呑んべぇ爺さん

呑んべぇ爺さん「音岳」の記録とつぶやき

富士山2

2008年09月23日 | 富士山

朝目覚めると快晴だ。出発する登山者がティット号の近くを次々通り過ぎる。先ずSPO2を計ると92で脈拍は80なので、脈拍は高いけれどまあこんなものかと思う。早く山頂に着いても特にする事は無いので、のんびり出かける。

途中、女の小学生3人を連れた家族連れと7.5合目まで前後するようになる。長女の子が私を意識するようで、負けまいと頑張るのがほほえましい。ザックも重いのでのんびりペースで登る。

富士宮口からのこのコースは、吉田口からのコースと比べて、ザックを背負ったまま置き易い岩が所々に現れるので、その度にザックを置けるので楽な気分だ。

その内、自転車を担いだ女性が追いついてくる。女性なのにすごいパワーだ。すれ違う女性登山者も感嘆の声を上げていた。その内、ゆっくりだけれど彼女は私も追い抜いて行く。

9合目に着いた時、自転車を担いだ女性が休んでいたので、どの道を帰るのか尋ねると、ブル道を「水ヶ塚」の方に下ると言っていた。パワーはあるけれど、「いつ断念しようかと思いながら我慢してここまで来れた」と話す、優しそうで感じの良い30歳前後の女性だった。

ここまで来れば、山頂も見えて後僅かなので頑張ってくださいと声をかけると、私のザックを見て40kgはありますかと尋ねられる。とんでもない30kgも在りませんよと言うと、それでも彼女は私を励ましてくれた。先に彼女は出発して行った。

9.5合目で彼女の姿が見えなくなったので、多分その上のブル道から下ったのかなと思う。今回は前回よりやや荷が軽かったのか、5時間少々で登れた。これからどうしようかと躊躇する。剣ヶ峰まで行ってテントを張るには早過ぎる。

登山者が剣ヶ峰に登って来るのが少なくなるまで待つことにして、ザックを置いて右回りにお鉢めぐりをする事にする。天気が良いので剣ヶ峰では登山者は多い。途中、昨日の雨でできたのだろうと思われるツララや、壁に新雪の名残が見えた。

再び、富士宮口山頂に戻ると大勢の登山者で賑わっている。その中で若い女性登山者が目に付く。ザックが大きい。コンロを出して飲み物を作っている。彼女もテントを張るのかなと思う。でも、さすがこんなに登山者が多い時に、気が引けて張る勇気は私でも出ない。

ここの富士宮口山頂神社前にテントを張るより、少しでも高い剣ヶ峰に張りたい。暫くぶらぶらしてから、取り敢えずザックだけ剣ヶ峰に運んでおく事にして剣ヶ峰に向かう。剣ヶ峰にザックを残して左回りのお鉢巡りに出かける。

再度、富士宮口山頂に戻ると2組がテントを設営している所だった。1組は先程の若い女性だったが、もう1組はどこかで見た記憶がある女性2人だった。思い出すと、先月富士宮口の山頂富士館で泊まった時に、隣に寝た中年女性2人組だったのを思い出す。

確か彼女達は、10月にカラパタールに行くので富士山に寝に来たと言っていた。それにその前にもミウラベースキャンプで宿泊したと言っていた。その彼女達と再び会うのは奇遇だと思って声をかけると、彼女達も私を思い出してくれた。

彼女達から傍にテントを張っている若い女性もカラパタールに行くそうだと教えてもらう。暫く話してから、再びお鉢巡りに出かける。剣ヶ峰に戻る頃には登山者もぐっと少なくなったので、テントを張ってようやく一息着く。天気は良さそうなのでゴアライトだけにしてフライシートは省略する。

夕食を作りながらウィスキーを飲んで満足して、明日の予定を考える。水は明日までは持ちそうなので明後日にティット号まで汲みに戻れば良いかなと思うが、食事や飲み物に水ををたっぷり使ったので、少しはかり心許無くなって来る。

明日は天気は良さそうなので、天気の良い内にティット号まで汲みに戻ろうと決める。寝る前にSPO2を計ると85で、心拍数が110にも上がっている。これはひどいが、高度の影響だけでなく、かなり飲んだウィスキーの影響もあるだろうとも思う。

【出発前の晴れ渡った山頂方面】
【登山口】
【新五合を振り返る】
【登り始め】
【新六合】
【新六合の小屋2軒の内、奥の宝永荘】
【新六合から振り返る】
【新六合から宝永山への道】
【新六合からの登り口は通行止めになっている(自己責任でという事)】
【7合目】
【7合目から新6合を振り返る】
【7合目からの山頂方面】
【7.5合目】
【7.5合目】
【7.5合目から下を振り返る】
【8合目】
【8合目】
【8合目から振り返る】
【8合目から見た宝永山】
【8合目からの山頂方面】
【風化した鳥居】
【9合目。自転車の女性がエネルギー補給をしている。】
【9合目から山頂方面】
【9.5合目からの登り始め】
【9.5合目先からの山頂方面(山頂富士館もよく見え出す)】
【9.5合目を振り返る】
【山頂富士館もはっきり見える】
【山頂手前の鳥居】
【富士宮口の山頂】
【先月泊まった山頂富士館】
【富士宮口の山頂からの御殿場口(銀明水)】
【このしろ池と剣ヶ峰】
【剣ヶ峰】
【右まわりのお鉢めぐりに出る】
【ツララも見える】
【壁に新雪の名残も】
【再び剣ヶ峰】

【本日のコース】



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