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迷える古羊、どこへ行く/軽減税率

2019-02-28 15:08:34 | 日記

●11月9日(金)
*来年10月の消費税率10%への引き上げを前にして、引き上げ後の反動的消費落ち込みを少しでも和らげようと、住宅減税だ、自動車関連税がどうのこうの、キャッシュレス決済でポイント還元だ、低所得者にプレミアム付き商品券の配布だ、軽減税率だ・・・と政府は色々と頭を悩ませて躍起になっているようだ。

2014年4月の8%への引き上げ後、政府の予測に反して消費が大きく落ち込んだ苦い経験に懲りたからだ。

アベが前言を翻(ひるがえ)し、法律も覆(くつがえ)し、苦しい言い訳をでっち上げ(G7まで利用した)、2度も「10%」を延期した理由は、あの苦い経験を繰り返してはアベが目指す集団的自衛権・安保法案や憲法改定の達成が危うくなるからである。

だが、いくら国民が延期・中止を望んでいるとはいえ、3回も延期するのはさすがにそれは出来ない。
だから、税率引き上げ分の使い途を変更して子育て対策に使うという、これまた何とか国民に取り入る理由を考え出して、約束通り(とは言っても既に2度も約束を破っている)実行することに腹をくくった。

ただ、再び駆け込み需要の反動で景気が悪くなり、アベへの批判が強まっては「憲法」にも影響が出かねない。

消費落ち込みの回避に躍起だ。

それにしても、色々な対策を考えるのは良いが、何だか政府はバタバタしているような気がする。

今日、飲食料品の軽減税率に関するガイドラインが示された。
消費税率がどういう時に8%のままで、どういう時には、10%になるのか。

スーパーや商店などで飲食料品を買って帰れば軽減税率が適用されて8%。ファミレスやラーメン屋などで外食すれば10%。
イートインのあるコンビニでお弁当を買って、持ち帰れば8%だが、店内で食べれば外食扱いになるので10%。

公園の横で営業している移動型店舗、店で用意した椅子に座って食べれば外食扱いで10%、公園のベンチに座って食べれば持ち帰りで8%。

まあ、ここまでは頭の悪い自分でも何とか分かるが、こんなのがあった。

例えばハンバーガー店で普通なら店内で食べれば外食なので10%、持ち帰れば8%なのだが、中で食べても330円、持ち帰っても330円というケース。
この場合、店内の時は本体価格は300円(10%の税込みで330円)、持ち帰りの時の本体価格は306円(8%の税込みで330円)。
持ち帰る方が本体価格が高い・・・
同じ物なのに本体価格が違う・・・

お客からどうして持ち帰りの時の方が本体価格が高いのか質問された時には、「包装代がかかります」など合理的で納得のいく理由を伝えてほしいとのガイドライン。
これなら、客にいちいち店内か持ち帰りかを訪ねる必要がないので、店側としては面倒臭くないのかもしれない。

でも、もし容器を持ってきたと言われたらどうするんだろう・・・

そもそもハンバーガーの値段というのは、原材料費の他に店舗家賃や人件費や光熱費や物流費や広告費や事務費や雑費や減価償却費などを基にして決まるものである。
持ち帰るということは店舗利用の時にかかる費用が要らないし、店員の忙しさも緩和される訳だから、本来なら持ち帰りの方が安くてもおかしくはない。
しかも、店が満席であっても持ち帰ってもらえば売り上げを上積みできる。

こんなに有り難い持ち帰りなのに、本体価格が高いなんて納得できない。包装代ですという説明をするために、無理矢理に容器を立派にするなんてことも許されない。

まあ、まだ何も決まっていないので今の段階であまりギャーギャー言うことはないか・・・

とにかく「10%」による景気の落ち込みを少しでも抑えようとアベも必死だ。

*FRB(FOMC)は政策金利の誘導幅を2.0%~2.25%に据え置いた。
設備投資は緩かな伸びで失業率は低下。アメリカ経済は力強く拡大している・・・

市場では、景気の加熱を防ぐため12月には金利を上げるだろうというのが一般的な見方だ。中国などからの輸入品関税引き上げがアメリカ経済に及ぼす影響を懸念する声もあるが、先行きリスクは概(おおむ)ね落ち着いている、そんなに心配するほどではないとの見方だ。

