨日の西村の発言あたりから何だか様子が変わってきた。
今日の予算委員会で、岸田はどうやら現金のみの支給も容認すると方針を変更したようだ
これだけあちこちから不平・不満・苦情・混乱が起こり、ようやく岸田も世論に押されたか?

★10月31日の総選挙で当選した議員には、10月分の「文書通信交通滞在費(文通費)」100万円が丸々1ヶ月分支払われることになり、維新の議員が「おかしい」と言い出したことがきっかけとなって、文通費について見直しの議論が持ち上がってきた。

しかし、自民党は日割り支給については同意したものの、昔からの懸案である文通費の透明化(領収書の公開)などについては否定的、一旦、日割で合意した後でその他のことはじっくり話し合おうだなんて言い出した。

NHKの世論調査。
文通費について、今の国会でどうすべきと思うか?
 日割り支給だけで
     決めるべき   20%
 公開の義務付けも
     決めるべき   65%
 何も変える必要はない   5%

文通費を勝手に私的に本来の目的とは異なる使い方をしているからこそ、自民党は領収書の公開には強く反対しているんじゃないのか、と疑われても仕方がない。

そもそも、文通費とは、国会議員が議員活動を行う為に必要な経費を歳費(給料)とは別に確保して支給するというのが趣旨であって、給料ではない。
ところが国会議員たちは文通費を歳費と同じ第2の給料ぐらいにしか思ってない。多少は経費として使う部分もあるだろうが、一旦受け取ったら、もう後は何に使おうが勝手だろくらいの感覚しかない。領収書の添付はおろか、余ったら返金するだなんてとんでもないことなのである。給料はちゃんともらっていて、その他に経費分として税金から支給されているのだから、大事な税金、余ったら返すことぐらい本来なら当たり前であり、反対するなんてとんでもないことである。

国会議員がいかに常識にかけた人種であるかの証明でもある。

この文通費問題、何も今に始まったことではないという。
20年前、衆議院改革に関する調査会は、文通費の使途を公表するように求めていた。衆議院議長からの要請で調査会で議論された結果だが、勿論、議員たちはそんな公表だなんてことを受け入れるはずがない。

10年前には、ちょうど今、文通費の日割り支給が問題視されているのと同様、議員の歳費(給料)について、数日しか在職していないのに1ヶ月分の給料を丸々支払うのは如何なものかという議論があって、歳費については日割りへと改善されたものの、文通費についてはそのまま手つかずで、今に至っている。

数日しか在職していないのに1ヶ月分の給料を丸々もらえる会社が、世の中に一体存在するのか。それを思えば、政治家たちは長年“不正”をし続けてきたことになる。それが是正されたのがたったの10年前。
そして、文通費の使途公表に関しては、国会議員どもは20年もほったらかしで、今回もうやむやにしようとしている。
今、自民党は毎月国民からもらっている文通費を、国民の誰からも疑念を持たれることのないような清潔な使い方をしていますよと“証明”することを拒否している。

NHKの世論調査=国民の思いを自民党の連中はどう思う?

自民党は「先ずは各党が一致している日割り支給で法改正をし、使途の公開等についてはそれから議論すれば良いと野党側に提案したが、理解を得られなかった。
残念ながら野党側の理解が得られない以上、法改正案の提出は断念せざるを得ない」
みたいなことを言っている。
使途の公開等を回避するために、「日割り」を人質にとって、さらに“野党”を持ち出して醜い抵抗をしている。
なにが「一旦『日割り』で合意したあとで、その他のことはじっくり話合おう」だ。聞いて呆れる。一旦「日割り」で合意したら最後、後は全力で「透明化」に反対するのが見え見えだ。

「公開の義務付けも決めるべき」が65%。今の日本の不幸は、政府・自民党が国民の声を聞かなくなったことである。

自民党にとって、国民の思いなんか知ったこっちゃない。アベ時代もそうだったし、岸田なんか人の話を聞くとか言いながら、今回、完全無視だ。

岸田が言う「人の話をよく聞く」というときの「人」とは、国民の声ではなく自民党の声であることが、世論調査からも証明された。

●12月14日(火)
★12時、3人集合。今日も全然ダメ。先週後半からかなり深刻なスランプ。
元カミさんがちょっと顔を出してちょっと話をした。

★最高気温は6度台だった?

