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海外ドラマや映画の感想いろいろ書いてます。

Sherlock 1-1 A Study in Pink その1

2015-02-16 07:24:56 | Sherlock S1E1
「ピンクの研究」

Directed by Paul McGuigan
Written by Steven Moffat

久しぶりのSherlockです。
やっぱりピンクは面白いですね。原点だなーとつくづく思います。
私はBBC版を観てシャーロックに嵌り、正典を読み始めたので、
正典を読みながら「あの場面の元ネタはこの話かー」となっていますが、それもまた面白いです。

今回はジョンブログも並行して入れようと思っています。
うまくリンクできるかどうかちょっと不安ですが頑張ってみたいと思います。


夢にうなされるジョンの場面から始まります。
銃撃戦の中、ジョンの名前を叫ぶ声が聞こえ、そして目が覚めます。
夢と現実の区別がつかないのか、大きく目を見開きながら呼吸を整えようとします。
深呼吸を繰り返し、やがて泣き始めるジョン。

ベッドサイドのランプを点けベッドに座り考え込むジョンは夜もほとんど眠っていないように見えます。
翌朝
ジョンは足をひきずりながらデスクの前に座ると引き出しを開けラップトップを取り出します。
引き出しの中にはシグ ザウエルが見えます。
そしてデスクの上に置かれたマグは英軍医療部隊のロゴが入っています。
ラップトップに映し出されていたのは「Dr.John H Watoson」のブログでした。

ジョンはカウンセリングを受けていました。
エラ「ブログはどう?」
ジョン「順調だよ。」
E「書いてないわよね?」
エラがメモをとっているので「まだ信頼の問題があるって書いただろう」とジョンが言います。
「あなたはそれを逆さまに読んでる。どういうことはわかるでしょう?」と言われぎこちなく笑うジョン。
E「ジョン、あなたは軍人よ。普通の生活に慣れるにはしばらく時間がかかるのよ。
起きたことすべてをブログに書いてみて。そうすればきっと助けになる。」
その言葉にジョンが言います。
「何も起きないさ。」


10月12日
ジェフリーが秘書のヘレンと電話で話しています。
「タクシーに乗って」とヘレンが言います。
場面が変わり、ジェフリーが怯えながら小瓶からカプセルを取り出すとそれを飲み込み、死に至ります。


11月26日
雨の中ジミーがタクシーを捕まえようとしますがタクシーは通り過ぎてしまいます。
ジミーは傘を取りに戻ろうとするので傘を持っていたゲイリーが入れてやると言いますが、
ジミーは「2分で戻るから待ってて。」と走り去ります。
場面は変わり、スポーツセンターでジミーはカプセルの入った小瓶を握りしめ泣いています。
翌日、The Daily Express にジミーの自殺が報道されます。

1月27日
べス・ダベンポート運輸大臣がパーティを開催しています。
べスは自分の車のそばに立ち、キーを探しますが見つかりません。
泣きながら振り返り、場面はコンテナのある建設現場に変わります。
泣いている彼女の目の前にはカプセルの入った小瓶がありました。

翌日、レストレードとドノヴァンが記者会見に応じています。
ダベンポートの死体が昨夜発見されたこと、また初動捜査では自殺と判断されること、
そして、ジェフリーやジミーと類似点があることから、これらを関連付けて捜査することをドノヴァンが説明します。
レストレードの質疑応答が始まりました。
R1「どのように自殺と関連付けたんですか?」
L「彼らはみな同じ毒を摂取し、発見された場所も行動の範囲外で、事前の兆候もなく・・・」
R2「しかし、連続自殺なんてできないだろう。」
L「だが実際にできたようだ。」
R3「彼ら3人を結び付けるものは何もありませんが?」
L「まだ関連性はありませんが、捜査で必ず見つかります。」
突然、その場にいる人たちの携帯の着信音が鳴り、テキストが届きます。
テキストには「Wrong!(違う)」と書かれていました。
ドノヴァンはそのテキストは無視するように言います。

質問は続きます。
R4「しかし自殺ならなぜ捜査をしてるんですか?」
L「先ほども言ったようにこれらには明らかに関連があります。
これは異例の事態です。我々は最高の人材に捜査をさせております。」
すると再びテキストが届きます。
「Wrong!」
ざわめく報道陣にドノヴァンが質問を促します。
R5「殺人の可能性はありますか?そうであるならこれは連続殺人犯の仕業ですか?」
L「あなたたちはそういう話題が好きだろうけど、これは自殺です。毒は明らかに自分で摂取しています。」
R5「もし殺人なら市民はどう身を守ればいいですか?」
L「自殺しない事ですよ。」
と、レストレードが皮肉るのでドノヴァンが「Daily Mailだから」と釘を刺します。
L「確かに市民にとっては恐怖だと思いますが、どうかみなさんは理性的な予防措置をお願いします。
安全であると言えます。」
そこに再び「Wrong!」のテキストが送られレストレードには別のテキストが届きます。
「僕のところに来てくれ。SH 」
それを見たレストレードはうんざりとした顔で立ち上がります。

