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海外ドラマや映画の感想いろいろ書いてます。

Sherlock 1-2 The Blind Banker その5

2015-07-17 21:34:11 | Sherlock S1E2
「死を呼ぶ暗号」

Directed by Euros Lyn
Written by Stephen Thompson

今朝、NHKの台風情報を見ていたら「台風再上陸」って言ってたんです。
え?今までどこかに行ってまた帰ってきたの?とか思ったのですが、
四国から岡山方面に進んだ際、一度海に出るから「再上陸」なんですね。

何かちょっと変・・・とか思っていたら会社でも同じように思っていた人が多く何度もその話題になりました。
瀬戸内海って島がいっぱいあるからその理論でいけば再再再上陸くらいなんじゃないの?とか(バカですね)
気象庁では北海道、本州、四国、九州を通過したときは「上陸」で他は沖縄もすべて「通過」なんだそうですね。
そういわれると、沖縄は毎回「通過」だったかも。
気象庁も表現に関してはいろいろと改善しているそうですが調べると結構面白かったりします。
瀬戸内海を通過しただけで「再上陸」もちょっと改善したほうがいいかも・・・

前置きが長くなりましたが続きです。


シャーロックは図書館で撮影した写真を壁に刺すと、4つの記号をじっと見つめます。
銀行にあった2つと図書館にあった2つは同じパターンでした。

SH「殺人者は銀行に行きヴァンクーンを脅すメッセージを残す。
ヴァンクーンは慌ててフラットに戻り内側から鍵をかけた。
そのわずか数時間後に、彼は死んだ。」
JW「そいつはルーキスを図書館で見つけ、ルーキスが読んでいる本のラックに暗号を書いた。
それを見たルーキスは家に戻り・・・」
SH「・・・そして彼も死んだ。」
JW「なんで殺されたんだ、シャーロック?」
SH「それを教えてくれるのは暗号だけだ。」

シャーロックとジョンはトラファルガー広場を歩いています。


SH「世界はコードと暗号によって動いてるんだ、ジョン。
銀行にある100万ポンドのセキュリティシステムや君が異議申し立てをしたピンコードの機械も。
暗号は僕たちのあらゆる生活に常に存在している。」
JW「それはそうだけど・・・」
SH「だけど、それはすべてコンピューターの話で電子コードは暗号化のメソッドだ。
これは違う。これは旧式の手段だから最新の暗号解読の方法では解けない。」
JW「どこに行くんだ?」
SH「アドバイスが必要だ。」
JW「え?今なんて?」
SH「聞こえてただろ。2度は言わない。」
JW「君がアドバイスを必要とはね。」
SH「絵を描くことに関しては、そうだよ。専門家に話を聞く必要がある。」

国立美術館に向かっていましたがシャーロックはそこには入らず横の路地に入ります。
JW「ちょっとどこに行くんだよ。シャーロック?」
シャーロックはラズという若い男に近寄ります。

Raz「新作だよ。」
SH「なるほど。」
Raz「タイトルは『Urban blood lust frenzy』だ。」
JW「いいね。」
Raz「Community Support Officer (警察補助要員)がその角を曲がってくるまでに2分あるけど、
描きながらでいいかな?」

シャーロックはラズにモバイルを渡しますのでラズはスプレー缶をジョンに手渡しモバイルを受け取ります。
ラズは銀行と図書館の画像にざっと目を通します。

SH「作者がわかるか?」
Raz「ペンキならわかる。ミシガンだね、高圧スプレーの。亜鉛メッキだ。」
SH「記号はどうだ?見覚えあるか?」
Raz「サインじゃないな。ちゃんとした言葉なのかどうかもよくわからないけど。」
SH「男がふたり殺されたんだ、ラズ。これを解読すれば犯人を見つけ出す鍵になる。」
Raz「これだけじゃ難しいよ。」
SH「どんなことでもいいから手を貸してくれ。」
Raz「情報を集めてみるよ。」
SH「頼む。」

