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海外ドラマや映画の感想いろいろ書いてます。

閑話 シャーロックの動画

2013-07-21 12:34:02 | 閑話
今回はYou tube動画のお話です。

You tubeにUPされている動画にいつも感心しているdicoですが、
特にFanmade・・・・You tubeの動画はほとんどFanmadeなんでしょうけど(笑)
時々クオリティの高い動画を見つけては「おー!」と食いついています。
本当に素人さんですか?もしかしたら中にはプロの方がまざっているかもしれませんが。

今ではソフトもかなり充実しているので、キャプチャするのも編集するのも簡単になってはいるようですが、
それでも独自に動画を作る労力ははかりしれません。
キャプチャして、選曲して、それをきとんと場面にマッチさせる。簡単なようでかなり難しいと思います。
やり遂げるパワーは愛以外のなにものでもありません。
dicoも嫌いではないのでうっかりすると作りたくなってしまうのですが、
それをすると少ない睡眠時間を更に削らなくてはいけなくなるので、ぐっとぐーっと我慢して視聴者の立場を貫いております。

で、
シャーロックですが、これも面白いものから感動巨編までいやいや本当に質の高い動画が多いです。
それぞれ好みがありますが、私はトレイラーっぽいのを好む傾向があるみたいです(笑)
ここでお気に入りをいくつか紹介させていただきたいと思います。

シーズン2のエピソード3までのネタバレが含まれている動画もあるのでご注意ください。


sherlock song spoof | Sherlock BBC | crack!vid
Spoofやミュージカル仕立ては結構ありますがその中でもこれは秀逸だと思います。
この動画を作成した方は他の動画もかなり完成度が高いのでもしかしたら素人ではないのかもしれません。
私はこれを観てからしばらく頭の中でジャスティン・ビーバーのあの曲がぐるぐるしてました。



「Sherlock Season 3 Fanmade Trailer」
タイトル通りシーズン3に向けたトレイラーと称したFanmade動画です。
もうこれこのまま公式で使えるんじゃないの?と思ったくらい完成度高いです。
マイクロフトのセリフはいろんな動画で使われていますが、マーク・ゲイティスさんは本当に素晴らしいですね。
出番は少ないけどその存在感はスゴイです。彼のいない「Sherlock」なんてクリープを入れないコーヒーです。(古っ)


「What might we deduce about his heart? | Sherlock BBC」
この動画も公式のトレイラーと言っても良いくらいよく出来てます。上のものより若干切ないです。
そしてやはりマークさんのセリフが光ってます。
このタイトルの動画は2種類ありまして、もうひとつの方はもっと長編でしかもうっかり泣きそうになります。
このブログでも紹介した「つぐない」の映画の音楽を使っているので観た方は何となく雰囲気がわかると思います。


シーズン2の最終話を踏まえた動画ってどうしても切ない内容になってしまいますよね。

「Sherlock/John ;; If you were gay」
これタイトルがすごいのですが(スラッシュまでつけんでも・・・)「AbenueQ」というブロードウェイに進出した
パペットミュージカルの中の1曲、「If you were gay」をアフレコさせてる動画なんです。
セサミストリートで有名なあのパペットです(笑)
パペットにタブーな話題をガンガンさせているアメリカってほんといろいろすごいです。
話が逸れましたが、あまりにもアフレコがぴったりと嵌っているので思わず「ブラボー」でした。



【BBC SHERLOCK】もしも君がゲイでも【アベニューQ】
こちらはニコニコで見つけた「If you were gay」のありがたい事に日本語訳がついた動画です。
内容がわかると爆笑とともに、ほんとによくできてるなーとやっぱり感心。



ページが重くなってしまって申し訳ないです。
気が付けば5コも動画を貼り付けてしまいました。もうこうゆうのはキリがないですね。
きっとまたやると思います。シャーロック以外でもやると思います(笑)

シャーロック 死を呼ぶ暗号 Part3

2013-07-20 10:21:52 | Sherlock
原題:The Blind Banker


続きです。

以下、ネタバレを含みますのでご注意ください。


ヴァン・クーンとジャーナリスト、ふたりが大連から帰国後に寄ったお店はチャイナタウンにあるラッキーキャット(招き猫?)
など中国の品を売るお店でした。
ふたりでキョロキョロお店を見まわしているとジョンが品物に貼ってある値札を見つけシャーロックを呼びます。
その値札はメッセージと思われる暗号と同じものでした。


