明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



図書館で借りてきた評伝を読みたいのだが、作らなければならないものがあると、読んでいられない。夕方まで人形を作り、近所のインド料理屋へ。タンドリチキンにビールを飲みながら読む。私は子供の頃から人物伝の類が大好きなので熱中する。帰りにK本に寄ると、しばらく顔を出さなかった同じマンションのYさんがいた。Yさんに手伝ってもらった、志ん生の背景にも使わせてもらったここK本が、アド街ック天国に出るのは明後日である。しばらく、常連席に置いてある、“常連専用”の表示が活躍することであろう。Yさんが次にT屋に行くというので、一度帰宅して、乾燥機に突っ込んだままの、ユダヤ系ドイツ人をひっくり返してからでかける。 Yさんにできたてのアダージョ次号用の作品を披露すると「あ、やっちゃったんだ」。どういう意味か私には解からない。先日の立てこもり犯が、K越屋の親父さんとソックリだとYさんもいっていた。 私がただの一回だけ、ツアーでNYに行ったとき、あまりにも狭い、中華街やイタリヤ人街から一歩も出ることなく死んでいく人がいると訊き、馬鹿じゃないのか、と思ったものだが、気がついたら私も似たようなことになっており、今日も家から2百メートル程度の範囲でトリプルヘッダー。

01/07~06/10の雑記
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コメント
 
 
 
撮影地 (マツカワ)
2008-06-06 18:44:09
先生 そこの店が写真集で猫が伸びして
いる店ですか?
 
 
 
そうです (石塚)
2008-06-06 19:10:48
永井荷風にも1カット登場しています。
 
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