そこにパトロールの人たちがやってきます。
ジョンは自分がスプレー缶を持っている事をすっかり忘れています。
ラズはキットの入ったバッグをこっそりとジョンの足元に向かって蹴ります。

PO「何を考えてる?このギャラリーは公共建築物に指定されてるんだぞ。」
JW「あ、いやこれは僕が描いたんじゃないんです。これを持っていただけで・・・」
ジョンは振り向きますが、ラズとシャーロックは逃げたあとでした。

シャーロックの逃げ足早すぎ(笑)

英国博物館。
アンディがディレクターに話しかけます。


An「彼女は大切な修復作業の最中だったのでどうして急にやめたんですか?」
MD「家族の問題だと手紙に書いてあったわ。」
An「彼女には家族はいないですよ。ひとりでこの国に来たんです。」
MD「アンディ・・・」
An「陶磁器のティーポットに彼女は取りつかれていたんです。
数週間、ずっと修復に取り組んでいました。それを置き去りにするなんて考えられませんよ。」
MD「余計な関心を持たれたくなかったんじゃないかしら。」
アンディを見る彼女の目は明白な非難を物語っていました。

221B。
シャーロックはインターネットから古代のシンボルや言語のページをプリントアウトしています。
エジプトの象形文字、ギリシャ文字、ヘブライ語やアラビア語、そして中国語。
それらを壁に貼り黄色で描かれた記号と照合しますが合うものはありませんでした。
ジョンが帰ってきたとき、シャーロックはルーン文字の本を読んでいました。


SH「久しぶりだな。」
JW「知ってるだろうけど・・・
カストディサージェント(拘置担当の巡査部長ですかね?)たちは急ぐのは好きじゃないみたいだよ?
手続きをしてたんだ。指紋とか、起訴状とか。さらに火曜日には裁判所に行かないといけないんだ。」
SH「なんで?」
JW「火曜日に出廷するんだ、シャーロック。反社会的行動禁止命令だよ。器物損壊罪でね。」
SH「そうか、よかったな。」
JW「君の若い友達に、いつでも好きな時に白状してくれて構わないからと教えてあげてくれ。」
SH「まだ記号を解読できてない。君は警察署に行って、ジャーナリストの事を聞いてきてくれ。」

ジョンはコートを脱ごうとしますがシャーロックが再び着せます。

SH「彼の所持品はすべて押収されている。日記か何か、彼の行動がわかるものを手に入れてくれ。
僕はヴァンクーンのPA(秘書)に会いに行く。彼らの足取りを辿る事ができれば、どこかで一致するはずだ。」

シャーロックは通りに消えていき、ジョンはひとり残されます。
ため息をつきながらタクシーを呼び止めます。
タクシーが止まるとジョンは周囲を一瞥してタクシーに乗り込もうとしますが
誰かが通りの向こうからジョンを見ていました。
すぐに見えなくなりましたが黒い服の女性でした。
女性はジョンを撮影しているようでした。

ヴァンクーンのオフィス。
ヴァンクーンのデスクは彼のフラットと同じように私物がほとんどありませんでした。
置いてあるのは数冊の雑誌とLondon A to Z。
ヴァンクーンのPA、アマンダは薄い緑のピンで髪を後ろに留めていました。
彼女はヴァンクーンのPCにパスワードを入力しています。
ヴァンクーンのカレンダーが映し出され、3日間の日程で「DALIAN(大連)」と書かれていました。

オリビアさん。

Ama「金曜日に大連から戻ってる。そのあとはずっと営業との会議が続いているわ。」
彼女はスケジュールをプリントアウトしシャーロックに渡します。
SH「彼が死んだ日は?どこにいたかわかるか?」
Ama「ごめんなさい。よく覚えていないの。でも彼のレシートがあるわ。」


警察署。
証拠のファイルを引っ掻き回すディモック。

DI「君の友人は・・・・」
JW「あなたが何を言おうと、僕はそれを100%支持するよ。」
DI「尊大で嫌な奴だ。」
JW「かなりマイルドな言い方だな。普通の人はもっとヒドイ事を言ってるよ。」
ディモックはスケジュール帳をジョンに渡します。