「蘇州馬字だ」
シャーロックは言います。それは中国の特定地方に古くから伝わる数字でした。
捜査中は思考力が鈍るのを嫌い一切食事をしないシャーロックですが、ジョンはおなかが空くのでランチタイムにします。
か、どうかはわかりませんが、ラッキーキャットのお店のお向かいのお店に入ってジョンだけごはん食べます(笑)

ここでふたりは今までわかったことをまとめ、なぜ殺されたかを考えてみました。
「殺されたふたりはよく大連に行ってる」
「大連から何かを運び込みラッキーキャットのお店に持っていく」
なぜふたりは殺されたのか。シャーロックは推理します。
「どちらかの手癖が悪かったのか、お店に届けるはずの品を届けずに自分のものにしてしまった」
「どちらが盗んだかわからなかったからふたりに脅迫のメッセージを出した」

ふとシャーロックが窓の外を見るとラッキーキャットの2階に続くドの前に濡れたイエローページが置かれているのに気付きます。
雨が降ったのは3日前。表札には「ヤオ・スーリン」と書かれていました。

裏に回りながらジョンが「旅行してるんじゃないの?」と言うと「窓開いてるのに?」と言ってジャンプしながら2階に続く
階段を降ろしてさっさと上がっていきます。そして階段は非情にもまた元の位置へ。
ジョンに届く高さではないので、素直に玄関にまわります。


窓から入るとすぐ横に置いてあった花瓶を倒したのでとっさにナイスキャッチするのですが、下の絨毯が濡れていたので
その頃ジョンは玄関で一生懸命呼び鈴を鳴らして郵便受けから「今度は入れてよ」と叫びます。

シャーロックは部屋を検証しながら「僕の前に誰かがここに入ったみたい」とジョンに話しかけます。
てか、ジョンには聞こえないみたいだし、早く入れてやれよ(笑)
「いい加減にしろー」とジョンが叫ぶ中、そんな事はおかまいなしに「靴のサイズは8」「小さいが力強い手」などと
侵入者のプロファイルを始めるシャーロックでした。

この時点で、銀行やヴァン・クーンのお部屋に窓から侵入した男とこのお部屋に侵入した男が同一人物だと
確信している様子で「クモ男」と名付けています。
そして
「窓を閉めずに去った?」
「バカだな、そんなわけあるか」
と一人問答をしながら「まだこの部屋にいるんだ」と結論付けます。

この時点でジョンを中に入れればいいのに、とか思うんですが侵入者が中にいるってことは危険って事なので入れなかったのかも。

その時、何者かに後ろから紐で首を絞められるシャーロック。
「ジョン!」と呼ぶけど声は届かず「好きな時に開けてくれ」などとやさぐれるジョンさん。
首をぎゅうぎゅう絞められ声にならない声で「ジョン!」と呼び続けますが、
「僕はシャーロック・ホームズ。仕事はひとりでする。頭がいいからね」と皮肉をこめてジョンも負けずに叫びます。
この叫びが後々墓穴を掘るなんて事は今のジョンには知る由もありませんでした(笑)

シャーロックがぐったりしたところでその男は手を止めポケットに何かを入れて部屋を去ります。
げほんげほんと咳き込みながらよろよろと起き上がりポケットを調べると折り紙の黒い花が入っていました。


そして何事もなかったように玄関に行き「スーリンを探そう」と報告し「どうやって?」とジョンが聞いていると
足元に同僚のアンディがスーリンを心配して残したメモを発見したので早速古美術博物館に行きます。
首を絞められてうまく声の出ないシャーロックに「風邪ひいたのか?」と暢気に声をかけるジョン。
そういえば冒頭で繰り広げられた死闘もジョンに報告してないですよねー。

古美術博物館でアンディにスーリンがいなくなった日の行動を確認します。
「お茶の実演をしたあと、茶道具はここにしまうんです」アンディと一緒に奥に行くとそこにはあの暗号が描いてある石像がありました。

ヴァン・クーンに向けられたものと同じ暗号だったので「彼女を見つけないと」と急ぎ博物館を出ます。
出たところでプロの画家(笑)ラズがやってきて暗号を見つけたと言います。
案内されたところは至る所に落書きが描かれた場所でした。
そこには少ししか描かれていなかったので「もう少し証拠がいる」と付近を捜索することにしました。
そしてジョンが見つけたのは壁一面に描かれた暗号でした。