トランプはFRBの利上げに対しては相変わらず極端に攻撃的だ。
今月1日にも「最大の脅威はFRBだ」と、FRBの利上げを牽制。というか、むしろ脅しだ。
株価を安定させたいと思うトランプの願いに反して、トランプとFRBの関係がギクシャクしていることの方が、かえって金融政策の先行きに不透明感を与えることになって、株価を不安定にさせているという気がしないでもない。

*朝食抜きで診療所へ。区の健康診断。
終わった後、やっちゃ場(野菜市場)の伊勢屋食堂へ行った。2度目。生姜焼き。肉が2枚重ねだ。
お金がなくなっちゃった。紙幣なし。

*今日からクイーンの映画だったんですね。全く知りませんでした。久し振りに映画館に行ってみようかなという気になった。今日は午後から麻雀だから観に行けないな。観に行くとしたら来週以降だな。

自分はクイーンの武道館初来日ライブを観ている。

クイーンは色々な音楽性を持っているが、いかにもハードロックなデビューアルバムが断トツで一番好きだ。
中でも「ライアー」はクイーンの曲の中で最も好きな曲。ハードロックではあるが、曲の展開があって、ワンパターンのロックではない。そういう意味では「ボヘミアン ラプソディー」にも通じる部分がある。

本人たちはデビューアルバムを制作した後、発売まで少し時間が経ってしまいもう時代遅れの音になってしまったと、デビューアルバムの発売をあまり喜ばなかったという話を聞いたことがあるが、そんなことはない。
素晴らしいアルバムだ。

映画紹介の記事の中に「クイーンは1973年にファーストアルバム「戦慄の王女」をリリースしますが~~」という件(くだり)があった。「王女」はプリンセスだから間違いでは?、「戦慄の女王」じゃないの?と思うかもしれない。
でも当時、アルバムのジャケ帯には確かに「戦慄の王女」と印刷されていた。日本のレコード会社のロック担当者が間違えたんだろう。

フレディがエイズだという噂は前々から伝えられていたが、1991年11月にフレディのエイズが公式に発表された翌日、フレディの逝去が伝えられた。
そんな記憶がある。

久し振りに映画館に行ってみようかなあ・・・

*傘を持って麻雀会。まあ、こんなもんかな。自分が以前ロックバーをやっていたのを知っていたKさんがクイーンの話を切り出してきた。Kさんもクイーンがお好きなんですね。でも今日はここまで。ロックや映画の話はしなかった。

今朝、健診を受けてお金が無くなっちゃったので早くも銀行で引き出しをすることに。
買い物。
階段、ジャンプは400回。

●11月10日(土)
*良い天気だ。最高気温23度の予想。
スマホを弄(いじ)くりながら食事をしていたら遅くなってしまった。3時半。外に出ないのは勿体ない感じだが、結局買い物には出なかった。

郵便屋さんが書留を持ってきた。今日喋ったのはこの時だけ。大和証券からキャッシュカードが届いた。現金を引き出すのに手数料がかかるの? 一部のセブンイレブンなら無料? よう分からん。

ウトウトして気がつくと、雨だ。一時的には結構強い雨。あれほど良い天気だったのに。

*女子フィギュアスケートNHK杯の2日目、16才の紀平梨花選手が宮原知子選手を抑えて優勝したそう。昨日は転倒して5位だったので、優勝と聞いて一瞬耳を疑ったが、映像を見ると確かに素晴らしい演技だ。