★国会の衆議院予算委員会で、来年2月だか3月だかに開かれる核兵器禁止条約の締結国会議に日本がオブザーバー参加しないことについて、
野党、「どうして(参加が)ダメなんですか? オブザーバー参加すれば日本の考え方を核兵器禁止条約の参加国に対して、説明する機会だってある。被爆国として核がどういう被害を及ぼすかということについても説明する機会もある」

岸田、「核兵器国を動かさないと現実は一歩も動かないという厳しい現実に何回もぶちのめされた。先ずはバイデン大統領、アメリカと信頼関係が出来ない内に参加するということになってしまうと、肝心の信頼関係そのものを損ねてしまい、現実が動かないことになってしまうのではないか」

何だかなあ・・・
「何回もぶちのめされた」と言うが、今のままじゃこれから先も「ぶちのめされる」事が恐らく永遠に続くのではないか。
バイデンと信頼関係を築く事で一体どれだけ核兵器廃絶に役立つというのであろうか。核兵器廃絶に対して何か意味があるのであろうか。
バイデンと信頼関係を築けたら、オブザーバー参加するのか。もしこの先もオブザーバー不参加を続けるということになれば、それはバイデンと信頼関係を築けなかったということになると思って良いのか。

核禁止条約の締結国会議で、日本が主張する「核兵器国を動かさなければ何も動かない」という考え方を堂々と述べれば良いと思うし、仮にそうしたからといってアメリカの機嫌を損ねることには全くならない。

核兵器禁止条約の締結国は、唯一の戦争核被爆国である日本には是非とも条約に加盟してほしいと願っていると聞く。「なぜ被爆国である日本が核禁止条約に賛同しないのか」と思うのは至極当然・必然である。
日本政府が核兵器禁止条約をガンとして受け付けない考えなら、せめてオブザーバーとして核兵器禁止条約の締結国会議に参加して日本の「核兵器国を動かす」という考え方・立場を説明すべきである。バイデンが大事というのであれば、「核兵器を廃絶するためには、アメリカと信頼関係を築く事が大事だ」という岸田の考えをオブザーバー参加して、堂々と言えばいい。

岸田やアベをはじめ政治家は二言目には「丁寧に粘り強く説明を続ける」が口癖だが、実際には本当に聞きたい説明なんかほとんどしたことがない。国際的にもそうするつもりは全くないようだ。
核兵器禁止条約から逃げまくっている。

ある新聞の調査によると、核兵器禁止条約の締結国会議への参加について、
 オブザーバー参加すべき  85%
 参加すべきでない     12%

核兵器禁止条約への参加については、
 参加すべき        71%
 参加すべきでない     27%

ここでも岸田は「国民の声」から完全に乖離していることが証明された。

NATO加盟国のドイツは、核の傘に守られているという意味において日米安保の日本とは同じ立場にあるが、ドイツの新政権は、締結国会議にオブザーバーとして出席するとのこと。
ドイツに出来て日本に出来ない理由は何か。

本当に心の底から核兵器廃絶を願って已(や)まないというのなら、核兵器保有国や日本も参加するNPTに拘(こだわ)る必要は全くなく、核兵器禁止条約って一体どういうものなんだろうとオブザーバー参加して、少しでも研究してみるくらいの積極さ・熱意があったとしても、別にバチが当たるようなことは何もないと思うが。

要するに岸田が、自分は広島出身だから核兵器廃絶に今までの誰よりも積極的に取り組むなんて言っているのはウソ。積極的でも何でもない。ただの人気取り。
ドイツの方がよっぽどマシ。

