DOKKENBARへようこそ

DOKKENBARへようこそ

迷える古羊、どこへ行く/アベ5年

2017-12-30 13:19:37 | 日記

●12月26日(火)
*診療所で紹介状を2通もらった。
その足で総合病院へ。肝臓内科と循環器科。
肝臓の方は、ビリルビンの値は高いが、心配する種類の高数値ではないとのこと。
心臓の方は右脚ブロックとの結果が出ていた。以前にも何度か右脚ブロックだと言われたことがある。
「身内で突然死した人はいますか」
「いないと思います。母は自分が4歳の時に亡くなりましたが、結婚する前から病弱で数年の命と言われていたのに出産して亡くなったので、突然死ではないと思います」
念のため年が明けたら24時間心電図と負荷心電図という検査をするとのこと。心エコー検査は今月受けたばかりでコンピュータにも映像が保管・記録されているので無し。

*一旦帰宅、食事。徒歩で新宿、京王線で赤堤の実家へ。
母は食欲がないので病院に行って留守だったが、30分ほどで戻ってきた。背中の手術後に服(の)んでいる痛み止めの薬の副作用ではないかとのこと。
ウチは神道。神棚を掃除し、注連縄(しめなわ)を取り替えた。但し、今日は全体の半分。
イエの中を掃除機で掃除。母には前屈(かが)みになる掃除は辛いので。
父は先日からPCで年賀状を作成していたが、プリンターが壊れちゃったとかで、新しいのを買ったり何だりで、今日も自分の部屋に籠もりっきりだった。
因みに自分はPCは全然詳しくない。プリンターなんて殆ど触ったことがない。92歳の父の方がよっぽど詳しい。自分のイエにPCはないし、ブログをやる分にはタブレットだけで十分だし、特にPCを使う必要はないけど、シルバー会でパソコン教室があるから、基礎だけでも教えてもらおうかな。時間はあるし。

新宿から徒歩で帰宅。階段、1段飛ばしで13階。

*今日で第2次アベ内閣発足5年。
アベは名目GDPが約1割増えて過去最高水準、有効求人倍率も過去最高水準、経済成長の継続期間は戦後2番目?の長さ・・・アベノミクスの成果を強調している。
「この5年間経済最優先で取り組み、さまざまな改革に全力で取り組んで参りました。景気回復のうねりが中小企業や非製造業の皆さんにも広がっています。この5年間で経済の好循環が確実に生まれている

経済の好循環は本当に確実に生まれたのか?

アベノミクスで好循環が達成できているなら、物価上昇率は2%に届いているはずである。確か直近で0.8%だったと思う。GDPの半分以上(6割?)のウェイトを占める個人消費だって今一ピリッとしない。個人は将来不安で消費を控え貯金をしている。

もし好循環が達成できているのなら、デフレ脱却のために来年の春には3%の賃上げをしてほしいと、どうしてわざわざアベ自身が経団連に直接要求する必要があるのか?

それに、「もはやデフレではない状態」という言葉をアベはよく使っているが、ニュースのテロップは「デフレ脱却のため(3%~)」と書いてあった。アベが正確にはどういう言葉を使ったかは不明だが、もしテロップにあるように本当に「デフレ脱却のため」と言ったとすると、アベ自身がまだデフレ中だと認めたことになる。

それはともかくとして、あと、「やれば出来る。やるか、やらないかだ」と啖呵を切って約束した待機児童ゼロは5年経っても達成できずに先送り。
女性の地位向上なんて、「3割」を諦めるなど全く“明後日の方”で口先だけ。
そして他の何よりも大事な財政再建問題、その第一歩であるPBの黒字化2020年達成も諦めたっきりで、新たな財政再建の道筋すら示していない。

福祉はどんどん削られるばかりだし、逆にその負担額は増える一方。

貧困は相変わらずだし、格差の存在も依然大きな問題だ。

加計・森友はどうなった? 多くの国民がアベ・政府の説明には納得していないにもかかわらず、丁寧な説明はもう終わった。

加計・森友は、政府が政策を上手くやっているかいないかという話以前に、そもそも人物・政府が信ずるに足るかどうかという、政治にとって一番基本・根本となる問題を提起した。

信用できない人物・政府が日本を牛耳っている。

自分は、アベが何故デカい顔をして永田町辺りをウロウロできるのか理解できない。

*全国にある子供食堂の草分け的な存在である中本忠子さんが、内閣府から大臣表彰を受けた。
中本さんは、満足に食事も与えられないような家庭環境が非行の背景にあるとして、子供の立ち直りを支援するために自宅を開放し食事を提供する活動を40年以上も続けてこられた。
「先ず空腹と孤独。お腹が空いとるのと孤独になった時に良いことは考えられず、悪いことばかり考えて犯罪に手を染めるということ」

環境を整えてあげれば、どんな子供でも立ち直れると信じて中本さんは活動を続けてきた。

政府は、このような子供や若者の育成支援活動などで功績のあった個人・団体を毎年表彰しているという。
表彰するのも良いけれど、それより政府・自治体が金を出して子供食堂をたくさん作っても良いんじゃないか。中本さんがやっているような子供食堂があちこちにあるということは、裏を返せば、政府の手が子供達に届いていないということである。民間と政府が補い合うという考え方もあるが、本来は政府の役目である。

食堂だけじゃなく、学童を一時預かったり、勉強させたり遊ばさせたり、楽しい企画を催したり、が1ヶ所で出来る・・・そんな公的な施設が全国にあったら良いと思う。おばさん達も働けて生き甲斐も出来るし。

*今年のノーベル平和賞は、国連での核兵器禁止条約の採択に大きく貢献した国際NGO、ICAN(アイキャン)に贈られたが、そのICANの事務局長が1月に日本を訪れる予定だという。
ICANは広島・長崎で講演会を開くほか、アベに会いたい、各党の幹部を集めて討論会をしたいと希望していて、それを政府や各党に打診しているらしい。