シニアデビュー戦・グランプリ戦に初出場で初優勝。真凜ちゃんも応援するけど梨花ちゃんも応援しよう。
2人の可愛さ、甲乙つけ難い。

●11月11日(日)
*アメリカの中間選挙で、接戦のためまだ正式な結果が発表されてない所が何ヵ所かある。
その内の一つ、共和党勝利の結果が出たフロリダ州では開票結果が僅差だったので、州の規定により数え直しを行うことになったそうだが、あろうことかトランプがこれに噛みついた。
「フロリダ州で起きていることは面汚しだ。誤魔化しで一杯だ」
更にツイッターでは、「フロリダで2つ(上院と州知事)の大きな選挙を盗もうとしている! 我々は注視している!」
として再集計を求めていた野党民主党を批判。

何故? 何故批判するの?
僅差の時は数え直しを求めることができるという規定があるわけで、もし僅差で自分達の方が負けていると分かればトランプだって絶対に再集計を求めるはずだ。

それなのに、こともあろうにトランプは「面汚し」だとか「盗もうとしている」とか、とても一国の大統領とは思えない不適切な発言を世界に晒(さら)している。

トランプは大統領には全く相応しくない。

恥晒しのトランプ、面汚しはトランプの方だ。

*自民党の園田博之が亡くなったとか。元外相直(すなお)の後妻の息子で長男。
無所属→自民→新党さきがけ→無所属→自民→たちあがれ日本→太陽の党→日本維新の会→次世代の党→太陽の党→次世代の党→自民・・・
コンサバなんだかリベラルなんだか、はたまた極右なんだかよく分からん。
結局は自民で終わった。

余談になるが、国会議員の父直は博之が生まれた後、日本初の女性国会議員(の1人)である松谷天光光(てんこうこう)と不倫。直は結局天光光と駆け落ち・同棲・結婚・出産(子の名は直飛人)。直の死後、博之は直の後継をめぐり憎き天光光と骨肉の争いを演じる。

元スケートの橋本聖子参議院議員が妊娠した際、議員を辞めるべきという声があがる中、現職国会議員として唯一出産を経験した天光光は、もはや議員ではなかったが、「国会議員の産休問題に関する懇談会」に参加して橋本を擁護、国会規則の改正に尽力したという。

更に余談だが、天光光には天星丸(てんほしまる)、天飛人(あまひと)、徳子という3人の妹がいた。(四姉妹)
4人の母徳子は徳子を産んで亡くなったとか。

*新大久保に買い物。大久保駅と新大久保駅間はまだそうでもないが、新大久保駅の向こう側はもう若い女の子だらけで、ただでさえ狭い歩道はもう歩くのも大変。日曜なんか本当に大変。
+3.5の老眼鏡、カシュウナッツ、卵ほか。

階段、ジャンプ400回。

*プランジャパン東京の会からメールが来て、12月15日に忘年会。
元「老婆」と明日6時。
「大河」、「オクニョ」。

●11月12日(月)
*ATPツアーファイナル、錦織選手はフェデラーに勝利したとか。
*今にも雨が降り出しそうな生憎の雨模様。
麻雀会。まあ、こんなもんかな。
25分歩いて目白。元「老婆」と食事。久し振りにビールで乾杯。鍋焼うどんを注文。塩分が多いが、まあ、たまには良いか。
歩いて高田馬場まで戻ってきて買い物。半額の生牡蠣(カキ)、半額のカツオのたたき。
階段もジャンプもなし。

*カリフォーニアで発生した大規模な山火事では甚大な被害が出ているようだが、これについてトランプ、
「カリフォーニアでこのように大規模で死者が出て金のかかる森林火災が起きた理由は森林管理が悪い以外にあり得ない。毎年、多額の金と多くの命が無駄になるのは森林管理がまずいからだ。改善しないなら連邦政府から(州への)支払いを止める」

地元の消防士組合委員長、
「大統領、恐れながらあなたは間違っている。南カリフォーニアの山火事は、都市との境界で起きた火災であり、森林管理とは関係がない」
「南カリフォーニアに来て事実を学び、被害者に手を差し伸べよ」

国際消防士組合のトップ、
「危機の時に賃金カットで脅すような愚かな思い付きは、目の前の災害と命懸けの消防士の仕事に対する恐ろしい無理解を示している」
「大統領の発言は無責任で侮辱的だ」

