明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



水石といえば聞こえは良いけれど、ヤフオクで入手した、早い話が、山や河原から拾ってきた石ころである。とはいうものの、用途別に2種類5個を選んだ。360度使えるので、これで全て賄えるだろう。水に濡らして様子を見る。濡れて落ち着いた感じが良さそうだが、濡れて光ってはいけない。一番嫌いな梅雨の時期、唯一の楽しみだったのが雨の日に、閑散とした清澄庭園に出かけ、全国から集められた濡れた庭石を眺め、帰りに伊せ喜でどじょう丸鍋で一杯やって帰ることだったが、伊せ喜は今はない。 画面を2つに割るように滝が流れる予定だが、果たしてそれがうまくいくかは、やってみないと判らないが、やったことがないことを試すほど面白いことはない。蝋燭の灯や人魂は墨汁で筆描きしたものを使ったが、一見奇妙ても結果がイメージ通りならOK。と平野レミがいったかは知らない。
三遊亭圓朝



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