日本政府は、核兵器禁止条約は核保有国と核非保有国との亀裂を深めるだけだとして、条約に参加していない。

アベの対応が見物である。

*1月に24時間心電図をとることになったが、風呂・シャワーと電気毛布はダメと書いてある。
自分は電気毛布を使っている。寝具といえば1年を通じて電気毛布1枚だけ・・・ 毛布の中の金属の線が体に着けた心電図に影響を与えるからダメなのであろうが、スイッチをオンにしなければ大丈夫なのかな。オフにすれば金属の線が入っていても良いのかな。病院で訊いてみよう。

もしスイッチが入っていないのに使っちゃいけないとなると、困ったなあ、他には何もない・・・
そうだ! 隣の部屋のベッドに「老婆」の掛け布団があったはずだ。もしもの時はそれを使おう。

●12月27日(水)
*昨日、東京は風が強かったが、北海道や日本海側では大雪で大変なことになっているようだ。留萌では灯台が激しい波と風で倒れて無くなっちゃったとか。

*お客様相談室に電話して、「Cレモで使われている果糖ブドウ糖液糖って人工甘味料とは違うんですか?」
トランプは毎日1ダースものダイエットコークを飲んでいるらしいが、ダイエットコークに使われている人工甘味料アスパルテームを摂りすぎると体に良くないと聞いた。自分はCレモをガブガブ飲むわけではないが、毎日必ず飲んでいる。そこで念のため確認の電話をした。

果糖ブドウ糖液糖の原料はデンプンで、それを酵素で分解して・・・ということで人工甘味料じゃないとのこと。その点は安心して良さそうだが、飲み物のカロリーって結構高いので気を付けなければならない。

*今日も風が強くて寒い。
銀行、郵便局で月末の支払い。
今月の家賃は来年1月4日に自動引き落としされるが、そうすると残高がほぼウン10万円ピッタリとなる。ところがそのためには今日からの年末年始を1261円で生活しなければならない。もし今日1000円でも現金を引き出しちゃうとウン10万円を割り込んでしまう。だけど通帳の1月4日の残高は、切りの良いウン10万円を印字したい・・・

それにしても1261円かあ・・・ 実家に行く交通費くらいしかない。髪の毛を切るのは来年だ。クレジットカードがあるとはいえ、持ちこたえられるかな。今年の年末年始はいつの年にも増して心細く情けない年明けとなりそうだ。

*いつも買い物に行く高田馬場までの途中に、シチズンプラザというところがあり、ボーリング場とスケート場があるのだが、運動と気分転換のため久し振りに(過去30年で1回あったかなかったか?)滑ってみようかなと思い、どんな感じか様子を見ようと中に入ってみた。

自分は子供の頃からスポーツ非万能であまりスポーツは得意ではないが、スケートは何回か行ったことがある。別れたカミさんと最初のデートもスケートだったし、大学の体育の授業の一つはスケートを選択した。まあ、スケートをやるといってもハーフスピードの靴で水族館のマグロのようにただリンクをグルグル回るだけだが・・・

中のリンクでは今人気のフィギュアスケートの練習をしている子達もいた。一番気になる料金は、スケート券が1300円ほど、靴券が500円ほど。1800円かあ・・・
ちょっときついかなあ・・・ やるとしても1年に1回だなあ・・・

*ブログ更新。
今日更新したブログの中で、最近のエルサレム問題を切っ掛けにした中東問題に関して、アベの“積極的平和主義”姿勢を批判したが、ブログを更新した直後に、いま中東を訪れている河野外相がイスラエル首相に対して、東京にイスラエル首相、パレスティナ議長、トランプの娘婿(むこ)が集まって和平の話し合いをするよう提案したとニュースで報じられたのを聞いた。

良いことだ。日本が当事国の仲を取り持つのは当然のことである。自分は以前アベの“積極的平和主義”を非難したとき、日本が中東和平にもっと積極的になるべきだと言った記憶がある。

自分はこの提案を持ち出したのはアベじゃなくて、河野だと思いたい。河野は何と言っても河野洋平の息子だ。その点で多少期待が持てる。

因みに、河野の提案に対するイスラエルの答えは、「アメリカと相談する」だそう。


迷える古羊、どこへ行く/国連臨時総会

2017-12-27 23:54:58 | 日記

●12月21日(木)
*ブログ。
*JALが偽メールを受け3億円以上も騙し取られたとのこと。

*日銀は今日の金融政策決定会合で、現在の大規模金融緩和策・マイナス金利策を当面維持すると決定したとか。
黒田は、雇用情勢が順調で株価が好調など、景気の回復基調が続いていると自慢しているが、株価の好調さが維持されているのは日銀自身がETF(上場投資信託)を年に数兆円の規模で購入して株価を下支えしているからじゃないの。

そもそも日本の景気が多少なりとも良好なのは、アメリカ経済が底堅いからではないのか。円安で好調な自動車を除く日本本来の自力だけでは、果たしてどれだけの好循環が出来ているのやら。どれだけ経済が回っているのやら。

一方、低金利のため、特に年金生活者などはまるっきり利息は当てにならない状態だし、金融機関は利ざやを稼げず、特に地方銀行の半数以上は本業で赤字ということだし、緩和の継続が副作用を生んでいる。

異次元の金融緩和によって、2年程度で消費者物価指数の2%上昇を実現すると豪語していた黒田だが、4年半以上経った今でもまだ0.8%と目標にはほど遠い。もはやデフレ状態ではないとアピールすることにより、目標が未だに達成できず約束を果たしていないことを誤魔化している。
テーパリング、出口政策、QExit(金融緩和政策からの脱却)・・・一刻も早くやらなければならないのに、その前提すらまだまだ前途多難だ。

いっそのこと、物価上昇率が2%に届かなくても、1.5%くらいでも、思い切って“出口”を始めるか?