シャーロックに電話しますが出ないので「電話でろよー」と一旦シャーロックのもとに行き再び戻るとすべて消えていました。
「えー、ここにあったのに何で?」と不思議がるジョンの頭をがしっとつかみ「集中しろ!ジョン」と叫びます。
「記憶を掘り起こせ、見たものを覚えているか?」とシャーロックが言うと
「大丈夫、任せろ」とジョンが言うのですが
「人間は見たものの62%しか覚えてないんだ」とたたみかけます。62%かぁ(笑)
ジョンがなぜ自信たっぷりに任せろと言ったのかと言うと携帯のカメラに撮ったからなんですね。すごいなージョン!


数字もわかったしそれがふたつで1組だという事もわかりました。
更に、人通りの多いところに描かれていたのでこれは暗黒街の仲間へ「盗品奪還」の協力を呼びかけるメッセージだと推理します。

「その数字が何を示しているのか」それにはスーリンの協力が必要だと後ろでぐったりして「20分でいいから眠りたい」
と言うジョンを気に掛ける事無く再度古美術博物館に行きます。
アンディに「スーリンが危ないんだ」と事情を説明しますが「僕も探しているけどわからないんだ」とアンディ。
シャーロックは展示してある茶器が昨日と少し違うことに気が付きます。スーリンしかできない手入れがしてありました。

夜中にそっと忍び込むスーリンを待ち構えたシャーロックとジョン。彼女はこの仕事をやり遂げたかったのだと言います。
スーリンは小さい頃両親を亡くしたため仕方なくお兄ちゃんと組織に入ったこと、
その組織「黒いハス」という中国の組織で仕切っているのは将軍の「シャン」だという事、
彼らは盗品を密売している事、
組織の人間は踵に黒いハスのタトゥーをしていること、
そしてスーリンを追っているのは組織に洗脳されてしまった彼女のお兄さんだということがわかりました。

シャーロックはスーリンに暗号を見せます。すると彼女はこの暗号は組織が使っているもので本が基になっていると言います。
と、突然室内の電気が消えます。「彼がきた」スーリンがそう言うとシャーロックが飛び出していきます。
ジョンはスーリンを物陰に隠れさせ銃撃の音が聞こえると「加勢するからここにいて」とジョンも外に出ます。
弾をよけながら男を追うシャーロック。すると突然銃撃が止みます。

ジョンが音の聞こえる方向を探しているとスーリンのいる部屋から銃音が聞こえました。
「Oh My God」ジョンがあわててスーリンのところに行きますが彼女は死んでいました。


何やらサスペンスドラマのような切り方になっちゃいますが(苦笑)
Part4に続きます。

アメージング・グレイス 前半

2013-07-19 12:16:26 | 映画+Benedict Cumberbatch
原題: Amazing Grace 2006年/イギリス


タイトルはあの名曲「アメージング・グレイス」からです。きれいな曲ですよね。
私はこの映画で歌詞の意味を初めて知りました。

以下、ネタバレを含みますのでご注意ください。




奴隷貿易廃止に尽力した英国の政治家、ウィリアム・ウィルバーフォースの半生を描いた映画で、
イギリス奴隷貿易廃止200年を記念して制作されました。
史実を基にした映画ですがフィクション部分が多いように思います。が、史実と言っても何が真実かなんてよくわからないし、
何よりこれは映画だし、面白かったので全然大丈夫。(何か支離滅裂ですね、すみません)

前半はウィルバーフォースの回想で語られていて後半からはオンタイムとなる構成となっています。

1797年、英国の政治家、ウィリアム・ウィルバーフォースは心身を病みソーントン家で療養します。
夜ごと悪夢を見てうなされる彼は、医者からの指示でアヘンチンキを常用していました。
何が彼を苦しめているのか、それは後ほど明らかにされます。

ソーントン夫妻は彼の結婚を画策します。嫁をもらえば回復すると思ったんでしょうね。親心です。親戚ですし。
バーバラという美人で頭の良い女性と引き合わせようとします。

