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海外ドラマや映画の感想いろいろ書いてます。

Sherlock 1-2 The Blind Banker その7

2015-10-03 11:05:11 | Sherlock S1E2
「死を呼ぶ暗号」

Directed by Euros Lyn
Written by Stephen Thompson

かなり間が空いてしまいましたが、続きです。


シャーロックとジョンはアンディに会いにいきました。
SH「彼女と最後に会ったのはいつだ?」
An「3日に前にここで、博物館で。今朝、彼女が辞めたことを知りました。
突然です。仕事もやりかけで。」
SH「彼女が最後に手掛けていた仕事は?」

保管室に案内するアンディ。
An「彼女は観光客のために茶道のデモンストレーションをしていたんです。」
そこでシャーロックは黄色のペンキで暗号が描かれたギリシアの像を見つけます。



博物館を出たふたり。
SH「スーリンを見つけないと・・・」
JW「まだ生きていればの話だな。あの暗号は彼女が次に殺されるということだろう。」

そこにラズが現れます。
Raz「シャーロック!」
JW「おや、誰かと思えば・・・」
Raz「見つけたよ。」

3人はハンガーフィールド橋を渡りサウスバンク方面に向かいます。

JW「火曜の朝だ。君がやるべきことは出頭してあのバッグは自分のものだと言う事だからな。」
SH「君の出廷日を僕たちが忘れるとでも?」
シャーロックたちを見ている女性がいます。
何度かジョンを見ていた、サングラスをかけた女性でした。

サウスバンク、スケートパーク。
壁や柱一面に落書きが描かれています。

SH「木を隠したいなら森の中って言うだろう?みんな何も知らずに通り過ぎるだけだ。
メッセージを解読することもない。」

ラズが「あそこだ。」と指を指します。
そこには様々な落書きにまぎれて黄色のペンキで描かれた文字がいくつかありました。


SH「ここにいたな。まったく同じペンキだ。ジョン、鉄道線路に行ってくれ。
これと同じ色を探すんだ。解読するにはもっと多くの証拠が要る。」
JW「で、君はどこを・・・」
ジョンはラズのほうを見ますが姿は見えません。
JW「わかってたさ。」
シャーロックもスキップしながら離れていき、ジョンはひとり残されます。


線路の上でシャーロックはエアゾールの空き缶を拾い匂いを確かめます。

線路を北に向かって調べていくジョン。
段ボールをベッドにしている数人のホームレスがいます。
ジョンは暗がりにひそむ彼らに不自然に見えないよう慎重に脇を通り過ぎようとします。

JW「あー・・・申し訳ないけど通してくれるかな?」
Guy「ここは俺の場所だ。」
LW「あの壁を見たいだけなんだ。ちょっとだけどいてくれない?」
Guy「5ポンドだよ。」
JW「何だって?」
Guy「どいてほしいんだろう?5ポンド払えよ。」
JW「わかった。」
ジョンはポケットに手を入れます。
Guy「10ポンドだ。」
JW「5ポンドじゃないのか?」
Guy「手っ取り早く言うと、「違うね。」」


シャーロックは南に向かって捜索をします。
壁一面に貼られたポスターの一枚をはがしたりしています。


ジョンは携帯を使ってあたりを照らします。すると線路伝いに黄色いペンキのあとがありました。
そして壁一面に描かれた暗号を見つけます。

ジョンはシャーロックに電話をしますが応答がありません。
JW「Dammit. 」

そしてシャーロックのところまで走り「シャーロック、見つけたぞ。」と呼び、
急いで元の場所に戻りますが落書きはすっかり消えていました。

JW「おかしいな。ここにあったのに。10分前にはあったんだ。壁一面に。」
手で触れると壁は黒のペンキで塗られていたのがわかります。
SH「僕に見られたくなかったようだ。」
突然シャーロックは両手でジョンの頭をつかみます。