●12月15日(水)
★東京の今朝の最低気温は2.6度で初霜だったそう。
★朝10時、元カミさんが出掛けていった。
★ブログ、9日分更新。
★午後、歩きで買い物。酒粕は以前買ったときはフードロスになったと思うが、また買った。
中華料理店をチェックしながら歩いた。10軒くらい。彼女に中国の鍋をご馳走になってばかりなので、お礼にご馳走したい。
背中が重くて、ちょっと歩道脇に腰かけて休憩。

★さっき早稲田通りを歩いていて映画館の前を通ったときに、予告ポスターにスライ・ストーンの姿が写っていた。自分はファンクは聴かないが、スライが素晴らしいミュージシャンであることはよく分かる。
映画のタイトルは「サマー オブ ソウル」。ポスターからしても、ウッドストックと同じ感じのソウル フェスがあって、そのドキュメンタリーかな。知らないアーティストの方が多いけど、スライだけでも観る価値はありそう。観に行くかも。

★森友学園に関する決裁文書の改竄(ざん)に関与させられて自殺した財務省職員赤木さんの妻が国を訴えていた裁判で、国は争う姿勢を示していたが、一転、賠償請求を全面的に受け入れることにしたとか。

赤木さんの妻が求めていたのは、確かに賠償もあったのかもしれないが、そんなことより何よりも、財務省理財局長・佐川らの上司たちが具体的にどのような“業務命令”を出したのか、なぜ赤木さんが自殺に追い込まれたのか、真実を明らかにしたいという思いで裁判を起こしたのである。

しかし、国が賠償請求を受け入れたことにより、裁判が突然終了してしまった。佐川はじめ財務局幹部や赤木さんの上司・同僚らの証人喚問もなくなった。こうして、妻が求めていた夫が自殺を選ぶほど追い詰められた真相の解明は永遠に出来なくなってしまったのである。

国は賠償請求を認めることにより、自ら敗けを認める選択をしたが、国にとっては賠償金をすんなり払ってでも改竄(ざん)指示の真相を隠し通すことの方が重要であったのだろう。真相を明らかにされたらマズかったのである。

国は実に“赤木さん思い”のコメントを出している。
「赤木さんが強く反発した改竄指示への対応を含め、森友学園案件に係る情報公開請求への対応などに忙殺され、精神面などに過剰な負荷が続いて自殺したことについて、国の賠償責任を認めるのが相当であるとの結論に至った。いたずらに裁判を長引かせるのは適切でない」

ものは言い様だ。「裁判を長引かせるべきでない」だと抜かしやがった。反吐が出そうだ。

そもそも、赤木さんが自殺したのは忙しかったというよりは、いくら上司の指示とは言え、やってはいけない公文書の改竄(ざん)に手を染めてしまったことを、悔やんでも悔やみきれず、精神的に追い込まれた末に自らの命を絶ったものであり、国のコメントの中では確かに「改竄指示を含め」という表現にはなっているけど、「対応に忙殺」に話が移っていていて、赤木さんの自殺は「改竄指示」が原因であるという点がボカされているように思えてならない。

巧みな言葉遣いで本質がずらされている。

財相、「私どもとしては、新たな資料の提出を含めまして、可能な限り対応してですね、訴訟を通じて出来る限り丁寧な対応に努めてきたと、そういう風に思っております」

何が「出来る限り」だ。これ以上の資料提出も証人喚問もしたらまずいから、強制的に打ち切ったくせに。反吐が出そうだ。

赤木さんの妻、「ふざけんなと思います」「不意打ちで卑怯だ」「卑怯なやり方で裁判を終えられてしまって、夫は何て言うだろう。こんな形で終わってしまったことが悔しくてしょうがない」