*一歩も出ず。一言喋った。間違い電話があったので。

●12月22日(金)
*冬至。
ブログ少々。
*国連の緊急総会で、「エルサレムの地位変更(エルサレムがイスラエルの首都であるとアメリカが認めたこと)は無効である」とした決議案の採決の結果は、賛成128、反対9、棄権35、欠席21となった。

反対は、イスラエルとアメリカだけかと思ったが、それプラス7ヶ国、つまりグアテマラ、ホンデュラス、トーゴ、マイクロネシア連邦、ナウル、パラオ、マーシャル諸島も反対に回った。いずれもアメリカから多額の経済援助を受けている国らしい。

また棄権した国は、オーストラリア、カナダ、メキシコ、アルゼンチン、フィリピン、東欧諸国の一部などらしい。

国連総会に先立つこと数日前、国連では安保理事会が開かれ、同じ決議案が14対1、圧倒的多数にもかかわらず、アメリカのVETO(拒否権)によって否決された。
安保理で、アメリカ国連大使ヘイリーは「今日の安保理は侮辱だ。決して忘れない」と述べた。(ヘイリーだったかトランプだったか、国連への拠出金を払わないと言ったような・・・)

更に国連総会での採決前には、180以上の国の国連大使に“脅し”ともとれるメールを送っていたという。
総会の場でもヘイリーは、「トランプ大統領は採決を注意深く見守るだろう。私は、どの国がアメリカに反対したか報告するように求められている。我々は投票結果を全て銘記する。
アメリカに同調しなければ、大統領とアメリカに対する直接攻撃として受け止めさせていただく」と述べた。

トランプ自身も、「我々から数億ドル、数十億ドルも受け取っておきながら、国連総会で我々に反対するなら、すればいい。我々はしっかり見ている。カネが節約できるし、好きにすればいい」

もし決議案に賛成してアメリカに刃向かうのであれば財政的な支援を打ち切るぞという、明々白々な脅し、恫喝(どうかつ)、嫌がらせである。(実際の採決では、アメリカに頼る弱小国の中にはこの脅しに屈するしかなかった国もあったということだ)

成熟した民主主義の大国アメリカがとるべき態度とは到底思えない。
良識あるべき国連の場で、こんな悪質で醜い言動を何の躊躇もなくとるアメリカ。

このヘイリーという女は、去年の共和党の大統領候補選びの段階では、トランプは大統領に相応しくないとして他の候補者を支援していた。それが何故かトランプに気に入られて国連大使に抜擢されると、トランプの言いなり。

ヘイリーはトランプに負けず劣らぬ、品の無さ、傲慢、破廉恥。

アメリカの“脅し”、実に情けない。

因みに、日本は決議案に賛成したことは一応評価するが、なおかつ「この問題は当事国同士で解決すべきである」としている点については、これまでイスラエルがエルサレムを占領したことを非難する決議に賛成し、“積極的平和主義”を標榜している日本の立場からすると、中東問題解決に非積極的であると思わざるを得ない。
仲介役として中東和平に日本がもっと本気になって関わっても良いんじゃないか。それこそが積極的平和主義だと思うのだが、アベはこの積極的平和主義という言葉を“悪用”して、東アジア情勢を理由に違う方向に積極的になっている。

*麻雀会。今一だが、まあ、こんなもんかな。
高田馬場の銀行でちょい引き出し。買い物。
階段、1段飛ばしで13階。

*実家に電話。明日行くことに。
*アベは2020年までにPB(プライマリー バランス:「借金以外の収入」(税収など)から、「借金関係の経費以外の支出」を差し引いた額)を黒字化させることについて、それは出来ないんじゃないかという山のような疑問があったにもかかわらず、必ず実現させると何十回も明言してきたが、今日、来年度の予算案をとりまとめ、遂に2020年までのPB黒字化をハッキリと諦めたようだ。
消費税の使途変更をしようと、しまいと黒字化は最初から無理だったのに、まるで消費税の使途を変更するので財政再建が先延ばしになったみたいな顔をしている。

自分は1000万を超える借金をした経験から、例え国家であっても借金は良くないと確信する。ましてや先進国の中では異常に多額の借金があり、これが日本の成長、国民の福祉・健康・格差是正を阻害しているのは明らかである。(何をするにも借金で首が回らない)

こんなアベが、間もなく政権奪還5年を迎えようとしている。

●12月23日(土)
*昨日更新したブログを念のためもう一度読み直したら、案の定、「脱炭素」とすべきなのに「脱酸素」としていた箇所が何ヶ所も出てきた・・・
ブログ少々。この頃ちょっと遅れ気味。

*殆ど枯れていた鉢植えのセラニウム、何ヶ月も心を癒してくれたので、捨てるに忍びなく、ベランダから台所の隅に移して置いていたのだが、何と小さいが花芽が3本ほど延びてきて小さな花を咲かせた。

感動した。

*国連の安保理、11月の下旬だったっけ、朝鮮がミサル(ミサイル)を発射したのを受けて、対朝経済制裁の強化案を採択したようだ。
しかも今度またミサルか核に手を着けたら、今は止めていない原油も止めるぞとの警告付きだ。

*フィギュアスケートの真凜ちゃん、非常に残念。冬のオリンピックに手が届かなかった。まだ若い。

*実家へ。母は退院後は買い物は近所で済ませていたようだが、今日は10分くらい離れた母お気に入りのスーパーが5%引きセールとのことで、一緒に買い物に行った。
2カゴたっぷりの買い物。持って行ったカートに入りきらず、更に2袋。全部自分が持った。
夕食は食べず、父とビールで乾杯だけして帰ってきた。

新宿から徒歩、新大久保で買い物。葉書も買った。
階段、1段飛ばしで13階。

●12月24日(日)
*ブログ少々。
麻雀会。全く鳴かず飛ばず。
高田馬場で買い物。
階段、今日はなし。但し、いつも250回のジャンプは今日は300回。

*ブログ少々。
大河ドラマは先週で終わった。
サブちゃんのキタサンブラック、最後のレースとなる有馬記念で優勝。G1レースで7勝と最多タイ記録をマークし、有終の美を飾った。

●12月25日(月)
*ちょいブロ。
*風強し。100円玉がほしかったので、近所のスーパーで現金で買い物。
団地の麻雀会は毎回の参加費が100円だ。100円なら貧乏な自分でも負担できる。今日の結果は、まあ、こんなもんかな。
社協(社会福祉協議会)で軽いボランティアをすることになった。