DI「欲しいのはこれか?ジャーナリストの日記。」
ジョンが手帳を開くと中から飛行機のチケットの半券が出てきました。
チケットの空港は「大連」でした。


ヴァンクーンのオフィス。
ヴァンクーンの使用したレシートをデスクに広げています。
タクシーや食事、バス、電車。
シャーロックはそれらを見詰め彼の人生を感じ取ろうとしています。
豪華なレストランや高級バー、新しいスーツの請求書もあります。

SH「アマンダ、彼はどんな上司だった? 鑑賞眼があったか?」
Ama「いいえ、その言葉はふさわしくないわね。エディが評価するのは高価なものだけよ。」
彼女のデスクにはハンドクリームが置いてあります。

SH「あのハンドクリームは彼に買ってもらったもの?」
アマンダは当惑します。
シャーロックはトランプの様にレシートを順番に並べています。

SH「これを見てくれ。死んだ日に彼は自宅からタクシーに乗っている。18ポンド50セントだ。」
Ama「オフィスまで乗ってきたんだと思うけど。」
SH「ラッシュアワーじゃない。時間を見てくれ。午前半ばだ。18ポンドで行けるところは・・・」
Ama「ウェストエンドよ!確かそう言ってた。」
シャーロックはレシートの中から電車の切符を見つけ日付をチェックします。

SH「地下鉄。ピカデリーと印刷されている。」
Ama「彼は地下鉄でオフィスに戻ってきたのね。
なぜタクシーで街に行ってそのあと地下鉄でオフィスに戻ったのかしら。」
SH「何か重いものを運んでいたんだ。エスカレーターで荷物を引きずりたくなかった。
ピカデリー駅の近くのどこかに荷物を置いて地下鉄で戻ってきた。」
そしてシャーロックはサンドイッチショップのレシートを手にします。
SH「これを見ろ。途中で立ち寄っている。空腹を感じたのか。」


続きます。

4 コメント

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ひさしふりにおじゃいたしますm(__)m (黄梅)
2015-07-21 19:20:48
私事や仕事が忙しくなかなか拝見できずにいたのですが、半年ぶりにお邪魔しましたら大好きなブラインドバンカーの記事をさっそく拝見できました。このエピソードは好きですがあまり人気ではないようなので、取り上げてくださってありがとうございます。

ジョン、前科ついちゃうんでしょうか。かわいそう。経典のホームズはさすがにそこまではワトソンにはさせてないなあ、としみじみ思いました。ドラマ版はジョンもシャーロックもドSなような気がしてきました。

全く関係はないのですが、大連(中国東北部)出張だったり、蘇州数字(中国南西部)か出てきたり、今時らしいスケールだなと。インドやアメリカもですが、国土が広大な国だと国内移動も何日かかかるとかだから、同じ人物の行動ではないとはいえ、出てくる地名が遠いなーと思いました(^_^)

大連に出張じたいがちょっとダークなイメージかも(偏見です)

久方ぶりにお邪魔しましたのでスットコドッコイな変なコメントになっていたら申し訳ありません。また記事を読ませていただきに伺いたいです。

ペンの投げ渡しも、さりげにすごーい!と思いました。バッキンガムでのシーツといい、からだ張ってますね。
返信する
Re.ひさしふりにおじゃいたしますm(__)m (dico)
2015-07-21 22:20:06
黄梅さん
わー、お久しぶりです!
中国に出張に行かれると言っていたのが最後だったのでちょっと心配してたんですよ~
でもお元気そうで何よりです。お忙しいんですね。

このエピソードは黄梅さんの分野でもありますもんね。
私も大好きなのですが人気ないですね(苦笑)

ジョンに前科!そっかー、そういわれてみると前科ついてしまうのかも。
ドラマ版はジョンもシャーロックもドSですが一番のSはモファットさんですからね(笑)
S3のシャーロックはかなりMのような気がしますけど・・・

