That's awesome

海外ドラマや映画の感想いろいろ書いてます。

ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還 3 of 7

2015-09-14 07:21:12 | ロード・オブ・ザ・リング
The Lord of the Rings: The Return of the King
2003年
Director:Peter Jackson
Screenplay:Fran Walsh Philippa Boyens Peter Jackson
Based on The Fellowship of the Ring by J. R. R. Tolkien


2大王様による巨頭対談

馬鍬砦に集合するも思ったより集まりません。
馬たちに落ち着きがないので何事かと思ったら死者の道へ続く谷の入り口がありました。
ちょっとビビり気味のアラゴルンは背後からのギムリの呼びかけに本気で驚いていました。


何かかわいい。


瀕死のアルウェンと砕け散る夕星の光の夢を見るアラゴルン。

飛び起きたらセオデン王からお呼びがかかり王のテントに。
エルロンド卿が鍛えなおしたナルシルの剣、「アンデュリル」を携えてやってきていました。
死の軍勢を味方につける必要があるけどゴンドールの王なら大丈夫、とエルロンド義父上。

「The man who can wield the power of this sword-
-can summon to him an army more deadly than any that walks this earth.
Put aside the Ranger. Become who you were born to be.I gave hope to the Dunedain.」
この剣の力を扱える者ならこの大地を歩く何よりも威力のある軍隊を招集することができる。
レンジャーの身分を捨て、生まれながらの者になるのだ。私はドゥーネダイン に希望を与えた。
「I have kept no hope for myself.」
私は自分に希望などもちません。


アラゴルンは死者の道に行くためにこっそりとひとりで抜け出そうと支度をしていると
エオウィンがやってきます。

私の気持ちはおわかりでしょう、とエオウィンに、あなたは私の影を愛したのです、とアラゴルン。
何か・・・そんな歌がありましたよね。あなたは私の幻を愛したの♪
「I have wished you joy since first I saw you.」
最初に会った時から私はあなたの幸せを祈っていました。
剣と盾を持って戦いたいと頑張る女性を応援したくなる気持ちもわかるんだけど、
優しさは罪なのよー、アラゴルン。

更に、ギムリとレゴラスにも見つかっちゃいます。

「Not this time. This time you must stay Gimli. 」
今回は連れていかないよ、とアラゴルンですが、
「Have you learnt nothing of the stubbornness of dwarves?」
ドワーフが頑固だって学ばなかった?としっかり馬と一緒のレゴラス。3人の友情が熱いわ。

レゴラスの説明を聞きながら死者の道へ。
ブレゴも逃げ出すほど妖気漂う入口ですが臆せず入っていくアラゴルンとレゴラス。
「Well this is a thing unheard of. An elf will go underground, where a dwarf dare not.
Oh. Oh, I'm never hear the end of it.」
聞いたことがない。エルフが地下に行くのにドワーフにその勇気がないなんて。
末代まで言われてしまうよ。とギムリも頑張って入っていきます。

下を見るなよ、とアラゴルンに言われるギムリですが、
見るなよと言われると見たくなるのが人情ってもんです。ドワーフですけど。
ギムリが下を見ると足元にはたくさんの頭蓋骨で埋め尽くされていました。

死者の王、登場。

ディズニーランドのホーンテッドマンションみたいなんですけど。

「I am Isildur heir. Fight for me and I will hold your oaths fulfilled.
What say you? You have my word! Fight and I will release you from this living death!
What say you? 」
私はイシルドゥアの末裔だ。私と共に戦いお前の誓いを果たせ。何と答える?
戦え。そうすれば私はお前を解き放つ。答えろ!

しかし死者たちはその場から消え去り洞窟は崩れアラゴルンたちは何とか脱出しますが、
そこで見たものは大河を渡る海賊船の大軍でした。

死者の王との交渉が決裂し絶望感でアラゴルンはその場に崩れ落ちます。

劇場版ではカットされた場面ですが、こんな美味しい場面をなぜカットしたんですか!
アラゴルンのあまりの色気に眩暈が・・・(変態)


しつこい?


その時、ふと気配がして振り返ると死者の王が再び登場。

「We fight! 」
我らは戦う!

早く言えってー!


ミナス・ティリス。
満身創痍で重体のファラミアを見て絶望したデネソールが仕事を放り出しちゃうので
ガンダルフが兵士たちの指揮をとっています。
余談ですがゴスモグって結構優秀なコマンダーだなーとちょっと感心。


上陸しようとしている海賊たちを待ち構えているアラゴルンたち。

PJとゆかいな仲間たち。
PJは毎回こっそりと出演していましたが最後だからと制作スタッフもかなり出演しているとの事で、
特にPJは迫真の演技してました。さすが監督。

海賊に警告の矢を撃とうとするレゴラスの弓をギムリがちょろっと向きを変えて
殺してしまいます。PJ、渾身の演技。
それでも余裕で「どこの軍隊が?」笑っている海賊たちの前に現れたのは・・・

「This army. 」
最強の軍隊、死者の軍隊でした。


4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
アラゴルンの色気~ (Misty)
2015-09-19 17:53:18
こんにちは!
劇場版って、ホントにかなりカットされているんですね~こやってSEE版を解説してもらって、より細やかな人物の背景とか関係が分かってくると、余計に作品の深みを感じられますね。それにしても、アラゴルンってそんな歳だったんですか!

