goo blog サービス終了のお知らせ 
明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



朝の5時に玄関のチャイムが鳴る。なんだろうと出てみるとドアノブにピーマンとゴーヤが入った袋。Sさんだ、と追いかけたがパンツ1丁なのでエレベーターまで行って断念。ベランダから見たらSさんが歩いていた。灯かりが点いていたのでチャイムを鳴らしたのだろう。77歳のSさんは、先日来K本に顔を出さない。常連のちょっとした冗談に腹を立てたからなのだが、人によっては通じる冗談と、そうでないものがある。私がいない所で起こったことで、K本の前を通らないよう歩くコースまで変えたと聞いた。T屋にいって朝ごはんを食べながら、奥さんに先日の三つ編みの件のお礼と、Sさんが寄ったらよろしく伝えるように頼んだ。 夕方K本に行くと、Sさんがあれから来ない、という話になった。冗談をいった本人は、いつもいっているような冗談だし、悪気がないのは判っている。ただ理由はともあれ、SさんとK本で飲めないのが残念である。Sさんも引っ込みがつかない訳なので、きっかけさえあれば良い。私が付き合うので、今度Sさんの家まで迎えに行きましょう、といった。それで済むものなら、ということに。 K本から帰るとT屋のHさんから電話。Sさんが来ているという。すぐT屋へ行き、今度迎えに行くことになっていた話をする。Sさん、解った行くよ、と握手。一件落着。“乃木大将とステッセル”ということになるだろう。いや日露戦争も乃木大将も、しばらくはウンザリな私であった。

過去の雑記
HOME

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )


   次ページ »