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海外ドラマや映画の感想いろいろ書いてます。

Tom Hiddleston interview by BenedictCumberbatch その3

2016-10-13 11:17:59 | BC_2015・2016
ベネディクトの「インタビュー ウィズ トム・ヒドルストン」続きです。
かなり意訳していますので誤訳など多々ありますがご容赦ください。
前回はこちら。
Tom Hiddleston interview by BenedictCumberbatch その2


元記事はこちら。
Interview Magazine


TH:最初に人物を作りあげるのに対し、シャーロックやロキのようにまた同じ人物を演じるのはどう思ってる?

BC:最初に作り上げるのと同じレベルでアプローチすべきじゃないかな。
君も既に確立してるけど、視覚的にも明確で絶対に拭い去れない確かなアイコンがある。
僕の場合は帽子やコートだ。君も角には葛藤があったよね。
君さえよければその話をしたいと思ってたんだ。


新しく作り替えようとしなければキャラクターはダメになってしまうんだよ。
面白いよ。純粋に楽しめる。脚本があまり良くなかったり、
そのキャラクターに別の面を求められていなかったらそんな事はしないけど。
どんな障害があって何の目的があるのかにもよる。
それが興味を引かれるものなら、新たな演技の戦略がたてられる。

そうすればキャラクターは何も描かれていないキャンバスのように明白になるはず。
ロキは姿かたちを変えるいたずら好きの神様でいろいろなものになれる。
諮問探偵だって急にカンフーができるようになって違う言語や手話を話せるとか、
そこには潜在的なリソースがたくさんあるんだ。
ずっと演じていると親しみを覚えてくるしね。

舞台の古典的な役柄の場合も同じように感じるのかな。
例えば、僕がどこか別の場所でハムレットをもう一度演じるとしたら?
同じセリフ、同じ苦境、同じ登場人物たちで演じるんだから。
何も変わらないな。背景は変わるだろうけど。


君、何かスピリチュアルな考えとか持ってる?
何か問題に直面した時の対処法とかは?マントラか何か。

TH:その日一日に弾みをつけるだけでも何かしたほうがいいよ。
僕は音楽かな。あとはランニング。
仕事をするとき、ランニングで一日を始めるんだ、ジムではなく外に出てだよ。
だけど自分の足だけが僕を前へ押し出すんだと思うだけで・・・頭の中から世界に出ていけるとわかったんだ。

BC:君は運動するために朝早く起きるだけでなくベッドに入るにもルールがあるの?

TH:君もやるべきだよ。鈍るぞ。仕事は次々と変化していくんだ。多様になる
「コング: スカル・アイランド」ではずっと外にいたよ。
僕の役は元SAS(英国陸軍特殊空挺部隊)の追跡チームだから彼は究極の陸上競技選手のようなものだよね。
いつも当然のように走り回るんだけど、怠けてたりすれば心臓がバクバクなんだ。

BC:ヒューローリーが君を褒めていた記事を読んだよ。
君のエネルギーは尽きる事がないって言ってた。
メイクや衣装でトラブルになった事とかないの?
君がアイスランドのどこかでクリスと走っている写真を見た覚えがある。
でもムカつくことに、君の魅力的なイギリス人の笑顔を見せれば
君のメイクと衣装担当者からは何のお咎めもないんだよね。


TH:(笑)どうだろうね、人それぞれ向き不向きがあるんじゃないの。
僕には僕のやり方があるんだし。
ランニングの良いところは、朝、仕事に行く前に走るとその日を優位に立てるような気分になれるんだ。

どんな仕事でも僕は予習とかリサーチ、その場面やキャラクターを考えたりするんだけど、
大体は朝に考えが具体化するんだ。
最高のアイデアが浮かぶ時もあるよ。
ホロウクラウンの「ヘンリー4世パート1」を撮影していた時を思い出すね。
このシリーズは君も主演したよね、最高だった。

で、僕たちはほとんど時間がない中でハル王子とヘンリー4世の重要な場面の撮影をしようとしていた。
ハルが父親の裁きの場に召喚され、公の場で叱られフォルスタッフと手を切れと屈辱を与えられる場面だ。
まれにみる二人芝居だ。ほとんどがヘンリー4世王のセリフで、演じたのはジェレミー・アイアンズだった。
それで、僕はあるセリフの後に彼は僕を殴るべきだと思ったのを覚えてる。


2012年の1月だったよ。
朝5時にリハーサルをしてた時、僕に平手打ちをくらわすアイデアが浮かんだんだ。
それはまさにハルが未来の王としての責任の重さに気づく瞬間だった。
この場面の詩やシェイクスピアの言葉はすべてが重厚で。
でもそこに平手打ちを入れたんだ。

BC:すごね。でもそれは呼吸や瞑想、ヨガでだろうと同じなんじゃないかな。
ランニングは良い手段だけど。
君は何となく機動性があるような気がする。
身体的だけじゃなく、走るのではなくてもいいんじゃないかな。
君は目の前にあるものに対してとても敏感だし。

そういう事の妨げになりそうな、何か恐れているものってある?
つまりさ、一見無敵に見える人が恐れるものって何なのか聞いてみたかったんだ
でも無理に答えなくてもいいからね。嫌ならそう言ってほしい。友達なんだから。

TH:Thanks, friend.



その4へ・・・

2 コメント

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うまいなぁ (マラカイト)
2016-10-14 02:28:00
気付けばベネさんがトムヒのいいところを引き合いに出してインタビューらしさを出してますね。
ランニングしてるとか機敏だとか何だかすごく努力して才能を伸ばしてるって感じを受けますね。
でも言うほどベネさんってどんくさくないですよ。
泳ぎもするしランニングもできる。でも習慣にはしてないですよね。ハムレットに向けた体力づくりのランニング姿は記憶に新しいですもん。
ただ、家に帰るとお父ちゃんだからね~そういう仕事も大事よね。

ベネさん結構トムヒと一緒に写真に写ってますね。最後のはいつの時かな・・・


今日は、夜香港に心が飛んでました。笑
久しぶりのレカベで人数も少なくて見どころがいっぱいでしたね。
小雨がパラついて傘が出たときはおお~って思ったけどすぐやみましたね。
ZIPが行ってたみたいなので録画予約入れておかなくちゃ・・・
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Re.うまいなぁ (dico)
2016-10-14 23:18:46
マラカイトさん
こんばんは~
ベネさんは結構インタビュー上手いなあと思う時がありますよね。
相手をすごくたててるなあと。
どんくさい(笑)
柵をひらりと飛び越えるし全然どんくさくないと思いますが、アクションは苦手かも(笑)
そうですよね、ダイエットもするし身体も鍛えるけど
全部芝居するためであって習慣にはしないですよね。
一極集中なタイプなのかしら。

最後の写真も戦火の馬です。
一緒の写真が多いように思いますが戦火の馬の時がかなりありますね。

香港、盛り上がってましたね。
私も必死で追いかけていましたが、追いかけきれませんでしたよ(泣)
傘と言えば・・・・ですよねー。
そういえば髪型もあの時と同じなような気がします。
やっぱりあのくらいの長さが似合うのかしら。
ZIPは早朝に出てました。
しかし、ZIPは本当にベネさん贔屓なんですね。
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