消防士が猛反発するのも無理ない。命懸けで消火活動を行っているのに、本当にトランプは血も涙もない。非情。

普通ならこのようなトランプの血の通わない山ほどの暴言・失言・政策に対して、トランプ共和党の支持者であっても反発しておかしくはないと思うのだが、実際にはトランプはそこそこの支持率をキープしている。
トランプの人格・品格・性格よりも、トランプがイスラエルでエルサレムに米国大使館を移したことや、人工妊娠中絶とかLGBTに否定的であることの方が、トランプのコアな岩盤支持者であるキリスト教福音派にとっては重要だ、ということか。

福音派にとっては自分達の考えに沿って行動してくれれば、トランプの多少の性格の欠陥には目をつぶる、ということか。

●11月13日(火)
*今日もどんより曇り。
原油(WTI)先物
が60ドルを割っている。

*アメリカのMBLの新人賞は大谷翔平選手に決まった。全米野球記者協会の投票者30人の内、25人が大谷選手に投票したとか。

来季は投手の方はお休みでちょっと残念だが、とにかく活躍を期待。

*RCEP(東アジア地域包括的経済連携)の交渉、今年中の実質妥結を目指していたが、交渉期間を1年延長することにしたらしい。インドがゴネたらしい。

*アメリカのあるシンクタンクが、朝鮮国内の未公表の核施設13ヶ所の写真を公表した。
朝鮮が公表していない核施設は、他のも含めて20ヶ所くらいあると推測されているらしい。
朝鮮が核を廃棄するとは考えられない。

*塩事業センターは、家庭用の塩10品目について来年の4月から、6~25%の値上げをするそう。
物流コストが上昇していることと、海外の塩を調達する費用の上昇があるようだ。

多くの人にとっては給料はそんなに上がっているわけでもないし、自分に関して言えば、年金の受け取り額はむしろ目減りしているし、そんな中にあって生活に直結した食料品の値上りが次から次へと続く。

*横浜で傷害事件にあったというある老人は71才、杖をついていたようだ。71才というと、自分と5年しか違わない。杖をつくのには何か理由があって、色々苦労しているんだろうけど、正直言って70才を超えたばかりで杖をつく自分の姿、想像したくないなあ・・・ あまり考えたくないなあ・・・

*稀勢の里が3連敗。昔、ウルフこと千代の富士が初日に若手の貴花田(貴乃花)に敗れた後3連敗して、「体力の限界」を悟り引退を決意したということがあった。
稀勢の里も引退近いのかな?

一歩も出ず。一言も喋らず。

●11月14日(水)
*今朝はスッキリ晴れ。
社協見守りボランティアのSさんを近い内にシニア交流館に連れていってあげると約束していたので、特に今日と決めていたわけではないけど、ちょうどパンを買わなくてはならなかったし、アパートに行ってみた。ちょうどドアに鍵を掛けるところ。病院に行くとのことだったので、今日はシニア館への案内はなし。いずれまた。

イエの近くのスーパーでパンと牛乳他。

*午後、高田馬場の銀行で少し引き出し。
スーパーで買い物。適当な生魚がない。魚は毎朝必ず食べているが、最悪の場合は缶詰め(さば他)があるので大丈夫。

階段、ジャンプ400回。

*母に電話。「大和証券から口座開設通知とキャッシュカードが届いたよ」

*稀勢の里、初日から4連敗。横綱の不戦敗を除く初日からの4連敗は87年振りのことだそう。
*GDP7~9月の伸び率は、前期比-0.3%、年率換算で-1.2%だそう。

*医師免許がないのに客にタトゥーを入れたとして、医師法違反で訴えられていた彫り師に対し、2審では1審判決を覆して逆転無罪判決。

検察側の主張は、「医師法では、医師でなければ医業をしてはならないとある。医業、すなわち医療行為とは、医師でなければ保険衛生上危害を生ずる恐れのある行為、である。タトゥーを入れるという行為は保険衛生上、医療行為である。だから彫り師は医師法違反に当たる」