*買い物なし。
階段、1段飛ばしで13階。
明日実家に行くことに。
ブログ更新。


迷える古羊、どこへ行く/今日も相撲の話

2017-12-25 18:47:03 | 日記

●12月18日(月)
*東京は今季初の氷点割れ(-0.2度)とか。
ブログ少々。
*団地の麻雀会。まあ、こんなもんかな。ただ、断トツでトップ目があったのに、最後で逆転されたのが悔しい。
先週、会長・副会長から副会長をやってくれないかと打診されていた件、受けることにした。但し、将来会長にはならない、麻雀はなるべくプレーしたい(今の会長・副会長は会員のプレーを優先させて、裏方になっている)、打ち合わせで集まるときタバコはダメ、この3つが条件だ。

高田馬場の銀行で記帳。年金振込み確認。
スーパーなどで買い物。葉書を買った。
階段13階。

*NHKに葉書を書いた。
ある番組である男性(声のみの出演)がある女性レギュラー出演者の名を呼ぶとき、下の名を毎週毎週必ず呼び捨てにしているのが気になってしょうがなかった。
自分は、相手がどんなに年下であっても、男であろうと女であろうと、自分のカミさんと子供以外呼び捨てにしたことはない(と思う)。

しかも昨日は「セクハラ被害告発」がテーマ。何だか女性の名前を呼び捨てにするって、女性を蔑視してるようにも思える。

*リニア新幹線の工事受注に関して、ゼネコン大手4社が不正な受注調整をしたのではという談合疑惑で、東京地検特捜部は4社の強制捜査を始めたとか。

談合は大昔から懲りずに何度も何度も繰り返されて、何度も何度も問題になった。
業界が「旧来のしきたりからの訣別」の宣言をしたのが10年前。

しかし、今回再び相も変わらぬ建築業界の談合体質が明らかになった。
表向きには談合との訣別を表明するものの、遅かれ早かれ、どうせまた裏で談合を繰り返すのであろう。

そうなるのは目に見えている。
自分は、政府も役人も企業も信用してない。

●12月19日(火)
*上野のジャイアントパンダ、シャンシャンが一般公開された。パンダファンもメディアも地元も大騒ぎだ。パンダ人気にあやかって、何とか商売に繋げようという地元の姿は、涙ぐましいというか何というか・・・
言い方は悪いかもしれないが、誰もが狂騒状態。
国際条約によりジャイアントパンダを中国以外で飼うことは許されない。「研究」の何年か後には親も子も中国に返される。

*徒歩で新宿、母の病院。今日は退院だ。
2時から院内でちょっとしたクリスマスのイベントがあるとのことで、それを見てからの退院。父と自分はその間、食堂で食事をした。
会計を済ませ退院、3人で東急ハンズで折り畳み椅子とマジックハンドを買った。いずれも手術した背中に負担をかけないため。自分は荷物持ち。母の病院からの荷物と椅子などで結構大変。
京王線で実家へ。途中のスーパーでお弁当他。実家では、母から「あれやって、これやって」。まだ背中の回復は完全ではない。母と一緒に食事の準備。
母が台所で動きやすいよう片づけをするため、明日もまた来ることに。

新宿から徒歩25分。今日は階段はなし。

*国連の安保理事会で、「エルサレムがイスラエルの首都であることをアメリカが認めたことは無効である」という決議案を14対1で可決? いえいえ、否決された。
反対したのは勿論アメリカ。安保理事会は米・英・仏・露・中(第2次世界大戦戦勝国)の常任理事国と、任期2年の非常任理事国10ヶ国、計15ヶ国で構成されているが、常任理事国の内どこか1ヶ国でも反対すれば、たとえ14対1でも決議案は否決される。
常任理事国が持っているこの特権をVETO(ヴィートー)というが、このVETOのせいでまとまる物もなかなか思うようにまとまらないというのが国連72年の歴史でもある。

●12月20日(水)
*朝一で、病院(外科)。骨折以来4ヶ月経ったが、殆ど折れたまんま。若干くっついてきたとは言うが、自分がレントゲン写真を見る限りよう分からん・・・
*帰り途中、この間新宿区の健診を受けた診療所の前を通った。2月の人間ドックの時の結果表を持ってくれば良かった・・・ 一旦イエに戻り人間ドックの結果表を持って診療所に。
診療所で健診した時、顔が黄色いので肝臓機能にもしかしたら異常があるかもしれないということで、オプションで肝臓のビリルビンの数値も調べてもらうことにしたのだが、その参考になればと思い人間ドックの時の結果表も持ってきた。
健診結果。ビリルビン値、ドックの時と同様やや高い。ビリルビン値が高い原因はいくつか考えられるが、その内の一つだと要注意とのことで、さっき行ってきたばかりの総合病院に、紹介状を書いてくれることになった。
他に心電図にも気になる点があるとのことで、こちらもいくつか考えられる原因の内のある一つだと良くないので、再検査の紹介状を書いてくれるとのこと。

*予定していなかった診療所に寄ったので、実家に行く時間が少し遅くなってしまったが、今日も新宿まで歩き。
実家では何だかんだ手伝って、食事も母と一緒に作った。

帰りも新宿から歩き。新大久保で買い物。階段、1段飛ばしで13階。

*相撲。
一般人で構成される横綱審議委員会が、「貴乃花親方のこの間(かん)の言動は非難に値する、というのが委員全員の意見だ」と表明した。
「1人の親方であり、(日本相撲)協会の一員、理事でありながら、この親方が執行部のメンバーである責任を全く放棄している。
これは普通の組織体の中ではあり得ないことだ

その後に開かれた相撲協会理事会では、暴行事件についていくつかの処分などが決定されたが、貴乃花については、本人からの聴取を済ませてから処分を決めることとし、結論を保留、先延ばしにした。

高ノ岩については、一方的な被害者なので、診断書が提出されれば初場所を全部休場しても、3月場所では十両に残すとのこと。
冬巡業を診断書なしで休んだのは高ノ岩自身だが、協会の対応は高ノ岩は被害者ということでやや甘めになった?

