原題:Crossroads
半ば強引に休暇を取らされパリにいるウィンターズさん。
パリで電車に乗っていると島での戦闘がフラッシュバックで蘇ります。
特に目が合った少年に、自分が撃った若きドイツ兵が重なりしばし呆然とします。
気が付くと電車を乗り過ごししかも終電だったので歩いてホテルに帰る羽目に。
心に過っているのはドイツ兵に対する後悔なのか同情なのか自責の念なのか、だけど戦争は待ってくれません。
明日になればまた戦場に戻り自分のやるべきことしなければいけないのです。
・・・・とウィンターズさんが考えていたかどうかは定かではありません。ドラマの中ではそこは明確にされていないです。
「電車で乗り過ごしちゃったからホテルまで歩いて帰ったら一日終わったんだ。休暇なんて時間の無駄だったよ」
原作にはウィンターズさんはこう言ってたとだけ書いてあります。
冒頭で書いたようにここの部分はオリジナルっぽいので、制作側が少し映画仕立てにしたように思います。
ムームロン基地では隊員たちがジョン・ウェインの映画を観ています。
15回も観たというラズが後ろでセリフをいちいち口に出し真剣に観ているトイとリプトンに怒られたり、
その後ろではマラーキーが賭けに勝って大金を手にしマックたちとキャッキャッしてやっぱりトイとリプトンに怒られたり。
だけど突然場内が明るくなり映画が終わります。
「ドイツ軍がアルデンヌの森を突破し、第4、第28師団に被害が出た。将校は司令部に集合しろ。休暇は中止だ」
ウィンターズさんは退院したコンプトンに話しかけますが何だかぼーっとしています。
コンプトンは怪我をして以来少しずつ心が壊れていきますが今は誰も気づいていません。
夜、E中隊はベルギーのバストーニュへ向かうため出発の準備をします。
ダイクがストレイヤー中佐が休暇から戻っていないことに「前線に行くのに指揮官が不在とは問題です」と
文句を言うとウィンターズさんは「防寒服や弾丸が足りないのはもっと問題だぞ」とバッサリ。
「補給もないかもしれない。ありったけの物資を手配しろ」と指示を出します。
トラックの移動の中、隊員たちはこれからの戦闘に不安を抱きます。冬の寒い中、補給も期待できない戦闘です。
と、言いつつ新人をからかいながら相変わらずきゃっきゃしているE中隊でした。
アントワープ港を攻撃するためドイツ軍はアルデンヌから進撃しました。
バストーニュにはアルデンヌ山地を巡る7本の道が合流しており、その交差点はドイツ軍の進撃に必要であったため重要な町でした。
連合軍はバストーニュを死守しなければなりません。
戦車や兵員はドイツ軍が圧倒していましたが制空権は連合軍が握っていたため天候の悪い冬を狙って奇襲をしてきました。
そのため空軍は支援物資の投入も支援攻撃もままならない状況になります。
待機していると前線から戻ってくる兵士たちが歩いてきます。
兵士たちはパニック状態になっており「逃げろ!殺されるぞ」と叫んでいたそうです。
兵士たちから未使用の弾丸などを受け取っていると、ライス少尉がジープで大量に弾丸が運ばれてきました。
ライス少尉は第10機甲師団の戦闘司令部に所属していて、弾丸が不足しているのを知ってかき集めてきたのです。
彼はその後も出来るだけ武器を集めてジープで輸送してくれたそうです。
「敵は南からくる。包囲されますよ。」とライス少尉が言います。
「我々は落下傘部隊だ。包囲には慣れている。」ウィンターズはこう返します。
こうしてE中隊は1944年12月中旬から1945年1月まで、厳しい寒さの中孤独で過酷な「バストーニュの戦い」へと入っていきます。
半ば強引に休暇を取らされパリにいるウィンターズさん。
パリで電車に乗っていると島での戦闘がフラッシュバックで蘇ります。
特に目が合った少年に、自分が撃った若きドイツ兵が重なりしばし呆然とします。
気が付くと電車を乗り過ごししかも終電だったので歩いてホテルに帰る羽目に。
心に過っているのはドイツ兵に対する後悔なのか同情なのか自責の念なのか、だけど戦争は待ってくれません。
明日になればまた戦場に戻り自分のやるべきことしなければいけないのです。
・・・・とウィンターズさんが考えていたかどうかは定かではありません。ドラマの中ではそこは明確にされていないです。
「電車で乗り過ごしちゃったからホテルまで歩いて帰ったら一日終わったんだ。休暇なんて時間の無駄だったよ」
原作にはウィンターズさんはこう言ってたとだけ書いてあります。
冒頭で書いたようにここの部分はオリジナルっぽいので、制作側が少し映画仕立てにしたように思います。
ムームロン基地では隊員たちがジョン・ウェインの映画を観ています。
15回も観たというラズが後ろでセリフをいちいち口に出し真剣に観ているトイとリプトンに怒られたり、
その後ろではマラーキーが賭けに勝って大金を手にしマックたちとキャッキャッしてやっぱりトイとリプトンに怒られたり。
だけど突然場内が明るくなり映画が終わります。
「ドイツ軍がアルデンヌの森を突破し、第4、第28師団に被害が出た。将校は司令部に集合しろ。休暇は中止だ」
ウィンターズさんは退院したコンプトンに話しかけますが何だかぼーっとしています。
コンプトンは怪我をして以来少しずつ心が壊れていきますが今は誰も気づいていません。
夜、E中隊はベルギーのバストーニュへ向かうため出発の準備をします。
ダイクがストレイヤー中佐が休暇から戻っていないことに「前線に行くのに指揮官が不在とは問題です」と
文句を言うとウィンターズさんは「防寒服や弾丸が足りないのはもっと問題だぞ」とバッサリ。
「補給もないかもしれない。ありったけの物資を手配しろ」と指示を出します。
トラックの移動の中、隊員たちはこれからの戦闘に不安を抱きます。冬の寒い中、補給も期待できない戦闘です。
と、言いつつ新人をからかいながら相変わらずきゃっきゃしているE中隊でした。
アントワープ港を攻撃するためドイツ軍はアルデンヌから進撃しました。
バストーニュにはアルデンヌ山地を巡る7本の道が合流しており、その交差点はドイツ軍の進撃に必要であったため重要な町でした。
連合軍はバストーニュを死守しなければなりません。
戦車や兵員はドイツ軍が圧倒していましたが制空権は連合軍が握っていたため天候の悪い冬を狙って奇襲をしてきました。
そのため空軍は支援物資の投入も支援攻撃もままならない状況になります。
待機していると前線から戻ってくる兵士たちが歩いてきます。
兵士たちはパニック状態になっており「逃げろ!殺されるぞ」と叫んでいたそうです。
兵士たちから未使用の弾丸などを受け取っていると、ライス少尉がジープで大量に弾丸が運ばれてきました。
ライス少尉は第10機甲師団の戦闘司令部に所属していて、弾丸が不足しているのを知ってかき集めてきたのです。
彼はその後も出来るだけ武器を集めてジープで輸送してくれたそうです。
「敵は南からくる。包囲されますよ。」とライス少尉が言います。
「我々は落下傘部隊だ。包囲には慣れている。」ウィンターズはこう返します。
こうしてE中隊は1944年12月中旬から1945年1月まで、厳しい寒さの中孤独で過酷な「バストーニュの戦い」へと入っていきます。