国は、赤木さんに対して改竄の指示があったことは認めているが、誰がどのような言葉で指示したかのかについては、一切明らかにしなかった。証人喚問を拒否した。妻の願いは見事に裏切られた。

真相隠しが見え見えのこんな汚いやり方では、赤木さんの妻ならずとも国民の多くが憤(いきどお)りを覚えるに違いない。
相変わらず国の隠蔽(いんぺい)体質、身内優先、国民無視、不誠実で説明しない政治が続く。

岸田は二言目には「丁寧に説明をする」とか言っているけど、今回も完全に説明拒否。

とにかく、政治家・役人は絶対に信じちゃダメだ。

★国土交通省の「建設工事受注動態統計」は、国から抽出された全国約1万2000の建設業者が、公共機関・民間から受注した工事金額を示すデータである。GDPの計算にも使われ、国の統計の中でも特に重要な「基幹統計」とされている。
調査票は事業者から毎月都道府県を通じて集められるが、期限までに提出がなかった事業者分については、推計の受注額を計上しているそう。しかし、その後、実際のデータが企業から提出されると、推計受注額はそのままにして更に受注実績を計上していたという。つまり、二重計上していたというわけだ。

国交相、「期限を過ぎて提出された過去の調査表の情報を当月分に含めて集計していたことは事実です」

この不適切は取り扱いは少なくとも8年前から続いていたと見られているそうだ。

今年4月以降は、会計検査院の検査を受けて是正され、また、去年4月以降の分については正しく集計し直して適正なデータに修正されたとのことだが、それ以前については統計が実態よりも大きくなっていた可能性が高いとのこと。二重計上されていたとすれば当然そういうことになる。

「統計」といえば数年前のアベ時代にも、厚労省の「毎月勤労統計」で不適切な手法が行われていたことがあって、その時政府は56の基幹統計について一斉点検を行い、全部で22の統計に手続き上のミスなどが見つかっていた。
当時のアベ、「今回の統計をめぐる問題を受けて、各府省が所管する統計について再発防止や統計の品質向上に向けて徹底した検証を行うこととした。そうした結果を踏まえつつ総合的な対策を講じていきたい」などと、大層ご立派なことをほざいていたが、何が「徹底した検証」だ。結局今回の「建設工事受注動態統計」の二重計上という失態は、一斉点検では見落とされたか、あるいは意図的に隠蔽(ぺい)されたことになる。

国交省の担当者、「我々としては法令違反という認識はないが、統計法の所管官庁がどう判断するかは分からない」と言ったらしい。

法令違反の認識がないなんて、何だか極めて無責任な感じがする。
統計の集計をしたのは、まさか素人ではないだろう。それなりの実務経験のある人間が作業をしたはずで、二重集計になるかならないかというのは、そういう人間にとっては基本中の基本であろう。もし統計に素人の自分がやったとしても、このやり方は何かおかしいと感じるであろうくらいの基本であろう。
むしろ、二重計上は意図的であったと考える方が自然である。

もしかしたら実際、法令違反ではないのかもしれないけど、二重計上するかしないかは統計の基本中の基本問題であるはずだし、決して許されて良いはずがない重大問題である。
不正を何年も続けていておいて、「法令違反違反の認識はない」はないだろう。

自分に言わせれば、二重計上はむしろ意図的であったと言って良いくらいだ。

勤労統計の時は、雇用保険の支払いが過少になるということが起きた。
今回の建設工事受注動態統計の二重計上では、GDPが実際より大きくなる可能性が当然のことだが高くなるはずだ。実際の経済成長率も高くなる。

アベは第2アベノミクスの第1の矢でGDPを600兆円にすると豪語したが、その方法の一つとしてGDP算出の統計方法を変更し、それによって20~30兆円を自動的に作り出した。まさか、GDPを少しでも大きくしようとして二重計上を見て見ぬふりをしたわけではないとは思いたいが・・・