日馬富士問題については、11月の下旬に2回、今月も11日にブログで述べた。特に11日では、高ノ岩は辞めざるを得ないだろうと書いた。

高ノ岩は10針?縫うという肉体的な被害を受けた。力士にとって怪我はつき物で、何場所も休場しなければならないことが珍しくないことを考えると、むしろ切り傷なら軽い方なのかもしれない。実際高ノ岩は暴行を受けた翌日から数日間、秋の巡業に何事もなかったように参加していたという。

貴乃花がどういう理由で高ノ岩を奥に引っ込めてしまったのか、そこら辺は色々言われているようだが、それはとも角、高ノ岩が隠されている間に暴行事件の話題がどんどん大きくなってしまった。高ノ岩が戸惑っている内に日馬富士の立場がどんどん悪くなってしまい、高ノ岩にとってはあろう事か日馬富士が引退を表明するに至ってしまう。

おそらく高ノ岩は日馬富士が引退するまで話が大きくなるとは思っていなかったんじゃないかな。高ノ岩は普段から日馬富士に何かと可愛がってもらっていたという。暴行を受けて心の中では多少恨みに思う気持ちがあったかもしれないが、世話になっていた日馬富士が辞めることになれば高ノ岩としては自分のせいで日馬富士を引退に追い込んでしまったのではと、自責の念が生じたとしても不思議ではない。高ノ岩が思い悩むのは当然。

肉体的ダメージより精神的ダメージの方が大きくなってしまった。
貴乃花の頑(かたく)なな態度によって、高ノ岩が奥へ隠されれば隠されるほど、高ノ岩はニッチもサッチも行かなくなり追い詰められて、精神的ダメージに拍車がかかってしまったのではないか。

高ノ岩が相撲の現場に復帰したとしても、ここまで話が大きくなってしまった以上、高ノ岩が落ち着いた環境で相撲に専念できるとはとても思えない。
今回の件で被害者である高ノ岩に逆に反感を持つモンゴル力士もいるという。もしそんな状況があるとしたら高ノ岩は更に土俵に上がれなくなる。

いずれにしても、貴乃花の不可解な行動が高ノ岩を精神的に最大限追い詰めてしまったと自分は考える。貴乃花には高ノ岩をここまで追い詰めないで済む方法があったと思う。
そう意味で高ノ岩は二重の被害者であり、加害者は日馬富士と・・・

28日に再び理事会が開かれる予定とのこと。

*トランプが掲げていた公約で、法人税・所得税の減税法案が成立する見込みとなったとか。トランプ就任以来11ヶ月が経過して、これが内政では初めての成果らしい成果だとか。
但し、企業や金持ちに有利だとの批判もあるとか。


迷える古羊、どこへ行く/脱炭素

2017-12-22 21:46:46 | 日記

●12月17日(日)
*ブログ少々。
*台湾でウナギ稚魚の漁、今季は大不漁だそう。穫れた稚魚は台湾で養殖されたのち日本に輸出されるので、今後、日本人の食卓にウナギがのぼる回数が今まで以上に減るかもしれないとか。

*昼間の内に買い物へ行こうと思ったが、面倒臭くなったので止めた。
*大宮の風俗店などが入った雑居ビルで火事があり、4人が死亡したとか。昔、歌舞伎町でも同じような火事があったなあ。

*大河ドラマ「おんな城主直虎」の最終回。1年間楽しませてもらった。

*NHKスペシャル「激変する世界ビジネス 脱炭素革命の衝撃」を観た。

衝撃なんていうもんじゃない、というのが率直な気持ち。

今、世界の巨大投資家は巨額の利益を見込んで、脱炭素を掲げる企業に資金を投入し始めている。
「脱炭素のマーケットは予想以上のスピードで規模を拡大し続けています」

この流れの切っ掛けとなったのは、地球温暖化を抑制するために2年前に合意されたパリ協定。
地球温暖化が進めば異常気象が増え、自然災害など人類は最大のリスクを負うことになる。
これを避けるためには、CO2(二酸化炭素)の削減に留まらず、今世紀後半にはCO2排出をゼロにすること、すなわち脱炭素社会を目指す事が必要。これがパリ協定である。

今年11月、ドイツで地球温暖化対策を話し合うために開催された国際会議COP23。
会場には多くのビジネスマンが集まった。
「私は世界各地で温暖化対策に取り組んでいる企業に投資しています」
アメリカのパビリオンには、トランプがパリ協定からの離脱を表明したにもかかわらず、多くの政財界の大物が集まる。
「我々はパリ協定に留まっている。トランプはもういない。我々は逃げない」
ハリケーンで店舗などに大きな被害を受けたアメリカにある世界最大のスーパーマーケット会社、
「気候変動を食い止めるのはビジネスの最重要事項です。ハリケーンは甚大なダメージで、大きなコストです」 店舗の屋上に太陽光パネルを設置するなど、自ら脱炭素に向けて取り組んでいるとか。

この脱炭素の流れを加速させているのはマネーの流れの変化で、いま投資家の意識が大きく変化している。
COP23の会場には世界屈指の金融界の大物達。彼らは脱炭素を掲げる企業に巨額の資金を振り向け始めた。それは、パリ協定が企業に対する評価を一変させたからである。

パリ協定では、今後世界で排出できるCO2の量に事実上の上限を設けた。試算によれば、現在のペースで石炭や石油などの化石燃料を使い続ければ、今後およそ25年ほどで上限に達してしまうことになる。ということは、いま地中にある化石燃料の3分の2は掘り出しても使用できないということになり、つまり価値が無いに等しいことになる。

化石燃料への依存度が企業の価値を計る新たな物差しとなった。依存度が高い企業ほど将来性がない・・・
だから世界の投資家は石炭火力発電所などの化石燃料関連事業から投資を撤退し始めている。(これがダイベストメントというやつか?)
撤退を表明している機関投資家は、世界で700にものぼり、投資先を再生可能エネルギーや脱炭素を表明した企業に乗り換えている。

石油の採掘で巨万の富を築いたあのロックフェラーでさえ、将来性に疑問のある化石燃料関連会社からの投資撤退を表明。
ロックフェラーの担当者、「中国は脱炭素に真剣に取り組んでいる。かなり検討を重ねて分析したのでしょう」

その中国。ほんの数年前まで「地球温暖化は今まで散々CO2をばら撒いてきた先進国の責任であって、中国のような発展途上国の責任ではない」と、温暖化対策には全く協力する気がなかったが、今年10月に開かれた中国共産党大会でシー主席は、
「我々は気候変動対策の国際協力を牽引し、新たなエコ文明を築いていくリーダーになるのだ」と、180度の方針転換。

