呑んべぇ爺さん

呑んべぇ爺さん「音岳」の記録とつぶやき

富士山2

2008年08月25日 | 富士山

夜中の1時頃には雨が猛烈に降り、早朝3時を過ぎると、雨の中を登ってくる登山者がポツリポツリと現れるのが足音や話し声で気付く。みな寒い寒いと言って、どこか防げる場所(恐らく公共トイレだろう)を捜して遠ざかる。

昨夜まで、高山病症状は全く無かったが、やはり朝方には、かすかに頭痛がする。SPO2を測ると余り変らない76前後だ。しかし脈拍は90台に落ちているが未だ高い。

4時半を過ぎて薄明るさが出て来る頃には雨も小雨が降ったり止んだりする程度に収まり、登ってくる人も次第に増えてくるので、シュラフから出る。シュラフカバーはビショビショだがシュラフは何とかセーフだ。

傘を差しながらツェルトを畳む。明るくなってから剣ヶ峰に向う。明るくなるとガスが濃くても視界は10m程になるので、「お鉢めぐり」コースが直ぐに判る。剣ヶ峰で暫く待つがじっとしていると寒い。

我慢しているとすっかり明るくなってきた。その内登山者も現れるが、じっとしていても面白くないので、トレーニングの積りでザックを担いで「お鉢めぐり」(内輪右回り)に出る。

頂上(久須志神社)の「山口屋」は22日で宿泊終了で、24日に営業終了したとの表示が出ていた。隣の「扇屋」に申し込むと、宿泊は15時以降チェックインなのでその頃来るよう言われる。

次に、内輪左回りに出る。元の剣ヶ峰に戻ってくると、その下に物資運搬車両が停まっていた。NPO法人「富士山測候所を活用する会」の物資を運んでいるようだ。結局、右回り3回、左回り1回で打ち止めとして「扇屋」に入る。

チェックインして最初の説明で、扇屋にはトイレはなく、外の共用有料バイオトイレを使うが、17時~3時半頃の営業開始までは無料(宿泊料金に入っている)で利用できる。

17時頃に休憩所の営業が終わり、夕食タイムとなる。自炊しても良いかと尋ねると、建物内は不可という事で外でやるよう言われる。北アルプスなどと同じように室内どころか、室外でも屋根のある所でも自炊できる仕組みは無いようだ。

仕方なく、小雨の降る外のテーブルで湯を沸かして夕食を作った。今回は水を持って来たが、宿泊者に水の供給は無くペットボトルの水を買うしかない。

夕食タイムを終わると、従業員は休憩者の通路だったところに板を渡してシートと布団を引き始める。敷き布団は2人で1枚、掛け布団は1人1枚当たった。掛け布団は厚くて暖かかった。

【明るくなった剣ヶ峰で】
【1周半して戻ってくると物資運搬車両が剣ヶ峰の下に】
【更に1周すると富士宮口山頂付近にも物資運搬車両が来ていた】
【物資運搬車両】
【右回りで剣ヶ峰を過ぎて右手に、雪渓の下にある取水場?を見下ろす】
【金明水を見下ろす】
【久須志神社に向う手前から剣ヶ峰】
【久須志神社に着く】
【登ってくる人】
【富士宮口の山頂】
【扇屋に素泊まりを申し込む】
休憩者の通路に板を渡してシートと布団を引き始める。
【寝られる状態になる】


【本日のコース】



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