呑んべぇ爺さん

呑んべぇ爺さん「音岳」の記録とつぶやき

富士山4

2008年09月25日 | 富士山
夜中から風が出始める。でもテントは濡れていなかった。再び寝て目が覚めると、テントをポツポツ打つ音がする。外を見るとガスの中だ。やはり朝の内はガスがかかるようだ。 起き出す前に寝ている状態でSPO2を測ると、値はふらつくが中心的な値は72で、脈拍は83であった。昨日より値としては、心持ち良くなっているようにも思えるが大差無い。 しかし高山病の症状は今まで何も現れていないのは、新五合目で一泊したのが良 . . . 本文を読む

富士山3

2008年09月24日 | 富士山
明け方に小さくテントをたたく音がして目が覚める。昨夜は満天の星だったのに雨だろうかと外を見るとガスって何も見えない。雲の中に居て、水滴が時々落ちて来るようだ。 ただでさえ、雲の中に居るだけでもテントは濡れて来るので昨夜フライシートを張らなかったのは失敗だった。早速SPO2を計ると69まで下がっている。寝ている間に酸素摂取が低下したのだろうか。 しかし今回は現在まで、高山病の自覚症状は全く現れていな . . . 本文を読む

富士山2

2008年09月23日 | 富士山
朝目覚めると快晴だ。出発する登山者がティット号の近くを次々通り過ぎる。先ずSPO2を計ると92で脈拍は80なので、脈拍は高いけれどまあこんなものかと思う。早く山頂に着いても特にする事は無いので、のんびり出かける。 途中、女の小学生3人を連れた家族連れと7.5合目まで前後するようになる。長女の子が私を意識するようで、負けまいと頑張るのがほほえましい。ザックも重いのでのんびりペースで登る。 富士宮口か . . . 本文を読む

富士山1

2008年09月22日 | 富士山
朝目覚めると、雨はあがっているが5合目方面は雲の中だ。未だ1240mの高度なのにSPO2を計ると94で、心拍数は80と高い。天気予報も今日一杯は悪そうなので、今日は「新5合目」泊まりとする。 今日は降ったり止んだりで気分の晴れない天気だ。夕方、慣れた装備で下ってきた人に上部の状況を聞いてみる。どこまで登ってきたのかと尋ねると、山頂までだそうで、聞いていないのに毎日富士山に登っていて登頂回数の記録を . . . 本文を読む

富士山へ

2008年09月21日 | 富士山
今年2回目の、高所トレーニングに出かける。先月は山頂で3泊したが、軽い頭痛が続いたし、SPO2の値も悪かったので納得できていなかった。 よく考えると当たり前だと気づく。2500m以上で1日に高度を上げるのを300m以内にするのが常識なのに、1日で3700mも一気に高度を上げて、いきなり山頂に泊まったのが原因だろう。 今回は、山小屋の営業は終了しているので、山頂に連泊するには水の補給が問題になる。水 . . . 本文を読む

富士山4

2008年08月27日 | 富士山
【ご来光前の剣ヶ峯から見た、成就岳でご来光を待つ人々が豆粒に見える(6倍ズーム)】 朝目覚めると、相変わらず軽い頭痛がする。SPO2を計ると80を少し切る辺りで値がふらついている。3泊過ごしたのにSPO2の値は大きく改善されないのが不思議だ。一旦高度を下げた方が良かったのか、睡眠時の呼吸が良くないのか。しかし脈拍は60前後に落ち着いてきた。 今朝は下山の日だけれど、そのまま下山するのはもったい . . . 本文を読む

富士山3

2008年08月26日 | 富士山
【剣ヶ峯に朝日が照る中の虹】 小屋が朝の営業開始する前にトイレに行ったら、寒さ除けに人が集まっていた。天気は少し良くなって雨は上がっていたが、未だ濃いガスがかかている。 昨日の朝より強い頭痛がする。朝のSPO2を計ると何故か昨日より良くなっておらず、ほぼ同じ値だ。ただ、脈拍は80前後まで下がっていたが反応が鈍いな。年だな。 開店前に宿泊者は、予め最深部に移動してスペースを広げるよう店に指示 . . . 本文を読む

富士山2

2008年08月25日 | 富士山
夜中の1時頃には雨が猛烈に降り、早朝3時を過ぎると、雨の中を登ってくる登山者がポツリポツリと現れるのが足音や話し声で気付く。みな寒い寒いと言って、どこか防げる場所(恐らく公共トイレだろう)を捜して遠ざかる。 昨夜まで、高山病症状は全く無かったが、やはり朝方には、かすかに頭痛がする。SPO2を測ると余り変らない76前後だ。しかし脈拍は90台に落ちているが未だ高い。 4時半を過ぎて薄明るさが出て来る頃 . . . 本文を読む