中国国内の深刻な大気汚染(PM2.5)が切っ掛けになったのかもしれない。火力発電所100基の計画を撤回、電気自動車の普及を推進、脱炭素に大胆にシフト、太陽光・風力発電の導入量は急増・・・

このように今や脱炭素の潮流はもはや世界中の誰にも止められない状況となっている。

さて、今まで環境先進国だと自負してきた日本だが・・・

日本パビリオンで経団連の副会長、「環境に対して非常に先に進んでいることを自信を持って私は言いたいと思うし、その力を、その技術を、世界全体に提供することによって、地球全体の環境対策とかCO2の削減に繋がるということに貢献すべきだと思います」

COP23を訪れた日本の各界を代表する12の企業。いずれの会社も日本では環境対策の取り組みで高い評価を得ている日本のトップランナーの企業だ。
オフィス機器メーカーR社、工場の電力の一部に再生可能エネルギーを使用し、照明にはLEDを使うなど、これまで環境対策に前向きに取り組んできた。
「自分たちの取り組みが世界で通用するかどうかを確認したい」
「日本の産業界が世界に貢献していくような機会がたくさんあると思いますので、そういった面を皆さんと議論できればと思っています」

日本の出席者は自信満々。ところが、COP23会場の日本パビリオンの周辺では、横断幕やプラカードを持った大勢の人達が、「日本は脱炭素社会の流れに背を向けている」と非難の声。
数日前に、日本政府がアメリカ政府とともに石炭火力発電所の輸出を推進する方針を明らかにしたからだ。

日本政府は成長戦略の一環として官民をあげてアジア各国への石炭火力発電所の輸出を進めている。
アベ、「環境に優しい日本の高効率石炭発電技術が普及すれば、大気汚染が減り、インドの皆様の生活がより健康的で快適になることでしょう」
高効率石炭火力発電がどのくらい効率が良いのかというと、CO2の排出量が従来の物より16%削減できるという。

また、国際協力銀行など日本の公的機関から、石炭火力発電所などへの公的融資額は、G7の中で日本は突出して多いらしい。

COP23に参加した日本代表団の団長で環境大臣でもあるNは「石炭火力発電所を効率の良い物にしていく技術を途上国に提供していく。本来効率の悪い発電所が出来るところを、非常に効率の良い石炭火力の発電が出来るという意味では、CO2の削減に寄与するので、それ自体は意義のあることだと思います」

高効率による16%のCO2削減が温暖化対策にとって効果があるのかないのかは、自分としては大したことはないなと思うが、どちらにせよ、発電所から今後数十年間はCO2が排出されることは確かだ。

「日本は脱炭素社会に背を向けている」と抗議する人たちは、まさにそのことを言いたいのであろう。

COP23に参加した日本の企業は、世界の企業に環境対策を助言するシンクタンクの代表を招いた。
「日本が火力発電所に融資していることに正直失望している。このことは21世紀に向かう代わりに、20世紀のテクノロジーに戻ることを意味します。
あなた方のライバルの中国でさえも、グリーンテクノロジーこそが未来への道だと理解しているのに」

50兆円を運用するイギリスのある保険会社は、CO2を大量に排出する企業からの投資撤退に踏み出した。投資責任者は、
「我々は数年前から気象変動の問題についてJパワー(電源開発株式会社。日本国内外で20基の石炭火力発電所を運営している)と話し合いを続けてきました。
しかし残念ながら期待していた答えは得られませんでした。ですから我々はJパワーから投資を撤退しました」
脱炭素を求める投資家にとって、火力発電所の建設は受け入れられないということだ。

話を聴いた日本企業の社員、「炭素を出す会社には投資をしないと、割とはっきりと仰(おっしゃ)ったんです。そう言われると自分たちの事業を脱炭素にしないと資金を呼び込めない、事業が出来ないことが本当に間近まで来ているような・・・」
発電所に限らず、どんな企業でも脱炭素が求められている。

企業の環境を評価して投資家にアドバイズしているあるシンクタンクの代表、
「日本はどうして19世紀のテクノロジーに時間と労力と頭脳と努力をつぎ込むのですか。21世紀のテクノロジーを作り上げて世界に売り、最高のビジネスをしたらどうでしょうか。
変わらなければ取り残されます。これは新しい産業革命です。新しいテクノロジーに舵(かじ)を切って先進国になるか、それとも背を向けて途上国として取り残されてしまうのか。
私たちは今、新しい世界への転換を目の当たりにしているのです」

この話を聴いたある日本の技術者、悔し涙を流しながら、
「今日お話を聴いて、正に技術の変革点が今来ていて、そこに日本のトップエンジニアが、再生エネルギーの推進に関われていないということに気が付きまして~」

事務機器メーカーR社の役員は、R社にとって最も重要な取引先であり、全世界でグローバルな事業展開をする宅配最大手のDHL社を会議の合間に訪れた。
DHLは2050年までにCO2排出量をゼロにすると宣言、脱炭素への取り組みをアピールする事により、自社への投資を呼び込む経営戦略としている。
そして、全世界9万2000台の配送車全てをEV(電気自動車)に替える予定で、そのために、何とEVを生産するベンチャー企業を買収して、DHL自身でEV車生産に乗り出した。

DHLの上級副社長、「世界のCO2排出の18%は物流産業が出しています。脱炭素のリーダーになることは投資を呼び込む面でもプラスですし、地球に対しても良いことです」
R社の役員、「我々(DHL)はゼロを宣言しているので、あなた方R社さんもちゃんとやってほしいと、そう言われました。
今回はお願いしますという言葉でしたけど、これが1年後、2年後にはお願いでなくて、それ(脱炭素)をやっていただけなければ、我々の取引先としては認められませんというお言葉になるんだろうなと確信しました。
我々(R社)がもし出来なかったら、世界のバリューチェーンの中間に入れない、世界からはじき出されるという危機感を今回痛切に感じました」

