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海外ドラマや映画の感想いろいろ書いてます。

ロード・オブ・ザ・リング 旅の仲間 1 of 2

2015-08-16 19:55:23 | ロード・オブ・ザ・リング
The Lord of the Rings:The Fellowship of the Ring
2001年
Director:Peter Jackson
Screenplay:Fran Walsh Philippa Boyens Peter Jackson
Based on The Fellowship of the Ring by J. R. R. Tolkien

夏休みに突入したのをいいことに久しぶりにLotRを観始めていますが、何度観ても感動しちゃいます。
この勢いで感想を、と書きはじめたのですが、今さら細かいあらすじとかは要らないかなーと思い、
好きな場面、好きなセリフを中心に、以前スクリプトもゲットしてあったので原語も一緒に並べてみました。
LotRではアラゴルンが大好きなので(ガンダルフは別格)少々偏っているかもしれません。
このタイプのキャラクターが私は本当にツボなんですよね、昔から。
強いのに謙虚で思慮深くて、おまけに正当な王家の血筋なんだもん。エオウィンでなくても惚れますでしょ。

キャラクターやストーリーの詳細はYam YamさんがUPされた記事がかわりやすいのでリンクです。
Lord of the Rings : Review (1)

余談ですが初めてこの映画観た時、ホビットの人は本当に小さいのかとかなり本気で思っていました。
よく見ると引きのアングルでは子どもが演じているのがわかるんですけどね。
走り方とかめっちゃ子どもだし。

原作のトールキンさんの指輪物語は一度読みたいとは思っているのですが・・・
なかなかそこまでに至らないので関連したウィキを読んでみましたが、
指輪物語とホビットの冒険、さらにシルマリルの物語までものすごく壮大なんですね。
でもウィキだけでも設定は少し理解できました。

その中にトールキンさんは出版するときはその国の言葉に翻訳してねって仰ったそうです。
だから中つ国だったりホビット庄だったり裂け谷だったりつらぬき丸なんですねー。
映画でも瀬田 貞二先生の翻訳本を適用しているとの事ですが、
my preciousの「いとしいしと」は本当に名訳だなーと思います。

そういえば翻訳問題もありましたよね。
あの大御所の翻訳はスターウォーズでも問題になったのは私も覚えています。
今や日本でも原書を読む時代になっているし、ネットで様々な情報がゲットできる中で
翻訳するというのは昔よりハードルが上がっているような気もします。
ニワカな私が言うのもアレですが、SWに関してはルーカスさんも明確に自分の世界を持っているので
「フォース」とか無理に日本語にしなくてもルーカス語として理解する、でいいんじゃないかしらね。
ここに詳しく掲載されています。
http://arda.saloon.jp/blog/toda/

映画の中で幾度となく中世の騎士の振る舞いが出てきますが、
その頃の騎士のノリって本当にそうだったらしいですね。
主君や愛する人そして誇りのために命をかけよう!と言われると「よっしゃ!」となるそうです。

よく誰々の息子って言い方も出てきますが、
中東とか東アジアだと同じような名前が多いのでお父さんの名前が重要なんだと思いますが、
欧州も同じなんでしょうかね。
査証を申請するときも生死にかかわらず父親の名前を記載させる国もありました。

今回は通常版でそのうちスペシャル・エクステンデッド・エディションも観たいと思っていますが、
長いんですよねー。200分以上でしょ?3時間以上あるんですよね。うーん・・・

さて、好きな場面といえばやはりオープニングも欠かせません。


The world is changed: I feel it in the water, I feel it in the earth, I smell it in the air...
Much that once was is lost, for none now live who remember it.
世界は変わった。水からそれを感じる。大地からそれを感じる。大気にその匂いがする。
多くが一度失われたがそれはもう誰の記憶にも残っていない。

It began with the forging of the Great Rings.
すべては指輪の誕生で始まった。
Three were given to the Elves, immortal, wisest...fairest of all beings.
3つの指輪はエルフに、不死の命を持つ賢く美しい種族。
Seven to the dwarf lords, great miners and craftsmen of the mountain halls.
7つはドワーフの族長へ。鉱石採掘と細工物に優れた種族。
And nine, nine rings were gifted to the race of men.
Who above all else, desire power.
そして9つの指輪が人間に贈られた。
彼らは何よりも権力を欲する種族。