JW「おい、シャーロック。何するんだ。」
SH「静かに、ジョン。集中してくれ。目を閉じるんだ。」
JW「え?何で?」
SH「視覚的記憶を最大限まで引き出してほしい。それを描きだすんだ。
君が見たものを描いてくれ。できるか?」
JW「できるよ。」
SH「図柄を覚えているのか?」
JW「もちろんだ。」
SH「どのくらい覚えている?」
JW「心配するなって。」
SH「正確な視覚的記憶の平均は62%しかないからだ。」
JW「僕は全部覚えてるよ。」
SH「本当か?」
JW「ポケットに手を入れられたらね。写真に撮ったんだ。」

ジョンに携帯を渡されたシャーロックの表情が、
ちょっとバカにし過ぎたと反省しているような気まずいような、
そんな表情も伺えるように思いました。

翌朝。
壁に貼った画像をじっと見ています。


SH「常に2つで一組だよ、ジョン。見ろよ。」
JW「んー?」
SH「あらゆる数字はパートナーと組んでいる。」
JW「そうか、僕は眠りたい。」
SH「なぜ線路脇にペイントが?」
JW「さあ」
SH「毎日、何千という人が通るのに・・・・」
JW「20分だけ・・・・」
SH「そうか、そうだった!こいつは情報が欲しいんだ。裏の社会の住人すべてに呼びかけている。
盗まれた何かを取り返したい。それがこの暗号に記されている。スーリンがいなければ解読できない。」

再び博物館。
SH「2人の男は中国に行ったあとに死んでいる。殺人者は彼らに蘇州号碼でメッセージを残していた。」
JW「スーリンが危ないんだ。あの暗号は他のとまったく同じなんだ。そいつは彼女も殺す気だ。」
An「彼女の友人や同僚にあたってみたけど、どこに行ったのかわからないんです。」

シャーロックは展示されている急須に目が留まります。
JW「どうした、シャーロック?何を見ているんだ。」
SH「このティーポットについて詳しく教えてくれ。」
An「彼女はポットに憑りつかれていました。緊急処置が必要で、乾いてしまうと砕けてしまうんです。
お茶を淹れ続けないとダメだそうです。」
SH「前回来た時はひとつだけ艶があったが今はふたつのポットに艶がある。」
An「ここは旧式だけど入るときは名前を入力しなければならないんです。
彼女はここに戻ってきていません。ログを見てください。」
SH「おそらく彼女はどこにも行っていない。」



その夜。
静まり返った博物館に忍び込むスーリンの姿がありました。
彼女は急須を手に取るとレスとレーションルームで修復作業を始めます。
ドアの向こうにシャーロックの影が映ります。

作業に熱中しているスーリンの背後からシャーロックが声をかけます。
SH「一緒にビスケットはどう?」
驚いて思わず急須を落としてしますスーリン。
咄嗟にそれを受け止めて「年代物だ。壊さないで。」とスーリンに手渡します。
そして灯りをつけると「Hello」とご挨拶。


SL「暗号を見たの?彼が私のところに来ることも知っているのね。」
SH「君は賢い。これまでのところは何とか彼を回避している。」
SL「この仕事を終わらせたかったの。でも彼が私を見つけるのは時間の問題よ。」
SH「彼は何者なんだ。面識があるのか?」
SL「小さい頃は中国に住んでいたの。彼の「サイン」だとすぐにわかった。」
SH「暗号?」
SL「これをやるのは彼だけ。ジジュー。」
JW「ジジュー?」
SH「「クモ」か。」

スーリンは踵のタトゥーを見せます。
SL「このマークを知っている?」
SH「中国のトンのものだ。」


JW「え?」
SH「昔からある犯罪組織。中国に拠点がある。」
SL「兵隊にはみんなこのマークがあるの。組織のために運ぶ人たち。」
JW「運ぶ?つまり・・・君は密輸入者?」
SL「15歳の時に中国のYellow Dragon Cityに住んでいたの。
両親が死んで生活の手立てがなくなってボスの下で働くしかなかった。」
SH「そいつらは何者なんだ?」
SL「ブラックロータスと呼ばれている。彼らは酒と安いたばこを密輸しているの。
誰も女子高生のポケットは調べないから。」