想像をはるかに超える脱炭素への転換。
日本の今の取り組み・姿勢では、脱炭素に向かう世界のマネーの流れから完全に取り残されようとしている。

日本では何故再生可能エネルギーが普及しないのか?
発電コストが高い。土地も高いし、人件費も高いし、設備の費用も高いし、流通費用も高いし・・・
そして、作った電気を自由に売れない。不安定な再生可能エネルギーは電力の安定供給の妨げになる、送電能力の空き容量がない、などの理由で電力会社は再生エネルギーから送電網への接続を制限している。

ドイツでは、再生エネルギーを優先的に送電網へ接続しているとか。

昨年度の日本の発電電力量の割合は、火力発電83.4%、再生可能エネルギー7.7%で、政府は2030年度には、再生可能エネルギー13~15%程度(火力55%、原子力15%)にする目標を立てている。

ドイツでは再生可能エネルギーの割合は既に27.7%だとか。

中国は積極的に海外マーケットに乗り出している。UAE(アラブ首長国連邦)に建設中の世界最大の太陽光発電所。その発電コストは1kwh当たり2.6円で、何と日本の火力発電所の5分の1。300万枚の太陽光パネルは、既に23カ国で事業展開している中国のジンコソーラー社製。

日本は完全に中国の後塵を拝している。
シーが言った「リーダー」は本気だ。

日本に戻ったR社の役員、講演で、
「もう全世界で(脱炭素が)展開し始めています。残念ながら日本だけです。いま一歩も進んでおりません。恥ずかしながらですね」

気候変動が切っ掛けとなって、世界のビジネスのルールが大きく変わろうとしている。巨額の投資マネーが動き、脱炭素に取り組まなければ投資も受けられず、取引もさせてもらえない。

日本に残された時間は限られていると番組では言っていたが、アベが高効率石炭火力発電所をいかにも自慢げに語っていた姿を見るにつけ、本当に大丈夫かいと思わざるを得ない。
もう既に手遅れじゃないの?
破廉恥にもパリ協定からの離脱を表明したトランプと一緒になってアベが火力発電所を売るという話を聞くにつけ、もう日本は完全に環境後進国だと言わざるを得ない。

もはや日本の政治に期待することは何もない。
期待しようもない。

こんな日本に誰がした。


迷える古羊、どこへ行く/紛争地の子供達

2017-12-20 20:09:50 | 日記

●12月15日(金)
*ブログ少々。
*麻雀会。まあ、まあ。
*その後、新宿まで徒歩、京王線の下高井戸、赤堤の実家。父のために食事を作り2人で食べた。今日は牛肉や牡蠣や野菜などの食材を予めスーパーで買ってきたので、多少はマシなものができたと思う。

母が病院から送った2枚の通販の注文葉書に関して何か問題が起きた模様。

新宿から徒歩で帰宅。
階段、1段飛ばしで13階。

*歴史作家の塩野七生(ななみ)さん、NHKで、
「より多くの人間を集めたら、より正しい政策に行き着くかというと、そうはならない。ヒトラーだって民主的に選ばれた。
だから民主政というのは取り扱いに注意して機能させなければならない。そうしないと、有権者が失望して投票所に行かなくなるだけじゃ済まないんです。(ヒットラーのようなことが起こる)」
「この頃はポピュリズムと言っているらしいですけど、あれは民主政がないところでは生まれません。ファシズム(ヒットラー)も全くそうです。民主政があったところで生まれるんです。だから民主政というのは「取扱い注意」という札をつけた方が良いんじゃないか」
「民主政は選ばれた人が50%プラス1票が統治する資格を持っているわけですから、これが民主主義のマイナス面です」
「良いか悪いか分からなくても民衆が支持した政治というのは、血を流さない戦争ですから。我が国の選良(国会議員)たちは、血を見ない戦争をやっていると思ってくれているのかどうか知りませんけど・・・」
「だって権力者ですよ。非常に大きな権力を(国民から)委託されているわけです。それならばそれに相応しい態度を見せなければ駄目じゃないですか」

(ポピュリズム:一般大衆の利益や権利、願望、不安や恐れを利用して、大衆の支持のもとに既存のエリート主義である体制側や知識人などと対決しようとする政治思想、または政治姿勢のこと。)(ウィキペディアより)

ヒトラーは、第1次世界大戦に敗れて疲弊しきったドイツの民衆の不平・不満を吸収して、絶大な権力を得た。
トランプも同様、国民の既存政治に対する不平・不満を利用して、まさかの大統領になった。
民主党は、自民政権に嫌気のさした国民の不満を吸収したかのように見えたが、政治経験の無さから政権運営に失敗。
エリートであるが、アベは選挙では朝鮮に対する国民の不安・恐怖を煽り立てて選挙に大勝した。

皆、血を流さない戦争の末に国民から勝ち取った権力である。国民から勝利すれば後は権力者として振る舞う。そして血を流さない戦争は、権力を奪った人間と権力を狙う人間との間でも繰り返されることとなる。

加計・森友でも明らかなように、日本の権力者はそれに相応しい態度をとっているとは思えない。
圧倒的な支持を得てはいても、集団的自衛権行使容認でとった権力者アベの態度はとても民主的であったとは思えない。

「それに相応しい態度を見せなければ駄目じゃないですか」

●12月16日(土)
*父から電話あり。
母が病院から2枚の葉書で注文した商品について、通販会社と連絡が付いたとのこと。
1枚目の葉書でお茶とあんぽ柿を注文した。向こうが言うには、お茶はすぐに発送できるが、あんぽ柿はもしかしたら来年になるかもしれないとのこと。また、あんぽ柿は1袋だと送料が300円かかるが、2袋だと無料になるので、どうしましょうかとのことらしい。
そして問題なのは、2枚目の葉書でお節料理を注文したはずだったが、先方には届いてないとのこと。

それもその筈。昨日実家に行ったら、その2枚目の葉書があるではないか。病院で自分がいる目の前で母が書いていた注文葉書だ。静岡に送るべきものを郵便局が間違えて実家に送ってきてしまったと考えて良さそう。葉書は今自分が持っている。