指輪はサウロンが作らせたものですが、もうひとつ、すべてを支配する力の指輪を作っていたことがわかり、
人間とエルフが同盟を組みイシルドゥアが折れたナルシルでサウロンを倒しますが、
指輪を手にしたイシルドゥアもオークに襲われ死んでしまいます。
そうして指輪はゴラムの手に渡り、さらにビルボ・バギンスに移ります。

3018年、ビルボ・バギンスの誕生日にガンダルフが訪れ、後継ぎとして養子に迎えたフロドが出迎えます。

「You are late! 」
「A wizard is never late! 」

お祝いの宴でビルボは旅に出ると言いみんなの前で指輪を使って姿を消します。
こっそりと家に戻りますがガンダルフに見つかります。
ビルボの変化を見て取ったガンダルフは指輪をフロドに託すよう進言しビルボは旅立っていきます。

サウロンの復活を確信し、また指輪を追って9人のナズグルがホビット庄に向かっていることを知った
ガンダルフはサムとともに旅立たせブリー村で落ち合うと約束し白のサルマンに助言を求めに行きます。

「If I take one more step, it'll be the farthest away from home I've ever been. 」
この1歩先は今まで足を踏み入れていない土地です。

一方、サルマンを訪ねたガンダルフですが既にサウロンの手先となっていたサルマンに捕えられてしまいます。


ブリー村に向かうフロドとサムは途中でメリーとピピンとも合流します。
ナズグルに追われながらもかわし、ブリー村にある「躍る子馬亭」にたどり着きますが
ガンダルフが居ないのでしばらく待つことに。
しかしアクシデントでフロドは指輪をはめてしまい、後を追っていたナズグルに気づかれてしまいます。

ホビットたちを助けたのがストライダーと呼ばれるアラゴルンでした。
次の日アラゴルンはフロドたちと裂け谷にあるエルロンドの館に向かいます。
(原作では彼は裂け谷でエルロンドに育てられています。だからエルフ語堪能だったんですね。
そしてガンダルフの進言でずっとホビット庄を守る役目をしていました。)

裂け谷に向かう途中、ナズグルに襲われたフロドはモルグルの剣で刺され死の淵を彷徨いますが、
エルロンドの娘、アルウェンが現れ裂け谷に連れて行きます。


この場面もすごく好きです。

「Nin o Chithaeglir, lasto beth daer, Rimmo nin Bruinen, dan in Ulair! 」

エルロンドの館で意識を取り戻したフロドの前にはサルマンから逃げ出すことができたガンダルフがいました。
ビルボとも再会をします。
その日、指輪の処遇を検討するための会議に出席するため様々な種族が集まります。
先の闘いでエルロンドはイシルドゥアに指輪を葬らせようと滅びの山の火口に連れていきますが
イシルドゥアはこれを拒んでいます。しかし、指輪を葬る唯一の方法でした。

折れたナルシルを手にするゴンドールの執政の長男、ボロミアとアラゴルン。
ボロミアは力を欲するタイプなんでしょうね。
でも根はすごく正義感の人で面倒見も良いし、頼れるお兄さんです。
ショーン・ビーン、かっこいいです。

この後の会議でボロミアはアラゴルンがイシルドゥアの末裔でゴンドールの王となるべき人物だと知ります。
アラゴルンはイシルドゥアの血が流れている自分に恐れ、流浪の道を選んでいます。


会議が始まりました。
誰が滅びの山に行くのかも決まらずに言い争いなってしまいついにフロドが手を挙げる事になりました。

「I will take it!」僕がやる。
この時のガンダルフの表情がなんとも言えないんですよね。

フロドの言葉にガンダルフが同行すると言い、アラゴルンやレゴラス、ギムリとボロミアも続きます。
ガンダルフ:I will help you bear this burden Frodo Baggins, as long as it is yours to bear.
君がその重荷を背負っている間は私がずっと支えよう。
アラゴルン:If by my life or death I can protect you, I will. You have my sword.
私の命を賭ける事であなたを守れるならそうしよう。あなたに剣を捧げる。
レゴラス:And you have my bow.
僕は弓を捧げる。
ギムリ:And my axe.
俺は斧を。

