Sherlock 4-3 The Final Problem ちょっとだけ感想

これでラストかと思うとやはり寂しいです。
ずいぶん大団円なラストでした。
予定調和というか、最後の最後で軌道修正した感じ。
ともあれ、もし次回があれば今度こそ冒険譚になるのではないかと思わせるようなラストでした。
しかもふたりでロージーを育てるとか、どこのファンフィクかと。


ざくっとあらすじです。（正確ではありませんのでその辺はよしなに・・・）
ラストまでしっかりネタバレですのでご注意ください。




前回出てきたユーラスは3人目というか３番目のホームズだったことがわかり、
マイクロフトから真相を聞き出します。
「Eurus」はギリシャ神話に出てくる東風の神様の事らしいです。
（ギリシャ神話はユーラスじゃなくてエウロスってなってました。）

この時マイクロフトは依頼人として221Bの椅子に（無理やり）座っています。
シャーロックはユーラスの記憶がありませんでした。
ユーラスの件は家族の話だからジョンに外すよう言うマイクロフトに
シャーロックはジョンも家族だからと退けます。

S1では同僚
S2では友達
S3では親友
そしてS4では家族なんですね。

子どもの頃からちょっと異常な気質を見せていたユーラス。
シャーロックの愛犬、レッドビアードがいなくなったのもユーラスの仕業でした。
そんなある日ユーラスはホームズ家を燃やしてしまいます。

（このあたり、よくわかりませんが）
マイクロフトはユーラスは火事で死んだことにし、
両親にも内密ににシェリンフォードに移送して幽閉しました。

絶対に脱走できない刑務所「アルカトラズ」・・・ではなく「シェリンフォード」に幽閉されていたユーラスですが
刑務所の人たちみんなを味方につけたんだか騙したんだかわかりませんが、自由になっていました。
このあたりは「羊たちの沈黙」を参照してください。（嘘です）

シェリンフォードでユーラスの罠にはまったマイクロフト、シャーロック、そしてジョンは
ユーラスが仕掛けるゲームをクリアしないと前へ進めません。
ゲームの中でシャーロックの過去やトラウマが明らかになっていきます。


レッドビアードは犬ではなくシャーロックの友達だったんですね。
シャーロックと海賊ごっこをして遊んでいたのでレッドビアードという記憶にすり替えられていた？
それが気に入らないユーラスは友達を井戸に閉じ込めてしまいます。
シャーロックとゲームをしている感覚でヒントを与えますがシャーロックはそれに気が付きませんでした。

そしてユーラスはジョンも同じ井戸に閉じ込めてしまいますが、
今回はちゃんとジョンを救うことができたシャーロック。
さらにユーラスの心までも救うことになります。

ラストは221Bに日常が出てきておしまい。


本当にこれはモファティスの壮大なもしもシリーズなんだと実感しました。

もしもホームズが現代に蘇ったら？から始まっているわけですしね。
じゃあ、ワトソンは賭博じゃなく戦場依存にしようとかモリアーティも同年代にしようとか。

そんで、女性に興味ないんだからバージンだよね。
で、アイリーンに誘惑されるとかいいんじゃない？
でもそれじゃありきたりだからアイリーンがシャーロックに恋をするのはどう？

シャーロックが死んでる間にメアリーと出会うよね。
でも普通じゃつまらないからメアリーが凄腕の暗殺者にしてみようよ。

シャーロックは普通の人より感情が豊かなんだよ。
でも何らかの理由で感情を閉ざしてるんだ。
じゃあ、S4は人間性を取り戻すための話にしよう。

三人目のホームズを出そう。シェリンフォードっていたし。
でもみんな兄だと思ってるからここは妹にしよう。

以上、私の妄想だけでお送りいたしました。
でもこんな会話してそう・・・

ラストはメアリーのビデオレターが届きふたりで見ます。
S1のシャーロックとジョンが出てきてちょっと感動でした。
踊る人形ネタとか正典ネタも盛り込んでいるのもさすがでしたし。
メアリーの最後のセリフは「最後の事件」に出てくる有名なセリフですが
シャーロックでもS3E1でジョンが言ってるんですよね。

「The best and the wisest men i have ever known, my Baker Street boys,
Sherlock Holmes and Doctor Watson.」

もしかしてこのセリフを言わせるためのメアリーだったのかしら。
でも、それだったら暗殺者設定はいらなかったような。
ホント、あれでシャーロックが一気に普通の人間になった感じで、
それが狙いかもしれないけど、スゴく興ざめだったような気がします。

そしてサイコパスな妹を出すなら両親も出さない方が良かったように思うんです。
だって、両親があまりにも駄目すぎるでしょーってなっちゃう。
あと、子役がやっぱりちょっと微妙な気が・・・・ルイスくんには似てる気がするけれど・・・

結局シャーロックの「I love you」はユーラスがモリーに告白させないと殺すと脅して、
モリーに電話しますが、じゃあなたから言いなさいよみたいな事を言われて
不器用ながらも精一杯、おそらくは生まれて初めてのセリフ「I Love You」を言うんですね。

この時のモリーがなぜか最初から不機嫌というか辛そうな表情だったのと、
電話のあとモリーはどうしたのかとかが何も描かれてなかったことに対し
モファットさんが、モリーはシャーロックを許すしすぐに元通りだよ、みたいな事を言って、
ルーちゃんがツイッターでそれに反論し、それに多くのファンが賛同していました。

詳細はRadioTimesにありますが、何となく女性蔑視問題にまで発展しそうな感じちょっとびっくり。
Sherlock star Louise Brealey "disagrees" with Steven Moffat's comments on Molly Hooper

今までもずっと言われてきましたが
S1でシャーロックとジョンが出会い、
S2で信頼と友情を深め、
S3で一度離れ、
S4で家族になる。なんですね。
それはいいんだけど、本当にロージーはふたりで育てるのか・・・・？

これがラストだと思うと、
長いメアリーの尺を少し端折ってその分ボーイズに割いて欲しかったとか、
結局これはホームズ家がテーマのドラマだったのかとか、
最後は妹にもってかれちゃった気もするとか・・・何か相変わらず文句も言ってみるんだけど
きっと次回もあると信じれば、軌道修正した分期待できそうですよね。
だってモファットさんが「これで最後ですよ、第一章は。」って言ってるんだもん（笑）
↓
Steven Moffat speaks out on Sherlock's future

羊たちの沈黙やら007スカイフォールやらいろいろ盛りだくさんな内容でしたが
初期の頃のシャーロックの雰囲気が戻ってたし面白かったです。

相変わらず大した感想ではありませんがひとまずこれで終わります。
何かもっと書きたかったんだけどうまくまとまらないのでまたちゃんとしたらリベンジします。

これはラストの場面なんだけど、


既にこんなコラが・・・仕事はや！