呑んべぇ爺さん

呑んべぇ爺さん「音岳」の記録とつぶやき

富士山3

2008年08月26日 | 富士山
【剣ヶ峯に朝日が照る中の虹】



小屋が朝の営業開始する前にトイレに行ったら、寒さ除けに人が集まっていた。天気は少し良くなって雨は上がっていたが、未だ濃いガスがかかている。

昨日の朝より強い頭痛がする。朝のSPO2を計ると何故か昨日より良くなっておらず、ほぼ同じ値だ。ただ、脈拍は80前後まで下がっていたが反応が鈍いな。年だな。

開店前に宿泊者は、予め最深部に移動してスペースを広げるよう店に指示される。予定より遅い4時前に小屋の営業が開始されると、待っていた人がどっと入って来る。

外も大勢の人で一杯だし、次々注文が入ってごった返すこの付近では自炊する環境では無いのでラーメン(800円)を注文する。院須田とラーメンにメンマを入れた程度なので自分が持って来た程度と変らないので悔しい。

その内、晴れてきたぞという声が聞こえる。その声で外を見に行く宿泊者が帰って来てガスが晴れて来ているので、ご来光が見えるかもという声が聞こえる。富士山に登ってくる人達の大半の目的はご来光のようだ。

小屋内外はいつものようにごった返しているので、長居も出来ないからチェックアウトの儀式も無いのでザックを持って外に出るだけだ。大日岳方面にはご来光待ちの人で一杯になっている。

NTT通信施設を過ぎて御殿場口山頂(銀明水)に向かう頃、富士山で初めて虹がかかった剣ヶ峰が望めた。今朝のごったがえしに懲りて「扇屋」に連泊するのは止めて、富士宮口の山頂富士館に泊まろうと思うが、未だ営業開始には早いので、右回りにお鉢めぐりに出かける。

少し動くと頭痛は消える。寝ている間の呼吸が悪いのだろうか。剣ヶ峰に着くと既に10人弱の人が来ている。影富士を期待して先に進むと、雲が少ないのでくっきりした影は見られなかった。左回りのお鉢めぐりの人達が隊列を組むように向かって来る。

今日は天気も少し回復しているので久し振りに外輪に向かう。雷岩を過ぎて、釈迦の割石をいつもの左手に巻くルートを取る。溶岩の岩場は結構しっかりしている。白山岳から先は、出来るだけピークを踏むように進んで久須志岳も通過する。吉田口山頂に戻ると相変わらず人で溢れ返っていてガイドさんもたいへんだろうと思う。

再び富士宮口山頂に戻って頂上富士館は休憩の飲食営業を始めていたので、素泊まりの予約を入れる。15時頃に来るよう言われる。宿泊者と言えどもザックを預かってくれない。雨も止んでいるので、建物の庇の下に置いて、身軽になって再び右回り「お鉢めぐり」に出かける。

ここで、環境省の腕章をして静岡大学の名札をした方を朝日テレビが現地インタビューするような録画イベントにぶち当たる。「富士山測候所を活用する会」の活動の一環かなと思いながらも、特に聞かずにやり過ごす。

2回目の剣ヶ峯では「富士山測候所を活用する会」が丁度9:00に気象観測を行っていて気温を聞くと5.6℃であった。2周目は伊豆岳や成就岳も通過する。3周目は左回りに出かける。

左回りで釈迦の割石を越える時、気付きにくい断崖と思える右手の方を回ったほうが易しいのだけれど、直進して直接釈迦の割石を下る道の方に誘導され易いので、一度そちらの方を見に行く。

直ぐに断崖になるが少し降りるとその先が判らない。無理して降りて途中で引き返すより、釈迦の割石を右から回り込んで断崖を見に行く事にする。

断崖の下から見上げれば下るにしても左程難しく無さそうで、右回りで回る時の登りに通る場合は、下る場合より楽に登れそうに見えた。次の機会では、登りを先に行って、岩のもろさを確認しておいた方が良いなと思う。

三島岳を経由して、再び富士宮口山頂に戻ると、外の椅子で昼食や飲み物をゆっくり作って一服する。富士宮口の山頂に次々登って来た人が、ここが最終の頂上と思ってバンザーイをやっている。「剣ヶ峯があそこにありますよ」とアドバイスできる雰囲気の人は少ない。

4周目も左回りで、金明水のポイントを通ってみる。その先では山口屋によって雪渓の下にある取水場からの配水パイプを外して凍結破壊されないよう冬支度が始まっていた。

剣ヶ峯に向っている時、振り返ると雷岩付近を環境庁と朝日テレビが巡回していた。剣ヶ峯でSWANSのオーバーグラス(FブルーミラーOG-9)をかけた自分の写真を珍しくも撮ってもらった。富士宮口山頂に戻ると頂上富士館でも雪対策でコモを巻く冬支度が始まっていた。

頂上富士館に入ると、ザックが大きくても棚の上に置けとか、型どおりで融通の利かない宿泊説明を言われる。大勢を対象にしているから仕方ないかと呆れる。トイレは中にあった。ここは素泊まり5,000円で扇屋より1,000円安かった。

【日の出前】
【大日岳付近でご来光待ち】
【ご来光は、雲が多くて地平線からは無理】
【珍しく富士の剣ヶ峯に虹が見られた】
【天気が回復してきたので剣ヶ峯は人が多い】
【でも広い水溜りが出来ている】
【雲が少ないので影富士もぼんやりしている】
【内輪を左回りで剣ヶ峯に登って来る大勢の列】
【外輪に向う事にする(右上に釈迦の割石)】
【釈迦の割石を左手に巻くルートを取る(右上の割れ目を通過)】
【白山岳山頂から富士吉田方面】
【白山岳山頂から剣ヶ峯方面】
【内輪合流点に下る】
【久須志岳】
【久須志岳から吉田口山頂を見る】
【吉田口山頂は相変わらずごったがえしている】
【再び富士宮口山頂】
【大日岳山頂から吉田口山頂を見る】
【伊豆岳を登る】
【伊豆岳最後の登り】
【伊豆岳山頂から剣ヶ峯】
【成就岳山頂から剣ヶ峯】
【成就岳を下る】
【成就岳の縁から銀明水】
【頂上富士館に素泊まりを申し込む。まだ早いが、外の椅子で昼食や飲み物をゆっくり作って一服する。】
【富士宮口山頂から剣ヶ峯】
【左回りで吉田口山頂】
【白山岳に向う】
【白山岳山頂から釈迦の割石の方向】
【道は直進するのが歩き易そうに見えるが断崖にぶち当たる】
【断崖を降りず回って下から断崖を見た所】
【釈迦の割石を振り返る。右回りで行けば断崖は右の空間の方に回る】
【釈迦の割石を振り返る】
【剣ヶ峯の展望台に登る】
【展望台から測候所】
【展望台からの雲海】
【三島岳から富士館】
【今度は内輪で金明水】
【山口屋による冬支度が始まっていた】
【配水パイプを外していた】
【雷岩付近を環境庁と朝日テレビが巡回】
【珍しい自分の写真】
【頂上富士館でも冬支度】
【頂上富士館の休憩所】
【頂上富士館のメニュー】
【入口の寝室】
【入口の寝室から奥の寝室】
【今日宿泊する奥の寝室】

【本日のコース】



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