それを見ていたサムが慌てて出てきて同行すると言い、次いでメリーとピピンも同じようにします。

エルロンドはナズグルが9人であることから旅の仲間を9人と定めます。
「Nine companions... So be it! You shall be the Fellowship of the Ring!」

それを知ったビルボはフロドにエルフの探検「つらぬき丸」とミスリルの鎖帷子を譲り、
フロドに「許してくれ」と謝ります。


エルロンドがアラゴルンに、王の剣は作り直せるよ、その剣は君にしか扱えない力があるよと言いますが
そんな力は欲しくない、欲しいと思ったことはないと断ります。


続きます。
しかし、ホビットと比べると当たり前ですがみんな若いですよね。
特にレゴラス、若いと言うか線が細くてかわいいんですけど。
ホビットの時はがっしりしちゃってるから余計にそう思うのかも。

4 コメント

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懐かしいです。 (Yam Yam)
2015-08-17 19:49:35
こんばんは!
懐かしく拝見しました。
流石dicoさん、綺麗に作られましたねぇ。
画像も綺麗だし、原語載せて下さったんで今更ですが勉強させて頂きました。
一点嬉しかったと言うか笑ったと言うか、「小さい人かと思った」私と同じことを
考えていらしたのを拝見し 安心しました。(わぁ、私だけじゃなかった!)
ですよね。 最初は驚きましたもん。
それから”My precious”→「いとしいしと」本当に名訳だと思います。
「ひと」でなく「しと」としたのはゴラムの特徴のある発音に合わせて、と言う事
でしたけど、あの発想は凄いですよね。

ビルボの負の遺産とも言うべき指輪を任されたフロドの過酷な試練は涙、涙
でした。 

そしてホビットを観た後こちらでも書いたような記憶があるのですが、レゴラス
心配でしたよね。 でも10年余り経ったわりにはかなり許容範囲だったんじゃ
ないですか?

あ、それからリンク張って頂き光栄です。 でも、私のレベルの低さが発覚して
しまいお恥ずかしい事です。

段々佳境に入って行きますね。 楽しみにしています。
返信する
なつかしぃー(泣) (モグモグ)
2015-08-17 20:51:37
私の大大大好きな映画です。ホビットが終わってしまい心に大きな穴が開いたようです。原作も最初から数回読みました。映画が先だったのですが、旅の仲間は劇場で見逃してしまい、ビデオで見てめちゃめちゃ嵌まってしまい、一日中何度も見直しました。それから本腰をいれて原作に挑戦したのです。原作も素晴らしく、読むたびに、感動がありました。とにかく、言葉が美しい!最高の文学だと思います。瀬田さんの訳も古風で素晴らしいですよ。あー語り出したら止まらない。この辺で、止めときます(笑)
返信する
Re.懐かしいです。 (dico)
2015-08-17 23:02:05
Yam Yam さん
こんばんは!
早速ありがとうございます。
小さい人かと、わー、本当ですか!私こそ、私だけじゃなかったと小躍りしましたよ(笑)
当時の技術であそこまでリアルに撮影できるのも凄い事なんでしょうね。
「いとしいしと」の訳の話も以前しましたよね。
レゴラスも覚えていますよ~。
Yam Yamさんがホビット3を観に行かれた時にそんな話をしたと思います。
もちろん、I am fire もね~。
そういえばオーリーくんはPOCに復活するらしいですね。

リンク、こちらこそです。
いえいえ、あのあらすじをきれいにまとめるのはスゴイですよ。
私のは本当にただの垂れ流しですから。。。
それでもふたつに分けるほど長くなってしまいました(苦笑)
次で終わりですが、あとふたつも少しずつ書いていきたいです。
泣きながらですけど(笑)
返信する
Re.なつかしぃー(泣) (dico)
2015-08-17 23:07:02
モグモグさん
わー、本当ですか?嬉しいです!!
そして、原作も読んだのですか、スゴイです。
モグモグさんの嵌りっぷりがよく伝わります(笑)
でも気持ちわかりますよー。
今回久しぶりに観たらやっぱり嵌りましたもん。観るたびに嵌っちゃいます。
私もそのうち原作読んじゃいそう。
やはり瀬田さん訳なんですね。言葉が美しい、なるほどー。
止めなくても良いですから、ぜひ今度は思う存分語っちゃってくださいね。
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