でも、確かに呆然とするアラゴルンの色気は尋常では…(笑)しかも、dicoさん画像マジックで色気倍増ですね!死者の王は、劇場版ではすぐにOKしたんでしたっけ…?はっきり覚えていないのですが。レゴラスやギムリとの男の友情もいいですね~

“PJとゆかいな仲間たち”!これがPJ監督とは、知りませんでした!(今更そんなこと言ってるのは私だけ?)監督ったら、お茶目ですね~海賊の役なんて、すごく楽しそう。

4時間以上と聞いて、きっと無理だわ~と思っていましたが、すぐには無理でもいつかは見てみたいですね。原作も、いつかは~(そんなことを言ってるものが色々と…)

ところで、SWの1をやっと見ました。アナキンがとってもかわいいのですが、彼が末はああなるのかと思うと、可愛くていい子であればあるほど、既に切なくなってしまいました。オビ・ワンと師匠もなかなか素敵でした。そして、R2-D2がすごく活躍していて、なんだか嬉しかったです。メカなら、確かに人の何世代分も存在してもおかしくないんだな~と今更思い、もしかして、今後の新作でも活躍して、壮大なストーリーの変わらぬ部分になってくれるのかな?と思ったりもしました。(影の主役?!)

人は全くの善でも全くの悪でもなくて、誰でもどちらに転ぶこともあるというか、根は善良でも、いろんなきっかけや誘惑で変わることもあるというのは、最初に「ロード・オブ・ザ・リング」を見た時に、まず面白いなと思った部分だったのですが、SWにも、そういうところ、どこか共通してるのかなぁ…という気がしました。すみません、ホントに今更なことを書いてるかもしれませんけど。

「ロード・オブ・ザ・リング」にはサムがいて、いろんな仲間の助けもあって、ゴラムの皮肉な役回りもあって、使命を果たすことができたのだけど、もしかして、SWの「バランスを正す」(でしたっけ?)も、全てのストーリーが終わるときには、アナキンがああなったことも含めて最後には彼の役割が大きな意味でバランスを取り戻す流れを作ったということになるのかなぁ・・・と思ったりもしました。

12月の新作公開までには、あと2作見たいなぁと思います。



返信する
Re.アラゴルンの色気~ (dico)
2015-09-19 22:52:09
Mistyさん
こんばんは~
SEE版、そうなんですよ。
各キャラクターを掘り下げていてかなり思い入れできます。

アラゴルン、わーい、画像頑張った甲斐がありました。
死者の王は劇場版だと何も答えてないですね。
「返事は?」で終わっていてその後ミナスティリスに現れる場面に飛んでいます。

PJのこの場面はSEE版のみなので私も知らなかったですよー。
「旅の仲間」で出ているのは知っていましたけどそれ以外は今回初めて知りました。
SEE版、本当に長いですけどいつかぜひ観てください。
原作は私もいつか・・・(笑)

SW1、おお!ご覧になったのですね。
アナキン、かわいいですよね。私は何といってもクワイガン推しですけど(笑)
R2-D2はこの頃のほうがスペック高いんですよね。
何故なんだ(笑)
R2-D2はホントSWの癒しです。
きっと変わらぬ部分なんでしょうね。
最後までR2とC3POだけが目撃者として残っていきそうです。

MistyさんのLotRの面白かった部分、何か深いです。
全然今さらじゃないですよー。
SWもまさしくそうなんだと思いました。
人間は楽に力を手に入れられる方に転びやすく、
SWはシスのダークサイド、LotRはサウロンの指輪なんでしょうね。
SWには人生の哲学的なものが詰まっていると思いますけど、
LotRにも同じことが言えますよね。深いです。

アナキンの役割、そうなんです。
ゴラムが大事な役割を担うきっかけはビルボの情けにあったわけですけど、
アナキンは・・・・いやこれSw2と3のネタバレになりそうなので、頑張って観てください!

ストーリーが終るときにアナキンの役割が流れを作ったというお話、いいですね。
そうであってほしいです。

SwとLotRに思わぬ共通点を知ることができて楽しかったです。
ありがとうございます!
12月までにあと2作、頑張っちゃってください。←しつこい
あ、でもくれぐれも無理はなさらずにマイペースでお願いします。
返信する
Unknown (モグモグ)
2015-09-20 10:39:59
ロードとSW似てるでしょ?ルーカス監督が指環物語のファンだったけど、余りに壮大でCGの技術もまだまだだったので、設定を変えたスペースオペラにしたと、読んだことがあります。まさにロードは、ファンタジーの基本の基なんですよ。だから原作は二十世紀最高の傑作と言われてる位なんです。日本には馴染みがなかったので、わたしも名前は聞いた事があったけど、映画を見るまでは知りませんでした。だからピージャクに足を向けて寝られません(笑)
返信する
Re.Unknown (dico)
2015-09-20 20:59:48
モグモグさん
こんばんは。
あー!そういえばそんな話聞いたことあります。
確かそれ「ウィロー」だったような。
結局「ウィロー」を制作したような話でしたが、元は指輪だったんですねー。びっくり!!
そう言われるとダースベイダーって何となく立ち位置はサウロンかも。
こんな繋がりがあったなんて何だか嬉しいです。
そしてPJの凄さにあらためて敬服しちゃいます。ありがとう、PJ!
私もこれからは足を向けないようにしないと(笑)
返信する

コメントを投稿