弁護士側、「医療行為であるためには医療関連性が必要。医療関連性がないタトゥー施術行為は医師法違反に当たらない」

高裁2審判決、「タトゥー施術行為は、歴史や現代社会での位置付けを考えると、医師免許が必要な医療目的の行為でないことは明らかである。医療行為であるためには医療関連性が必要であると認められるが、タトゥー施術行為には医療関連性はない。タトゥー施術は医療行為ではない。彫り師は無罪である」

思うに、もしタトゥー施術が医療行為に該当し、医師ではない彫り師はタトゥー施術を行えないということになれば、それなら一体誰がタトゥーを入れてくれるのか。医師しか入れられないのであれば、それじゃ、医学部の授業でタトゥーを入れる実習をやっているのか。授業でやってもないのに医師しかタトゥーを入れられないというのは、結局はタトゥーを入れてはならないと言っているに等しい。

高裁、「タトゥーを入れることによって阻害される安全上の問題は、安全性(肝炎)など必要なルール等は医師法ではなく、新たな法律を作るとか、彫り師業界で責任のある自主規制によって解決すべきである」

まあ、タトゥーを入れるか入れないかは個人の自由だが、勢いで入れちゃったのは良いけど、後で後悔してももう消すことはできないので(消せなくはないが、とてつもなく高額になるし、皮膚に痕が残って元通りにはならない)、あまりデカイのは入れない方が良いかも・・・

*明日の朝は冷えるとか。まだあまり閉めることのないサッシだが、今日は寒くなってきたので閉めた。だったら痩せ我慢しないでパンツを穿(は)けば良いのにと自分でも思うけど・・・ 最近は上にシャツを1枚羽織るようになったものの、下は相変わらずTバックだけのことが多い・・・

●11月15日(木)
*シンガポールで日露首脳会談。北方領土問題に関して、1956年の日ソ共同宣言の署名式のモノクロ記録映像が流れた。鳩山一郎とか池田勇人なんかが映ってる。それにしても鳩山一郎と息子の由紀男は全然似ていないなあ。
我が家の墓は鳩山家の墓の10メートルあまり裏側。

そんなことより、北方領土問題で一番忘れてはならない事実は、ソ連が日ソ不可侵(日ソ中立)条約を突然破棄し、条約有効期間であるにもかかわらず即日対日参戦したということである。

北方領土はソ連の不法占拠以外の何物でもない。

ソ連は、第2次世界大戦の結果ソ連が正当に領土にしたとか言っているけど、全くのデタラメ。

*稀勢の里、やっぱり休場だとか。右膝負傷とか。何だかなあ・・・
辛い気持ちは分かるけど・・・

*イギリスのEU離脱問題に関して、イギリスとEUの間で合意した離脱協定草案がイギリスの閣議で承認されたとか。

ただ、与党の中にも協定案に反対する議員が多く、草案が議会で承認されるかどうか予断を許さない状況だという。

イギリスとEUとの交渉で一番のネックとなったのは、イギリス領の北アイルランドが陸続きで国境を接するアイルランドとの間で、人と物の移動をどのように管理していくかをめぐる問題。(アイルランドはEU加盟国)

アイルランド島の北部、北アイルランドはイギリス連合王国の一部であるが、自分が若い頃は北アイルランドのIRAという武装組織がイギリスからの独立を求めて過激なテロ活動を繰り返していた。最終的にIRAが武装解除されてからまだ20年ちょっとしか経ってないのでは。(今でもIRAの過激派残党がいるらしい)

EUとしては、北アイルランドだけはEUの関税同盟に残すことを提案。

一方のイギリスとしても過去の歴史も踏まえ、北アイルランドとアイルランドを分断するようなことはしたくない。分断されれば、北アイルランドの住民はイギリスに対して反感を抱きかねない。北アイルランド住民の気持ちをイギリスに引き留めるためにも、北アイルランドとアイルランドの国境はなるべく自由な状態にしておきたい。国境に“関所”を設けて入国審査をしたり関税を取り立てたりしたくない。なるべく北アイルランドとアイルランドの一体感を損なうようなことはしたくない。なるべく北アイルランドの住民を刺激したくない。

