That's awesome

海外ドラマや映画の感想いろいろ書いてます。

ちょっとだけポーの一族

2018-05-29 23:02:34 | 閑話
突然ですがマンガです。


私の愛する作品のひとつ「ポーの一族」。
多くの女子と同じく私も永遠の時を生きるヴァンパネラの少年たちに夢中になった頃がありました。
薔薇のジャムや薔薇のお茶に憧れ、ギムナジウムの世界に夢を見ていたあの頃。

懐かしいです。

この作品は「エディス」で最後を迎えましたが、
何と今になって「エディス」の続きが始まったそうなんです。
いやーん、マジですか。


エディスの最後はアランが炎に飲み込まれてしまいエドガーも姿を消してしまうんです。
そんなラストなので続きと言われても、それはアランが死んだという現実を突きつけられるだけじゃないの?
とか思いましたが、やっぱり読みたい。
でも漫画雑誌は買わないと心に決めたしな。でも読みたい・・・・・
単行本になるまで待つかな。でもな(しつこい)

私も大人なのでここはぐっと我慢し単行本になるまで待つことにし、
この渦巻く思いをここに吐き出す事にしました。


「ポーの一族」は去年「春の夢」という新作を連載しました。
「エディス」の前、1940年代のヨーロッパ戦争のお話です。
40年ぶりの新作ですって。


実はこの「春の夢」ずっと読めないでいたんです。
数年、数十年経てば衰えるし作風も変わってしまうのは当たり前の事です。人間だもの。
でも当時はまった作品ほど変わってしまったキャラクターを見たくない気持ちもあったので
この作品を読んだのもごく最近でした。

それはまったくの杞憂でした。

流れるようなストーリー運びや構図などその魅力があせることはありませんでした。
そして見た目が変わろうとも私にとっては昔のままのエドガーとアランがそこにいました。

多少昔よりも現実的にはなっていたかな。場面にためが無いと言うか・・・・

当時謎に思っていた設定が次々と明らかになってきていました。
なぜエドガーはずっとアランのそばにいるのか、という疑問の答えもありました。
いやだって、アランはやきもちやきの我儘坊ちゃんだよ?面倒な子どもだよ?かわいいけどさ。

ともあれ気がついたら最後まで一気に読んでいました。
やはり萩尾望都先生は天才だったのです。

そして今回は現代のドイツが舞台だとか。
「春の夢」を踏まえたストーリーのようですが、
ドイツといえば「小鳥の巣」でヴァンパイアの種を植えられたキリアンを忘れてはなりません。
これも決着していないので出てきそうな気もしますが・・・・どうなんでしょ。

って、ここであれこれ言うなら買って読んでしまえー!と突っ込みつつこれで終わります。