が、ふたりとも企みに気づいてしまいこの場は失敗。

15年前。
ウィルバーは若く希望に燃えたトーリー党の政治家でした。

議会ではホイッグ党のクラレンス公やタールトンとよく議論を交わし、度々打ち負かしていました。
クラレンス公はイギリス王ジョージ4世の息子で後のウィリアム4世です。トビー・ジョーンズが演じています。
TTSSでアレリン役だった方です。

左はタールトン役のキーラン・ハインズ。TTSSでブランド役を演じました。今回も仲良し?なふたりなんですね。

ウィルバーの大学時代からの友人で後のイギリス首相、ウィリアム・ピットも嬉しそうに見ています。


ある夜みんなでカードゲームに興じていました。
負けがこんできたクラレンス公はお金の代わりに自分の奴隷を賭けるからとウィルバーにかけあいました。
元奴隷船の船長でその事を後悔し今は聖職者であるジョン・ニュートンから度々悲惨な奴隷の話を聞いていた
ウィルバーは席を立ち走り去り、ピットが後を追います。

落ち着きを取り戻したウィルバーは「僕は歌が得意なんだ」と言って再びゲーム場に戻り、ジョン・ニュートンが作詞した
讃美歌「アメージング・グレイス」をみんなの前で歌います。

アメージング・グレイスの歌詞と日本語訳です。本当は7番まであるそうですね。
「Amazing grace how sweet the sound.That saved a wretch like me.
I once was lost but now am found Was blind but now I see.」
「アメージング・グレース何と美しい響きであろうか。
私のような者までも救ってくださる。道を踏み外しさまよっていた私を神は救い上げてくださり
今まで見えなかった神の恵みを今は見出すことができる。」

ピットくんも嬉しそう。彼はウィルバーが活躍すると笑顔になります。

余談ですがピット君はあまり社交的ではなかったようで友人も少なかったらしいです。
ウィルバーは数少ない大切な友人だったとか。・・・・どこのシャーロックですか?

ウィルバーは蜘蛛の巣や植物など自然を愛し、あふれる思いを神に伝えます。

残りの人生を神に奉仕したいと考えていました。
そしてその気持ちを手紙でピットくんに伝えると、ウィルバーは呼び出しをくらいます。

ピットは自分はもうすぐこの国の首相になるから君には僕の補佐をしてほしいと告げます。
最初は「首相?何言ってんの?」と本気にしなかったウィルバーですが、ピットは「若いから実現できる改革があるんだ」と言い、
そして「I need Your Answer、ウィルバー。君の美声で神を讃えるか、それとも世界を変えるか」と言われ悩めるウィルバーでした。

・・・また主役を差し置いて画像が多くなってきました。誰か私を止めてください。。。。

そしてある日ピットは奴隷貿易廃止運動をしている主だったメンバーをウィルバーに紹介します。
その中には運動のリーダー、トーマス・クラークソンや活発に活動していたクエイカー教徒、そして元奴隷のオラウダ・エクィアノがいました。
こちらはクラークソンさん。

クラークソンは「あなたは実際に見たことしか信じないと聞いたので」と言って奴隷船で奴隷を運ぶとき、
実際に使用している鉄の手枷や足枷などを持ち込みウィルバーに見せます。
元々奴隷制度には消極的だったウィルバーだったので、現実を見せられ一緒に戦ってほしいと言われればあと一押しです。

「僕の個人的興味を政治に使うのか」ウィルバーは怒りますが、ピットは平然と「その通りだよ」
更に「奴隷貿易に賛成の議員は300人、対するのは君だけだ。だが勝てる。君なら必ず」とすごい口説き文句で一押しします。
そしてウィルバーは彼の良きアドバイザー、ジョン・ニュートンに会いに行きます。
ニュートンは元奴隷船の船長でしたがある時奴隷の実態を知り、自分の犯している罪に深く戦き世俗を捨て神に仕える道を選んでいます。
アメージング・グレイスは彼がその時の気持ちを歌詞にしたものでした。
ウィルバーはピットから誘いを受けている事、奴隷貿易廃止の事、そして自分は迷っていることを素直に話しますが
ニュートンから「やりなさい。」と言われ、決心します。


