明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



本日も田村写真。昨日に続き焼き鳥を用意いただいてしまったので、ポーランドの、魔除けまた風邪に効果的な薬液を少々。十代の頃、金がなさすぎて、薬局で二回買ってしまった物を思い出した。あれも胃にも傷口にも沁みた。
オイルプリントの技法公開のために2000年にHPを作った。その前年(正確にはそのまた前年に1日だけ披露)のオイルブリントの個展で、初めて見る物に対して良い悪い、好き嫌いの前に、これは何だろう?と、比喩でなく、実際に目に灯りが灯らない来廊者を見て、人のやらないことをするだけなら簡単なことだが、灯りを灯すのは容易なことではないと思い知り、マニュアル本を腹を立てて投げつけながら作ったが、全く反応が無かった。あとで聞くと、試した人もいたようだが、ウンともスンともであった。 その後改良点もあったが、反応があるならまだしも、一人で相撲取っているなら、次のことをやって行こう、とどうしてもそうなる。もし、ゼラチン紙を自製し、試みようという方がおられたら、ゼラチン層を厚く、を心がけていただきたい。'石塚式'オイルプリントとは、単にゼラチン層を厚くしただけであり、結果誰でも画が出るようにしたものである。試みる人が増えれば田村写真でも、ゼラチン紙を作っていただけるだろう。何しろ昔某所でワークショップやった時、当時は寒い時期に作っていたこともあり、ゼラチン紙制作で何人も脱落してしまった。 そういえば、改良点として披露する機会がまだないのが、乾燥後に加える修正法がある。これこそ石塚式だが、実に簡単かつ効果的で、これを早く思い付いていたら、何十枚の作品をゴミ箱から救い出せたことであろう。アトリエシャンテーヌのワークショップの時乾いた作品がなかったので口で説明したが、目で見ないと忘れてしまうだろう。
新HP
旧HP
『石塚公昭 幻想写真展 生き続ける作家たち』 2018年7/25~9/2 リコーイメージングスクエア銀座ギャラリーA.W.Pyoutube
2016年『深川の人形作家 石塚公昭の世界』 youtube

『江戸からの旅人、杉浦日向子の世界』深川江戸資料館

『タウン誌深川』“明日できること今日はせず”連載11回『猛虎図』


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