富士山1

2008年08月24日 | 富士山
【出発前の 富士山付近の天気予報】 富士山頂で3泊する積りで出発する。山頂ではテントは張れないので、山頂小屋に素泊まりするか、天候条件が良ければできるだけ高い所で寝たいので、剣ケ峰の展望台でシュラフ+シュラフカバーにツェルトを被って寝ようかなと思う。 出発前の天気予報から、条件が良さそうな期待はできない。歩荷(ぼっか)の積りで4日分の水を12リットル詰めたので、出発時にはザックは29.5kgに . . . 本文を読む

富士山トレ(2日目)

2007年09月23日 | 富士山
【富士山でのトラック記録】 (GPSデータはこちら)  夜中の1時を過ぎる頃、足音と頭痛で目が覚める。昔にも同じ頭痛の記憶があったのでザウルスで調べると、1998.8.1に富士山頂でテントを張って寝た時と同じ症状だ。ただその時は、「頭痛に加えて吐き気があって、胃の内容物を嘔吐で全て出してから、4時間後に目が覚めた時には頭痛のほか全ての症状が消えていた」と記録にあったが、今回それ程ひどくは無いがう . . . 本文を読む

富士山トレ(1日目)

2007年09月22日 | 富士山
 朝6時頃になると、周囲の音で目が覚める。3時間ほどしか寝ていない。もっと寝たいが、周囲の大勢の声や音で寝ていられない。予想通り良い天気だ。新5合の様子を見て回ると、店は閉じており、トイレも工事中で、臨時の小さな簡易トイレが1つあるだけで、大勢が順番待ちしている。  仕方ないので、車に準備してある、ペットボトルで用を足す。朝食を取り、着替えたりパッキングしたり準備している間に次々と登山に出発してい . . . 本文を読む

富士山トレに出発

2007年09月21日 | 富士山
 最近、ぼつぼつヒマラヤモードに切り替えて行こうと思い始めていて、先日買ったパルスオキシメーターをどこかで試してみようと思い始める。やはり富士山で試すのが良いなと昨日、急に思い着いて、今日出発する事にする。  出発の準備を全くしていなかったので、やっつけで準備をする。ティット号に乗るのはダイトレに行った6月以来で3ヶ月ぶりになる。エンジンがかかるか心配だったが問題なかった。  新5合に、午前2:2 . . . 本文を読む

富士山登頂バスツアー

2007年07月01日 | 富士山
【剣ケ峯からのご来光】  今年も気楽で安いサンシャインツアー(ニチアン・トラベル)富士山登頂バスツアー「関西朝発/八合目仮眠2日間(スタンダードバス)優雅コース(神戸発着)」に参加する。 30日(土)の早朝の予測で土曜「曇り後雨」で降水確率70%、日曜は「曇り」で降水確率50~60%に変化。17時から降りだして1日の朝3~4時まで降るようで登っている間はずっと降っていそうだ。 しかも雨量が20時 . . . 本文を読む

厳冬期富士山の単独登頂3(登頂を終えて)

2007年02月04日 | 富士山
【富士山ドーム館前から】 一晩風の音で何度も目を覚ますが、朝4時半に起きる。外気温は-8℃。テントを撤収して下山準備が出来たのは8:10になる。山頂の方を見ると相変わらず雪煙が流れている。昨日の朝よりはるかにきつい。今日がアタック日だったらどうなっていただろうと思う。【朝一番の山頂】【テント撤収】【下山前の山頂】 佐藤小屋の前を通ると、中で携帯で話している人の姿が見えたので営業しているようだ。 . . . 本文を読む

厳冬期富士山の単独登頂2(アタック)

2007年02月03日 | 富士山
【吉田口山頂から剣ケ峰を見る】 夜中に何度か強い風の音で目覚める。一度3:00頃に気温を見ると外気温-14℃でテント内は-8℃だった。オスプレーの「CRESSENT75」75リットルザックは、アタックパック(着脱式アタッチメントのソロ)が付いているので、行動食・ヘッドランプ・防寒具・ツェルトなどアタック用の装備を詰める。天気は快晴で、思った程の強い風ではなく一安心する。【快晴で山頂に少し雪煙が . . . 本文を読む