現在に戻ります。
諦めないソーントン夫妻。バーバラを自宅に呼びみんなでお食事したあと二人でお庭の散歩に行くことになります。
話をしていくうちに二人とも同じ価値観や考えを持ち、また同じ方向を見ていることがわかります。
バーバラは当時ウィルバーが情熱を注いだ奴隷貿易廃止にも賛同していましたが、ウィルバーはその話をするのをとても嫌がりました。
結果的には法案は通らず、ウィルバーは失意の底にいました。そのため心身ともに健康を損ねアヘンチンキを常用していました。
それを聞いたバーバラは「すべてを話すのよ。自分の感情をすべてさらけ出すの」と言います。

今で言うところのカウンセリングでしょうか。今まで誰にも開けられなかったウィルバーの心を美人で聡明な女性が
いとも簡単にやってのけるのを見るのは気持ちいいですね。
ウィルバーは当時の事を話し始めます。

ウィリアム・ピットはイギリス史上最年少の24歳で首相の座に就き、ウィルバーはピットの補佐役を引き受けていました。
そしてウィルバーの奴隷貿易廃止の法案を成立させるための戦いが始まりました。
ウィルバーの賛同者はまだまだ数が少なく前途多難でしたが、ウィルバーの議論に将来性を感じたのか、
ホイッグ党の実力者、チャールズ・フォックス卿が廃止運動に参加することになったのです。

これはウィルバーにとっては願ってもない事でした。

ウィルバーとピットくん、かけっこしながらお庭に飛び出してくる場面。
こんなキラキラにする必要があるんですか?ってくらいそれはもうびっくりな場面です。(笑)

フォックスが加わったことについてのふたりの会話が、何か子供が遊んでいるみたいです。
「So,What Will we do With "FOX"?」 フォックスをどうする? ←ピットくん
「Put him in the "BOX"?」 びっくり箱に? ←ウィルバー
「Let him throw the heavy "ROCKS"」 世間を驚かそう。 ←ピットくん
「Provide the "SHOCKS"」 大騒ぎだ。 ←ウィルバー
「Put Lord Tarleton in the "STOCKS"」 タールトン卿は特に。 ←ピットくん
語呂合わせなんでしょうか。そういえばマザーグースにも同じような語呂合わせみたいな歌があったかも。

しかし、か・・・・・・かわいい。し、心臓が。。。。

それにしてもこんなかわいい首相と補佐だなんて、もうこの国、羨ましすぎる。
これが日本だったらマスコミは意地悪だから「高校生内閣」とか「アイドル内閣」とか言ってバカにしそうですね。
かけっこはピット君が勝つんですがこの時ウィルバーは「お腹の調子が悪いんだよ」って笑いながら言ってます。
実はその後、このお腹が悪化してアヘンチンキを常用するきっかけとなってしまいます。



長くなっちゃったので(でも半分以上は画像だったりしますが汗)続きは後半にします。

閑話 ベネディクト・カンバーバッチ来日

2013-07-17 20:23:35 | BC_2013・2014
今回は海外ドラマから離れたお話を。
あ、あんまり変わらないですか?(笑)

6月、7月はベネさんファンにとってはお祭りのような忙しさとなったのではないでしょうか。

私も事の起こりはTopGear。
そろそろTopGearのお話も書きたいなー、どのお話にするかななどと考えていたら何と!
ベネさんがTopGearの有名人レースの撮影をしたとの情報が入ってきまして、しかも放映日が7月14日(日)。
シャーロックシーズン1のコメンタリーでマークさんたちとそろそろTopGearからお誘いがあるんじゃないの?
なんて話をしていて、同じBBCだし可能性はあるなー、もし出てくれたら嬉しいなーなどと思っていたら
実現してくれたので、もう観るしかないでしょう。

だが、どうやって?
外国のしかも天下のBBCの放送をどうやって日本で??

結論を申せば、観れました。
かなり大変でしたし字幕もありませんが(笑)
この奮闘とTopGearの感想は後日「TopGear」の記事に書くとして。

映画やドラマ以外のベネさんはいつもYoutubeでしか観たことがなかったのですが、
それにしてもTopGearのベネさんは何となくかわいくなってるような。

しかもジェレミーさんがものすごく背が高いからベネさんといえども並ぶと小さい小さい。

TopGearのサイトにUPされたタイムアタックの舞台裏もちゃんと観れました。


この放送が14日、日本時間で15日未明。
で、同日のPMに来日するベネさんを成田空港からUstがライブするというのでこれも観ました。
やっぱりかわいくなってる?

