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海外ドラマや映画の感想いろいろ書いてます。

ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔 4 of 4

2015-09-04 07:33:01 | ロード・オブ・ザ・リング
The Lord of the Rings: The Two Towers
2002年
Director:Peter Jackson
Screenplay:Fran Walsh Philippa Boyens Peter Jackson
Based on The Fellowship of the Ring by J. R. R. Tolkien

オスギリアス。
ファラミアはフロドを指輪ごとデネソールに献上すると言うのでサムが訴えます。

「Do you want to know what happened to Boromir?
You want to know why your brother died?
He tried to take the Ring from Frodo after swearing an oath to protect him!
He tried to kill him! The Ring drove your brother mad!」
ボロミアに何が起こったか知りたいか?お兄さんがなぜ死んだか?
彼はフロドを守ると誓ったその後に指輪をとろうとした。
フロドを殺そうとした。指輪が彼を狂わせたんだ。

その時、ナズグルがオスギリアスを襲います。

ヘルム渓谷ではセオデン王がすっかりあきらめちゃっています。
こんな見境のない憎しみに人間に何ができる?という王に、
一緒に乗り越えるんです、そして立ち向かうんです、とアラゴルン。
セオデン「For death and glory.」死と栄光のために。
アラゴルン「For Rohan. For your people.」ローハンのために。あたなの民のために。
ギムリ「The sun is rising.」日が昇っていく。
ギムリの言葉に別れ際のガンダルフの言葉を思い出します。
「5日目の夜明けに東から戻る。」

セオデン王は情熱を取り戻します。
The horn of Helm Hammerhand shall sound in the deep......one last time.」
槌手王ヘルムの低い角笛を鳴らそう、最後にもう一度。

余談ですが、「ホビット3」でトーリンが正気を取り戻した時に言った
「one last time」がものすごく印象に残っているからなのか、
LotRでもこのセリフが妙に耳に入ってくるんですよね。

ギムリが角笛を鳴らしセオデン王たちが馬で前進した時、光とともにガンダルフが現れます。

ガンダルフ「Theoden King stands alone.」
セオデン王が孤立無援であられるぞ。
エオメル「Not alone. Rohirrim! To the king!」
ひとりではございません。ローハンの騎士たち!王のもとへ!

オスギリアス。
指輪を呼ぶ声に呼ばれフロドはナズグルの前に出ます。

指輪を差し出したその時、サムが飛び出しフロドを助けファラミアがナズグルを追い払います。
フロドはサムを剣で刺そうとしますがサムの呼びかけに正気を取り戻します。

「僕はもうできない」とフロドにサムの言葉です。
ここでは原文を直訳してみました。
いつ観ても泣けてくる場面ですが、直訳だとイマイチかも。私の駄訳のせい?

I know. It's all wrong.By rights, we shouldn't even be here.
But we are. It's like in the great stories, Mr. Frodo.
The ones that really mattered. Full of darkness and danger they were.
And sometimes you didn't want to know the end because how could the end be happy?
How could the world go back to the way it was when so much bad had happened?
わかってます。こんなのは間違っています。
本来僕たちはここにはいないはずなんです。だけどここに来てしまった。
まるで壮大な物語のようです、Mr.フロド。
それはとても大切な本で、暗闇と危険に満ち溢れていました。
どんなハッピーエンドになるのか、終わりを知りたくなりませんでした?
悪い事ばかり起こる世界でどうやって元に戻るのでしょうか。


But in the end, it's only a passing thing this shadow.
Even darkness must pass. A new day will come.
And when the sun shines, it will shine out the clearer.
Those were the stories that stayed with you that meant something.
Even if you were too small to understand why.
But I think, Mr. Frodo, I do understand. I know now.
だけど結局、影は消滅します。暗闇も過ぎ去っていきます。
新しい日がやってきて太陽がひと際輝いています。
そういった何らかの意味が心に残り続ける物語でした。
たとえ、理解するには小さすぎたとしても。
だけど、思うんです、Mr.フロド。今だったら理解できると。

Folk in those stories had lots of chances of turning back, only they didn't.
They kept going because they were holding on to something.
物語の主人公たちはいつでも引き返すことができたのに、そうしなかったのです。
彼らは何かにしがみつきながら進み続けました。

What are we holding on to, Sam?
僕たちは何につかまればいいの?サム。とフロド。

That there's some good in this world, Mr. Frodo. And it's worth fighting for.
この世界には尊いものがあるんです、Mr.フロド。戦う価値のあるものが。


泣かせるなあ、サム(大泣)
最後の部分、字幕では「何かを信じて」になっていて余計に涙が・・・
サムは結構浅慮なところもあると思うのですが大事なところでは強さを発揮してるんですよね。
ホビットがそういう種族なんでしたっけ。
ホビットだけでなく、みんながそれぞれ乗り越えなければいけない何かを
フロドを通して乗り越えていくんですね。大切です。

話を聞いていたファラミアが静かに近づき、やっと理解し合えたと言います。
そしてフロドを開放します。

ファラミアはボロミアの死の原因を知った事もあったけど、
その昔、ガンダルフからいろいろと教わっていたそうで、とても聡明な人だったみたいですね。
だからこそ指輪の危険性とかフロドが成し遂げようとしている事の困難さとかをすぐに理解できたのかも。

それぞれの戦いが終りました。
レゴラスとギムリはそれぞれ倒した数を競い合っていました。
レゴラス、負けず嫌い炸裂です。


メリーとピピンはサルマンの貯蔵庫で食料と上等なパイプ草を発見します。
戦利品というやつですね。


ファラミアはフロドたちに抜け道を案内します。
そこでファラミアはゴラムがフロドたちをキリス ウンゴルに連れて行こうとしている事を知り、
危険だと警告しますが、選択の余地はないから、とフロド。
ファラミアは、フロドたちを傷つけるな、とゴラムに釘を刺します。


ガンダルフの言葉。
Sauron's wrath will be terrible, his retribution swift.
The battle for Helm's Deep is over. The battle for Middle-earth is about to begin.
All our hopes now lie with two little Hobbits somewhere in the wilderness.
サウロンはひどく怒り、すぐに報復するだろう。
ヘルムでの戦いは終わったが、中つ国をかけた戦いが始まろうとしている。
我々の希望は今、荒野をさまよう二人の小さなホビットに託されている。


フロドの言葉
Well, you've left out one of the chief characters "Samwise the Brave."
I want to hear more about Sam.
君は重要な人物のサムワイズが勇者だったって事を忘れてるよ。
僕はサムの話を聞かれたいんだ。
フロドはサムがいたからたどり着けたんだ。


そして最後にゴラムが何かを企みながらフロドたちを案内するところで終わります。



今回初めて、スペシャル・エクステンデッド・エディションを見ましたが、
劇場版よりさらに面白さがUPしていて、もう劇場版見れなくなりそうです。
なのできっと王の帰還もSEE版を観る事になりそうです。
しかし、王の帰還は4時間30分もあるそうですよ。ひえー、いつ観るんだー!

そんなわけで近いうちに王の帰還もやりたいと思っているのでまたおつきあいくださいませ。

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