EUもイギリスもイギリス領北アイルランドとアイルランド間の厳格な国境管理はしたくないという点では一致している。

ただ、それだと離脱後はアイルランド島とイギリス本体のグレートブリテン島との間が“境界線”になってしまう。イギリス本土から北アイルランドへの物の移動にはEUの基準にあった製品であるかどうか検査しなければならなくなる。イギリスという国の一体性が失われる。イギリスとしてはそれはできない。イギリスのジレンマがここにある。

EUが北アイルランドのみを例外としたかったのに対して、イギリスはイギリス全体がEUの関税同盟に留まることを提案。(EUの支配は受けないけど、関税は無し。良いとこ取り)

昨日イギリスの閣議で了承されたEUとの離脱協定案では、この国境問題については、イギリスのEU離脱期限である来年の3月29日から2020年末までの移行期間においてイギリス・EUが協議をし、新たな解決策(イギリス領北アイルランドとアイルランド国境に税関を設けずに関税を徴収する方策など)が見つからなかった場合には、
1)北アイルランドはEUの単一市場一部ルールに従う。(製品検査をしなければならない)
2)更に、この離脱協定案では一時的な単一関税区域が設けられるので、イギリス全体が実質的にEUの関税同盟に残ることになるという。

この「一時的な」というのがくせ者で、具体的な期間が決められていないばかりか、この取り決めが終了するのは、イギリス・EU双方が合意したときのみで、イギリスだけが止めたいと思ってもそれはできない。つまり事実上イギリスはEUに留まったままになってしまう、ということらしい。難しい・・・

そもそも、イギリスのEU離脱はイギリスがEUの規則に縛られて、自らの意思で行動することができないという不満が根底にあったはず。強いイギリスの主権を取り戻すというのが目的であったはず。
思うに、この協定草案では、イギリスにとっては基本的にあまり以前と変わりないのでは。それにイギリスは海を挟んで2つに分かれちゃうことになりますよね?

どうなんだろう。これでイギリス議会が納得するのかな。離脱賛成派も反対派も納得できないのでは。

今後、協定案がイギリス議会で承認されなければ離脱協定は成立しない。イギリスはEUから「合意なき離脱」へまっしぐらだ。何の安全策(解決策)に合意しないままEU離脱。イギリス経済は大混乱・・・

イギリスのみならず世界中が波風を受ける。

当然日本も無傷では済まされない。

この先どうなる?

*社協見守りのSさん、不在だった。
新大久保に行こうかなとも思ったが結局どこにも寄らず帰宅。

*ブログ、なかなか進まないなあ・・・
窓は開けていたが、シャツ1枚だとイエの中でも結構寒い。

●11月16日(金)
*今朝、東京は今季最低気温だったとか。
気持ちの良い晴天。最近、ようやく寝るときにはサッシを閉めるようになったので、朝、天気が良いと部屋は温室のように暖かい。なので午前中はまだ何となくTバックのままでいられる。

*FRB(アメリカの中央銀行)の元議長グリーンスパン、
「トランプ大統領の中国制裁は正気の沙汰ではない。勝者も敗者もない。どちらも敗け。勝者といえども敗けが少ないだけ」

アメリカ経済にも悪影響があるということだ。

*持病の甲状腺で2~3ヶ月に一度病院へ行く。薬を貰ってきた。
*麻雀会。2回しか和(あが)れなかった。明日の午後から、会長さん宅で麻雀に誘われた。

新大久保で買い物。ネパール食材店ほか。

階段、ジャンプ400回。

*自分は、朝鮮のキムが韓国のムンやアメリカのトランプに平和攻勢を仕掛けてきた頃、キムは権謀術策に長(た)けていて非常に強(したた)かであるので、ムンはおろかトランプでさえ手玉に取るほどであり、ムンはキムにいいように操られているだけ、ムンはお人好しで無能、とてもキムの対等な交渉相手にはなり得ない、みたいなことを言い続けたと思う。