騒ぐファンに「しーっ」ってすればピタッと静まるのが面白かったのか、
今度は煽り始めて、騒いだところに再び「静かに」ってタモリかよってみんな同じ事思ってておかしかった(笑)
でも、日本のファンはホントにマナー良いですね。

最初と真ん中あたりで止まってキチンとご挨拶してたのも印象的でした。
「セキュリティの都合でサインとか出来なくてごめんなさい」
「パパとママも空港にお出迎えなんてしてくれないのに、感動だよ」
などと(適当です、ごめんなさい)可愛くご挨拶。

それにしても、到着をPCでしかもライブで観られるなんて嬉しいわ。
Ustの閲覧者5000人超えてましたね。すごすぎ。


そして翌日、朝から日本テレビの生放送に出演されたあと12:00からプレミア記者会見。
これはニコ生がライブしてくれるというのでタイムシフト予約しつつ、会社でお昼しながら観ました。
やっぱりかわいくなってるよ、このひと(笑)



プレミア会見は会場もスタートレックのようなスペーシーな舞台で、オープニングのナレーションもかっこよくて

ピカーッと光った瞬間、いよいよジョンハリソンが登場か?

と、思ったらシャーロックでした(笑)

それにしてもこの記者会見の演出とアイデア本当に本当にステキでした。
最初に観たときは狭い会場だなあと思いましたがまさかまわりの壁にニコ生視聴者のコメントが流れるとは。
会場に行けない人たちもまるで会場にいて一緒に参加しているような気分で本当に感動してしまいましたよ。

私も生まれて初めてコメントしてしました。ドキドキ。
しかもベネさんも流れるコメントに興味津々で質問の最中にちらちら。

じっと見てた時もあって、猫かよ(笑)

そんなベネさんの様子にみんなも英語のコメントが多くなってきて、「ハンサムポーズのリクエストがあった」と
言ってポーズしてくれてたりしたのですが、どんなハンサムやねん。

最後の方に、「みんなでWe Love JJ て書いて」ってまさかのベネさんからのリクエストに雪崩のような「We Love JJ」が!
ベネさんも楽しそうでしたが、みんなもベネさんと一緒に遊んだ気分で楽しかったと思います。


ほんとにこの演出は良かったなあ。視聴する側も楽しいけどゲストも嬉しいと思うよ。こんなにたくさんの愛のある
コメントが常時流れてくるんだもん。もちろん不特定多数の参加というリスクはありますが。
でも、みんな愛が溢れる優しいコメントでしたね。
(変なのもあったけど(笑))

しかもライティングがいいのかカメラマンがいいのか、最初から最後までベネさんがきれいでかわいくて、ちょ、ちょっと心臓が。。。

あのスーツのボタンを座る時に外して立つ時にまたかける仕草、好きだなー。

パラマウントやニコ生のスタッフの皆様、本当にお疲れ様でした。
その夜は試写会でしたが、私はあっけなく外れてしまったのでおうちでニコ生のタイムシフトを観てました(笑)

今回、ツイッターを始めいろんなサイトのコメントのほとんどが「天使」と「かわいい」の表現で埋め尽くされていて、
36歳を迎えようとしている成人男性なのにー(笑)
でもアメリカのプレミアの時はジョン・ハリソンそのままのアダルトな感じだったからもしかして日本向け?(笑)


そんなわけで、ほとんどPCの前にいた私でさえ慌ただしかったので各イベントに参加された方々は、
準備も含めいろいろ忙しかったと思います。ベネさんが帰国した途端気が抜けて倒れちゃう人もいるのでは。。。

とりあえず私は8月になったら映画館にGOです。
日本公開で今よりもう少し知名度あがるのかしらね。



Band of Brothers Part Six 衛生兵 前編

2013-07-17 07:47:34 | Band of Brothers
原題:Bastogne


「バストーニュ」です。
このエピソードはすごく人気ありましたね。
私も全エピソードで一番好きな、大好きなエピなんです。

企業で例えると兵隊がSales部隊なら衛生兵はBackoffice、つまり後方支援になります。
Sales部隊がいないと会社は成り立たないと同様に兵隊がいなければ戦争には勝てません。
だけど、彼らを支援するスタッフがいるからこそ彼らは自分の仕事に集中できるのです。