歩きながらドノヴァンは「あんなこと止めさせてよ。警察はバカだと思わせてるのよ。」と怒りますが、
レストレードは「君があの仕組みを教えてくれたら止めてやるよ。」と言います。

同じ日にジョンがブログを書いています。
Serial suicides

1月28日
「連続自殺」
また「連続自殺」が起こった。奇妙だと思う。
死んだ人たちには何も繋がりがないようだ。筋が通らない。
ビル・マーレイと会った。
映画スターじゃないよ。僕が撃たれたときに命を救ってくれたナースなんだ。
彼は結婚した。

僕以外の人たちにはいろいろ起こるんだな。

コメント

また会えてうれしいよ、兄弟。君はこちらに来て僕の妻に会うべきだと思うけど、
彼女は僕のものだからそれは覚えておけよ、女たらし!
(ビル・マーレイ)
女たらし?弟が??
(ハリー・ワトソン)
僕たちがAに行く前に彼は最後までやっちゃうんだよ。やらしい奴だ!
(ビル・マーレイ)
ハハハハハハハ!
(ハリー・ワトソン)


ラッセルスクエアパーク
杖を使って歩くジョンを見かけたマイクが声をかけます。
M「ジョン!ジョン・ワトソン!」
その声に振り返ったジョンに近づき手を差し伸べるマイク。
M「スタンフォード、マイク・スタンフォードだよ。バーツで一緒だった。」
J「ああ、ごめん。マイクだね。」とジョンはマイクと握手をします。
M「いいんだ、太っただろう?」
J「いや。」
M「どこかの外国で撃たれたって聞いたけど、何があったんだい?」
J「撃たれたんだよ。」

ベンチに座ってコーヒーを飲むふたり。
正典では「クライテリオン」というレストランで出会いますが、
仰々しくなりすぎだとかそんな理由だったと思いますが、そこでのロケはやめて
かわりに手に持ったコーヒーカップにクライテリオンの文字を書いたとかコメンタリーで話してました。
Criterion Restaurant

心配そうにジョンを見るマイク
J「君はまだバーツに?」
M「教えてるんだ。かつての僕たちのような輝ける若者に。僕はあいつらが大嫌いだよ。」
M「君は?整理がつくまでこの街にいるのか?」
J「軍の恩給でロンドンに住む余裕はないんだけどね。」
M「でも他の場所に移るのは耐えられないんだな。何だかジョン・ワトソンらしくないな。」
J「ああ、僕はもう昔のジョン・ワトソンじゃない。」
そう言うとジョンは左手の指を数回動かします。
M「ハリーは助けてくれないのか?」
J「それはあり得ない。」
M「・・・フラットシェアとかはしないのか?」
J「よせよ、誰が僕なんかと。」
そんなジョンの笑い出すマイク。
J「何だよ。」
M「いや、その言葉を聞いたの今日で二人目なんだ。」
J「1人目は誰なんだ?」

バーツ。

死体袋のジッパーを開けるシャーロックはモリーと一緒でした。
S「鮮度は?」
M「今届いたのよ。67歳、自然死。ここで働いていたから私も知ってるの。彼はすごくいい人だったわ。」
S「よし、では乗馬ムチから始めよう。」

実験のため死体をムチでたたくシャーロックを痛そうな表情をしながらもうっとり見つめるモリー。
M「嫌な事でもあったの?」
S「20分後にどんな痣ができるか知らせてくれ。男のアリバイはそれにかかってるんだ。」
モリーちゃんが話しかけるもビジネスライクなシャーロック。
でもモリーはめげません。
M「ねえ、あの、よかったら後で、仕事が終ったら・・・」
シャーロックはメモをとりながらモリーを見て、一度視線を落としまずが再び彼女を見て眉を顰めます。
S「口紅をつけてるのか?以前はしなかっただろう。」
M「うん、えーと、ちょっと気分転換にね。」
S「ごめん、何か言ってたよね?」
M「よければコーヒーでもどうかしら。」
S「砂糖2つ、ミルクなしでよろしく。僕は上に行くから。」
モリーちゃーん(涙)

この場面、角川版の日本語字幕に「砂糖ふたつ」がないので
なぜシャーロックはコーヒーに砂糖2つなのかずっとわからなかったんです。
去年、Mistyさんに原語は砂糖2つになっていると教えていただいてやっと理解しましたよ。
「Black, two sugars, please. 」
ここ大事なところだから端折らないで欲しいわ、角川!
と、思っていたら吹き替えもちゃんと砂糖2つって言っているそうです。字幕負け組ですか?ちっ(怒)
(英語聞き取ればいいだけの話なんじゃないのか?という言葉は棚に上げておきます。)

LEGOシャーロックの画像が出てましたが、かわいいんだけど、何かちょっと微妙・・・?

続きます。