絶対に信じちゃいけない政治家・役人ならば、そんなことだってやりかねない。

●12月16日(木)
★9時半、生涯学習館の麻雀会。

★夕方帰宅すると、元カミさんがいない。朝、自分が出掛けるときは彼女はまだ寝ていたので何も話は聞いてないし、そもそも彼女がどこに行こうが外泊しようが別に構わないのだが、ただ、やはり、せめて今日は帰ってくるのかどうかくらいは知りたいよなと思っていたら、7時半に帰ってきた。

独り暮らしが長くなってそれに完全に慣れてしまって、独り暮らしの方が合っていると思うし、独りの方がずっと楽だと思う。それでも、帰ってくるのかこないのか分からないと何となく寂しいというか、心配する自分がいた。

彼女が居候を始めて約1ヶ月、大晦日には中国に帰る。そのくらいの短期間なら良いけど、もし、長期間一緒に居るとなると気持ち的にはちょっときついかな、自信がない。

彼女が居て嫌ではないけど、嬉しい気持ちと面倒な気持ちと半々かな。複雑な気持ちだ。嫌ではない。

★昨日も述べた「建設工事受注動態統計」の二重計上問題の続き。
国交省は「手引き」を作成し、調査を行う都道府県に書き換えを指示していた。そのため、8年前から二重計上が発生した。(「手引き」を作成して書き換えを指示したということは、これ、立派な犯罪じゃないの?)
2019年11月の会計検査院の指摘を受け、20年1月には国交省は都道府県に対して、「上乗せを書き換え」を中止するように指示を出した。

しかし、今年の3月まで、国交省は都道府県から上がってきたデータに修正テープを使って?数字を書き換えていたという。

委員会で野党、「統計書き換え、どうも大臣の答弁が分かりづらい。(書き換え指示を止めてから)都道府県からは正しい統計が上がってきた。しかし、国交省において、これまで書き換えが行われてきた統計の手法を踏襲していた。(書き換え指示が終わっても)書き換え(が続いていた)ということでよろしいでしょうか」

岸田、「従来の方式を正当化させるためとか隠蔽(いんぺい)させるために、これをやったのではない。国土交通省においても第三者委員会をつくり、そして総務省においても統計委員会という第三者委員会においてしっかり検証し、信頼回復に向けて努力していかなければならない」

8年間の「改竄(かいざん)」でさえ決して許されることのない大不祥事であるというのに、それに加えて、問題点が会計検査院から指摘された後も修正テープで数字を「改竄」したというのであれば、これも立派な「犯罪」とは言えないのか。
岸田の「正当化でもないし、隠蔽でもない」との発言はよく分からないなあ。

2019年11月に不正がバレた後、もし、2019年度と2020年度との継続性・整合性や比較のために、今年3月まで不正を意図的にやっていたと言うならば、2019年度を全部正しい数字に書き直せば、何もわざわざ2020年度も不正を意図的に継続しなくたって済んだと思うが。

もう、アベ時代からこんな話はいくつも出てきた。政治は不正だらけ。

政府にも役所にも、多少なりともまともな人間はいないのかね。
何か日本ってレベル低いなあ。

レベルというのは経済力のことではない。道徳のことだ。

●12月17日(金)
★アメリカのFRBは、金利上昇が急速に進んでいることを受け、金融政策の変更時期を早めるようだ。政策金利上げ?

★10時くらいだったかな、元カミさんが目白の美容院でカットをするとかで出掛けていった。

その直後、母から来てほしいとの電話。
「今日は夕方、食事に行こうと思っていたんだけど、う~ん、分かった。朝食が済んだらなるべく早目に行くよ」

1時少し過ぎ実家。マンションの管理費と修繕費の支払いを大分溜めちゃったようだ。振り込みをしようと思ったけど上手く出来なかったとか。
母の代わりに近くのATMで振り込んできた。3人で肉まんを食べた。