E中隊の将校がユージーンに銀星章を贈りたいと上層部に申請しましたが、それは叶いませんでした。
ダイクが承認しなかったとか(怒)理由はわかっておりませんが、それでもE中隊は間違いなく彼らに感謝し英雄だと思っています。

衛生兵は武器を携帯していません。
(腕の腕章は衛生兵の印で、治療を行う彼らを攻撃してはいけないルールが一応あります。)
ただひたすら隊員たちの治療のために砲弾が飛び交う戦場を駆け回っています。

隊員たちの会話の中で「ユージーンは俺たちを愛称で呼ばないよな」とありました。
いつも隊員たちにすこし壁を作っているその心中はわかるように思います。
兵隊たちの死に一番近いところにいる衛生兵は助けられない無力さに怒り、悲しみます。
兵隊たちと親しくならない事で少しでもそんな悲しみや辛さから自分を守っているのかもしれません。

そんな衛生兵にこの過酷なバストーニュでスポットをあてた今回のエピソード。
助けられない辛さから時には治療を放棄したり、懸命に傷ついた兵士を治療するひとりの女性に心を寄せたり、
ユージーンの心の葛藤が本来ならまだまだ年若い男の子なんだということを彷彿させるのもこのエピソードの人気たる所以かもしれません。

前置きが長くなりましたが、支援もない救護所もない孤立した戦場で常に隊員たちの様子を見に歩き回り物資を調達する、
まるっとユージーンのエピソードです。



氷を砕いてひげをそるウィンターズさん。すごい寒そうです。

物資の不足を報告するためウィンターズさんに報告しようと近寄るユージーンを制止します。
敵の兵士が近くにいました。ちなみにこの兵士トイレのためズボンを下ろしたところをウィンターズに捕まります。
そんな無防備状態で銃を向けられちゃうなんて何かちょっとかわいそう。。。

捕虜として捕えていると将軍たちがやってきます。
ちかくのタコツボで眠ってたニクソンもねむねむで報告します。
「防衛線を見回ったが右翼に501連隊が見当たりません」
バストーニュは人員不足とそのうえ天候が悪いので補給もままならない状態でした。
「前線は死守してね。でも霧が晴れるまで補給はないよ。第1大隊はフォイから撤退したけど、死守してね。」
将軍たちはそう告げると去っていきます。


「やれやれ」と再びひげをそり始めるウィンターズさんにユージーンはやっと本来の目的を果たします。
「包帯と血漿とモルヒネもありません。」そう報告するためにじっと待ってたユージーンでした。
「第3大隊からわけてもらえ。兵隊たちからもありったけかき集めろ」そう指示するウィンターズさん。
補給が無い以上それくらいしか指示ができません。

同じ衛生兵のスピナに調達した物資を渡し在庫状況を確認します。
そこにダイクがやってきます。新しくE中隊に赴任してきた将校です。
「衛生兵2人がひとつのところにいたら危ないだろ?」と文句を言うダイクですが、ユージーン、まるっきり無視(笑)
無視したまま黙々と作業しているので、かわりにスピナが謝ってます。

はさみが無いユージーンはこれからハサミ探しの旅に出ることになります。
ガルニアがいたので「はさみある?」と聞くと「ないよ、それより話があるんだ」とすり寄るガルニアに「足はどう?痛む?」
と心配しながらも「あとでね」と去っていきます。
治療する際にハサミは必需品なのでまずはハサミをゲットしなければなりません。
ちょこちょこ動き回り様子をききながらついでにモルヒネをゲットしていきます。兵士たちは各自救急セットを持っているので、
使っていなければモルヒネもセットに入っているようです。

と、突然砲弾が落ち始めます。
みんなの無事を確かめているとどこからともなく「衛生兵」「ドク」とお呼びがかかります。
砲弾をよけながらひたすら走り回り傷ついた兵士の手当てをするユージーンでした。


「スピナ、誰かと一緒に第3大隊を探して物資をもらってきて」とユージーンに言われへフロンをお供に旅に出ます。
途中迷って誰かのタコツボに落ちたへフロン。何とそこはドイツ兵のタコツボでした。
隊に戻ってそれを笑い話にするへフロン。
みんなが話してるところを遠くから聞いているユージーンはいつも輪の外にいます。


続きます。