出てくる地名が遠い、なるほどー。蘇州数字は南だったんですね。
大連ってダークなんですか?
会社のグループ会社が大連なのでうちの社員も時々出向していますが何か心配になってきました(笑)

ペンの投げ渡し、地味にすごいですよねー。
いえいえ、全然スットコドッコイじゃないですよ。
ここのところシャーロックSPなどでしばらくBlind Bankerお休みしていましたが
近いうちに再開(?)しますのでぜひまたお待ちしております~。
返信する
気にかけて下さってありがとうございます(^_^)/ (黄梅)
2015-07-22 04:54:35
そうでしたか、自分では記憶も曖昧で。恐らくその節の中国出張では黄砂にやられまくり、恐怖を感じました(笑)大気汚染半端なかったです…

S3E2で一晩留置場入りしてましたが、あれはレストラードの好意?というか。特に起訴とかはなさそうでしたよね。軽犯罪ったって…

面接で、仕事より彼女に気をとられてるジョンに呆れつつ笑いました。経典のワトソンは時代のせいか、惚れっぽいくらいですか、現代ジョンは実際にお付き合いにまで発展するから、遊び人じゃないけどちょっと軽いイメージが(笑)

大連に出張ぜんぶがそうではないんですが、その、893さんが多いイメージとか、そんなのが…中国の内外を問わずやーさんのしたっぱ構成員は東北部出身のひとが多いとか(真偽不明です!)位置的にロシア建築の遺構も多くて素敵なんですが。

国内でも東北部は比較的田舎、経済的にも後進地らしいので。東北らしさ→田舎くささ、だささ、みたいな。私は好きなんですけど(笑)経済や文化は圧倒的に南有利なので、大連と蘇州がかなり対極に感じられまして。まあ犯罪組織の上の方は香港とか都会にいるみたいなんですけど。

余談も余談、ヒロインが茶器にとても愛着を持っていますが、あまり茶器自体に凝るってあまり聞いたことなくて。観賞用陶器とか、書画とか、墨や硯の文具にはこだわる中国人多いですけど…さすが学芸員さん?

ジェレミーさんいなくなったんですか!なんと!引退?なにかトラブルでも?以前も一度あったんですよね、もう戻られる可能性はないのでしょうか(*_*)

スペシャルのほうは全然見れていないので、これからじっくり拝見させていただきたいです。ベネさんがあまり早いと、貴公子然としたところや、おっとりした人柄となんだかそぐわなくて。すごく遅かったらあれだけど、すごく早くてもなんだが複雑だと思いました!
返信する
Re.気にかけて下さってありがとうございます(^_^)/ (dico)
2015-07-22 21:06:00
黄梅さん
こんばんは!
大気汚染、やはり大変でしたか。
何はともあれご無事で何よりです。

S3の留置場はただの酔っ払いですしね。
E3後のシャーロックの前科もちょっと気になりますね。
正典ワトソンさんは3大陸と言われているわりには女性を追いかけまわすとか
そんなイメージはあまりないですがBBC版は3大陸どころか5大陸(笑)

中国の東北はそんな感じなんですね。
中国料理は私は南より北の方が好きなんですけど。南のほうは少しクセがあるし・・・
大陸は行った事ないんですけどね。香港くらいです。

茶器、やっぱりそうですよねー。
私も聞いたことがなくて、それは日本なんじゃ?と思っていましたよ。
陶器は有名ですもんね~。

ジェレミーさんの件は私も以前まとめたのでよかったら。
http://blog.goo.ne.jp/dico360/e/8299882aadb90dd0a3b9ebe564849dd9
早い話、契約を打ち切られたんです。
スタッフに怪我を負わせたのが直接の原因らしいですが、
今までの言動もあっての事みたいですよ。
私的にはジェレミーさんの言動なんて百も承知のはずのBBCがなぜ今更?
と、BBCの台所事情もあったんじゃないかと思っています。
ベネさん、そうですよねー。ガンガン飛ばすイメージじゃないですしね。
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