元カミさんにLINE。「4時までに帰る」「美容院のあと、病院が昼休みで薬をもらえなかったので、もうイエに帰ってきた」

★4時前に帰宅。
二人で高田馬場の方へ、中国人が入りそうないくつかの中華料理店の前を通って行った。一沐麻辣湯、老四川麺館金満軒、胡家小館、張亮麻辣湯、本格熊猫、そして結局入ったのは沙県小吃という小さな店。
店員も客も皆中国人ばかりのようだ。店員の愛想は良かった。自分は牛肉のビーフン麺みたいなのを頼んだ。まあ、特別美味いというわけではないが、まあ、美味かった。

外食は滅多にしない。一人でとなるとそれこそ稀であるが、たまになら悪くはない。
「中国から帰ってきたら西川口でなくて高田馬場に住んだら」
「西川口は中国人が多すぎる。大宮にしようかと思っている。家賃安いし」
帰り途中、不動産屋の物件情報を見て、「ここら辺は高いわね。また日本に戻るのは来年の3月だから、それから考える」

ということだけど、コロナのこともあるし3月に帰ってこられるかどうかという懸念がないわけでもない。

★群馬で大きなクラスターが発生したようだ。東京の新規感染者数が20人なのに、群馬では52人。全国でも183人だから、いかに群馬が多いか。最近はやや下げ止まりの傾向が続いているし、リバウンドの兆候かと心配されている。
何でも、オミクロン株という変異株の市中感染が確認されたとかどうとか。

★森友学園に国有地が異常な安値で売却され、その時の決裁文書を改竄するように上司から指示されことを苦にして自殺した財務省職員の赤木さん。
赤木さんの妻は、夫が自殺に至る経緯を知りたいと国を訴えていたが、国は卑怯にも「はい、分かりました。要求された請求金はきっちりミミを揃えてお支払いします」と言って、裁判を途中で終わらせてしまうという手に出た。これで真相解明に繋がる財務省の役人らへの証人喚問が出来なくなってしまった。

妻は国が裁判を終結させる手続きをとったことに対して、抗議文を財務省に提出したそうだ。
妻、「国はこれ以上裁判が進むと、国にとって都合の悪い事実が明らかになっていくので、真実を隠すために請求金を支払うことにしたのでしょう。
夫はまた国に殺されてしまったと思います。このまま夫の死の真相を知ることができなければ、夫と同じように自殺に追い込まれる公務員が出てくるでしょう」
「夫が自殺に至った経緯や理由を説明すべきです」
「こんな形でまさか終わるとは思っていなかったので、言いたくなかったんですけど、やっぱり、ふざけんなと思います」

赤木さんは大人でいらっしゃるから「言いたくはなかった」と遠慮しながら仰(おっしゃ)っているけども、自分なんか思ったことを平気で言っちゃう方だから、赤木さん本人でない自分ではあるが、日本の政治家や役人には国民のことを思う気持ちなんか微塵もないと、はっきりと言うことができる。

岸田は「人の話をよく聞くのが特技」とか「よく説明をする」とか何とか言っていたが、全くの嘘であることが今回の一件で明らかになった。

赤木さん(夫)は、非常に無念の思いで詰め腹を切らされたが、国にはそんなことはどうでも良い。人が一人死んでも、国には自分達にとってバレては不味いことを覆い隠すことしか頭にない。
国が国民の側に立った「人間味」のある政治を行っているとはとても思えない。
財務省が森友事件の真相を隠すために公文書を改竄した(赤木さんに指示した)ことと、裁判で真相が明らかになるのを恐れて裁判を強制的に終了させたこととは、元を辿れば全く同じ根っ子であり、政治家や役人の隠蔽体質・汚い本質が何も変わっていないことを証明した。

その事は誰よりも赤木さんの妻が一番よく理解しているはずだ。

「日本、ふざけんな」
(というハッシュタグを作ったらどうなるだろう。以前、「日本 死ね」とかいうのがあった)