SL「16歳の頃には数千ポンド相当のドラッグを持って香港まで国境を越えた。
プライドなんてないけど、やってきたことは恥じているわ。
だけど何とか抜け出すことができた。以前の生活から脱することができた。
イギリスに来て夜学で勉強して、ここでも仕事ももらえた。すべて順調だった。新しい人生よ。」
SH「その後、彼が追ってきた?」
SL「ええ。
5年も経てば忘れてくれると思っていた。だけど彼らは放っておいてはくれなかった。
私たちのような小さなコミュニティは決して遠く隔たれてはいない。
彼は3日前に私のフラットに来た。盗まれたものを探すのに協力してくれないかと言われたの。」
JW「盗まれたものが何だったかわかる?」
SL「私は協力を拒んだから。」
SH「その処罰として暗号を送ったんだな。」
SL「彼は冷酷な狂信者なの。誰にでも襲い掛かる。家族でさえも裏切ったら襲うわ。」
JW「君は彼をよく知ってるのか?」
SL「ええ、彼は私の兄なのよ。」

黒い折り紙で蓮の花を折っている女性の手が映ります。

SL「両親は1989年にデモに巻き込まれて死んだの。
私は4歳で彼は私より少し年上だった。2人の孤児。選択肢などなかった。
ブラックロータスで働くか、物乞いの様に路上で飢えに苦しむかよ。
兄は一番権力を持ったシャンと呼ばれるブラックロータスの将軍の手先になった。
私は彼に背を向けた。彼は私が裏切ったと言ったわ。
次の日、ここに来た私を待っていたのはは暗号だった。」

シャーロックは銀行や図書館、そして線路脇に描かれた暗号の画像をポケットから取り出します。
SH「解読できる?」
SL「これは数字よ。」
SH「ああ。」
SL「これ。男性の目を覆っている線は中国の数字で「1」。」
SH「これは?15か?」
SL「ええ。」
SH「1と15.何の符号だ?」
SL「密輸してる人なら誰でも知ってるわ。本がベースになっていて・・・・」
その時、突然部屋の照明が消えます。そして大きな音が聞こえてきました。
SL「彼が来たんだわ。ジジュー。」
シャーロックは部屋を飛び出します。
JW「シャーロック、待てよ!」
ジョンはスーリンをテーブルの陰に連れていき、シャーロックの後を追います。

続きます。

2 コメント

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そろそろ? (Yam Yam)
2015-10-05 18:55:45
今晩は~!
以前書きましたが、先週土曜日のシャーロックぶっ通し放送時々観ちゃいましたよ。
何時でも観られるのに、TV放映の時も又観てしまうガッツキなんですけど(汗)、まぁ随分久し振りだったので懐かしかったですね。

ところで、もうそろそろご出発ではないですか?
いよいよですねぇ。
敵前逃亡(あれ、誰が敵?)の脱走兵(兵隊か)である軟弱者の為にも どうか
じっくり、十分に、心置きなく(シツコイ!)堪能して楽しんでいらして下さいね。
そして、是非私の”目”と”耳”と”想い” を持って行って下さい(重い?)。

ただ、朝晩は大分寒い様なので(去年も言った!)くれぐれもお身体に気を付けて
いらして下さいね。
その後のレポートを楽しみにしておりますよ。

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Re.そろそろ? (dico)
2015-10-05 22:31:46
Yam Yam さん
こんばんは!

放送観ちゃったんですねー。
いえいえ、わかりますよ。私も同じ環境であればきっと観てますし。

そうなんです、今週の土曜日に出発なんです。
なので何だかバタバタしてしまいブログの更新もままなりません。
敵前逃亡ー(笑)何を仰いますか。
はい、悔いの無いよう堪能してきますね。
Yam Yamさんの目と耳と想い、しっかり受け取りましたよー!

今日は東京も急激に寒くなってびっくりですが、ハムレットのSDの様子を見ていると
みんなもしっかりコートとか着てるんですよね。
最低気温は10度未満だったし、考えている以上に寒そうです。はうー。
私の出発時期を忘れずにコメントいただいて嬉しい限りです。
レポートできるよう頑張りますね~
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