韓国の右派系有力紙で、ムンには批判的、かつ日本には反日的な立場でもある朝鮮日報の社説から引用する。
社説のタイトルは「ムン大統領の大言壮語はどれもうそ、国民は何を信じればよいのか」。

6月の米朝首脳会談の前後から、アメリカのいくつかの研究機関が、朝鮮国内に存在する未公表の核施設の存在を明らかにしたり、朝鮮が核開発を続けていると何度も警告してきたのは皆さんよくご存じのこと。(つい数日前にもそのようなことがあった)

引用(1):「韓国の情報機関・国家情報院は14日、国会で『朝鮮はノドンやスカッドなどの短距離ミサル(ミサイル)の開発を今も続けており、これに核弾頭を小型化して搭載する技術開発も行っている』、『朝鮮における核・ミサル関連の技術開発は6月の米朝首脳会談の後も続いているようだ』と報告」

「ところがムン大統領は9月にピョンヤンで行われた南北首脳会談の直後、朝鮮が核実験場やミサル発射場を閉鎖したことに言及した際に『朝鮮は未来の核能力を廃棄した』との見方を示した」

「国家情報院が14日に行った国会報告の内容は大統領のこの発言が朝鮮の核の現実とは大きくかけ離れていることを明確にするものだった」

引用(2):「ムン大統領は先月、『朝鮮は(韓国が設定した)黄海の北方限界線を認めた』と発言したが、朝鮮は先日『黄海の海上境界線を命懸けで守れ』という内容の緊急指示を海軍司令部に送っていたという事実を朝鮮専門メディアが13日に報じた」

「ここでいう海上境界線とは朝鮮が、韓国が設定した北方限界線を否定し、北方限界線の南側に勝手に設定している境界線のことだ。
ムン大統領の言葉通り朝鮮が韓国の北方限界線を認めているのであれば、自分達が決めた海上境界線を命懸けで守れという指示を出すことなどあり得ない」

引用(3):「ムン大統領は板門店(パンムンジョム)での南北首脳会談の直後、アメリカのトランプ大統領に『キム・ジョンウン氏は1年以内に非核化を行う意思がある』と伝えたが、その後、トランプ大統領は『ムン大統領が伝えた内容と朝鮮の態度は何故これほど違うのか』と抗議の電話をかけてきた」

ムンがキムに完全に騙されているのは、韓国の朝鮮日報が社説で指摘するまでもない。

朝鮮が核開発を止める意思がないのは、自分のようなアホでも最初から分かりきっていることだが、それにしてもムンが愚かな幻想を抱いて、キムに利用され翻弄される姿は惨めで哀れだ。

よりによって自分のようなアホにバカにされるムンは可哀想。
ムンにとっては、あとは日本を徹底的に攻撃するしかない。

*「チコちゃんに叱られる」

●11月17日(土)
*会長さん宅へチャリで。麻雀。全6回でトータル-10。すき焼きをご馳走になった。
自分はトレーナー1枚だけだったが、Iさんはアンダーシャツ・シャツ・ベスト。帰るときはジャケットも。自分はチャリだが、そんなに寒くは感じない。

*サウディアラビアの反体制的ジャーナリスト・カショギ氏が殺害された事件で、サウディのムハンマド皇太子が殺害を命じたとアメリカのCIAが結論付けた。

アメリカはサウディに12兆円(20兆円?)もの武器売却契約をしている。
トランプが今後サウディに対してどう対応していくか。
サウディ批判はしつつも12兆円を無駄にするようなことはしたくはないはずだ。

*NHKでクイーン特集(30分)。

●11月18日(日)
*麻雀会。まあ、こんなもんかな。
買い物。中古のシャツ500円。イワシ、最近売ってないなあ。
階段、ジャンプ450回。

*APEC(アジア太平洋経済協力会議)の首脳会議で米中の意見が対立し、結局首脳共同宣言がまとまらなかったとか。1993年にAPECの首脳会議が始まって以来首脳共同宣言が出せなかったのは初めてらしい。トランプがいたらこういうことにもなるというもんだ。

*「大河」、一週間の最大の楽しみは「オクニョ」。