*ということで新宿の母の病院へ、今日はチャリで。
母に事の次第を伝えた上で、病院から静岡の通販会社に電話。あんぽ柿は2袋にしてもらって、お節料理に関しては改めて電話で注文した。
ということで通販の問題は終了。
母の退院は19日、火曜日で決定したとのこと。

*病院からチャリで渋谷へ。久し振りに渋谷に来たが、ビックカメラ東口店や映画館のあったところから宮下公園のあったところまでズーッと更地になっていた。再開発の一環だろう。細長い土地だし、モールでも作るのかな。
宮益坂の途中にある渋谷郵便局。確かここは土日も開いている筈だ。開いていた。
舞い戻った通販の葉書について、別にギャーギャー言うつもりは全くないが、でも取りあえず一言話だけはしておこうと思ってやって来た。
窓口は番号札で20人待ち。文句言うのに待たされるのか・・・
ドアから人が出てきてフロアーをぐるっと一周回ってまた部屋に戻ろうとしたので、とっさに声をかけて戻ってきた葉書を見せた。
相手は腰の低い人で、明らかにこういったクレームに対処する訓練を受けている。
自分は別に最初から相手を叱責したり大声を出すつもりはないし、相手もすんなり郵便局のミスを認めたので、ことは穏便に済んだ。
今後の参考にするためにコピーをとらせてほしいと言うのでOKした。今後に繋がるのならわざわざチャリで渋谷までやって来た甲斐があったというものだ。そこら辺は相手も十分に弁(わきま)えた対応だ。
逆に言うとクレーマーが結構多いので、それなりの対策をとっているのだろう。
これでこの件は一件落着。これで今夜はイライラとシコリが残らずに寝られる。

渋谷からチャリで安全運転で帰宅。
階段、1段飛ばしで13階。

*ブログ。ウトウトして進まず。
頭の後ろが痛いし、目も疲れるし・・・

*紛争地域の子供達の現状。(NHK)
・3年近くにわたり政権側と反体制側との内戦が続く中東のイエメンだが、その最大の犠牲者は子供たち。
国連の報告によると、1日に130人の子供が命を落としているとか。命を落とす理由は戦闘によるものだけではない。隣のサウディアラビアが国境を封鎖しているためイエメンでは極端な物不足で、食料も医薬品もない。何10万人もの子供が重度の栄養不良の状態に陥り、飢えや病気で命を落とす子供が後を絶たない。
医師「ジフテリアの治療をしているが国には薬がない・・・」

・南スーダーンと言えば聞き覚えのある人も多いだろう。日本の自衛隊が「戦闘ではない。武力衝突だ。安全だ」として、国連のPKO活動に参加する形で数年間駐留し、今年5月に撤退したあの国である。
国連のユニセフによると、武装勢力が敵対する民族の学校を襲撃するなどして2300人以上が死傷しているという。

・ビルマ(ミャンマーと言う人もいる)では、イスラ教徒のロヒンギャと、仏教徒のアウンサンスーチーが国家最高顧問を務める政府との間で衝突が続き、国境なき医師団の報告によると、今年8月下旬からの1ヶ月間で730人以上の5歳未満の子供が戦闘に巻き込まれて死亡したとのこと。

・政府軍と反政府軍(それと少し前まではISIL・ISIS)との内戦が続くシリア・イラク。その国境に近いトルコのある町に、今年5月、世界最大規模の戦争孤児院が出来たとか。収容される子供の数は半年後には定員である1000人に達する見込みだとか。
院長「最大の孤児院を開いたが、誇りには思っていない。こうした施設を造らざるを得なかった」

・国連で紛争地域の子供の保護を担当する国連大使は「忘れてはいけないのが、残念ながら何百万人もの子供たちが紛争に巻き込まれ、無邪気さを打ち砕かれ、年末を楽しむどころか戦争へのトローマ(トラウマ)しかないことだ」

このニュースを見て強く考えさせられた。

自分は今、ある国際援助団体(PIJ)とあしながを支援している。
80年代の中頃、アフリカを中心に大規模な飢饉が広がった。
ガリガリに痩せ、骨と皮だけになって、頭でっかち、目だけがギョロギョロ光って、ただカメラをじっと見つめるだけ。自分の顔に群がった何十匹もの蠅すら追い払う力もない・・・そして布にくるまれたいくつもの小さな遺体・・・そんな子供たちの悲惨・無惨な姿が何度もTVの画面から流れた。全世界では毎日毎日4万人もの5歳未満の子供が貧困のため命を落としている・・・(現在でも毎日2万人)

音楽界ではバンドエイド・ライブエイド(♪ドゥ ゼイ ノウ イッツ クリスマス)やUSA フォー アフリカ(♪ウィー アー ザ ワールド)、そしてメタル界でもヒア アンド エイド(♪スターズ)など、いくつものベネフィット プロジェクトが行われた。
ロック好きの自分も何かしなきゃと思っていた時、日経新聞の一面広告で現在のPIJのことを知り会員になった。その後すぐに親、特に一家の大黒柱である父親を亡くした遺児の家庭を支援するあしながの活動を知り、こちらの活動にも賛同することにした。脱サラしてDOKKENを創めて1000万の借金をしていた時も、僅かな年金で生活をしている今でも、あしながの1年間を除いて30年間ズーッと毎月支援を続けてきた。

だが、今日のニュース、ちょっと重かった。
PIJは緊急支援というよりどちらかというと復興支援。非常に厳しい状況で生活している人たち・子供たちとはいえ、取りあえず死と直面するようなことはない。母子家庭の窮状は自分には想像も付かないくらい大変なものであろうが、それでもやはり死と直面することはないと思う。
今日TVで見た紛争地域の現状は、今までにも見聞きしてきたことではあるが、世界中で今も子供たちが紛争の犠牲になっている姿をこうやってまとめて見せられると、やはりインパクトは大きかった。

何とかならぬものか・・・

日本に居て平和を享受するのも良いだろう。クリスマスも大いに楽しむと良い。一度しかない人生だ。大いに楽しむべきだ。
ただ、食べる物もなく薬もなく、ただガリガリに痩せて死を迎えるだけの子供が、毎日毎日、何千人、何万人もいるということだけは頭のどこかにインプットしておくべきだ。

*「精霊の守り人」最終章第4回。食い入るように観ていた。