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明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



森村泰昌が三島になってると知人からメール。歩いていけるところなので、さっそく出かける。 広いスペース内にモノクロ写真。右側に『薔薇刑』の三島に扮した写真。薔薇刑は、雑誌に掲載されたもの程度しか見たことがないのだが、知ってるものからすると、かなり近いのだろう。左側の大きな作品は、世界の有名な暗殺シーン。オリジナルの当事者達は、後にこういう形で笑われるとは思いもよらなかっただろうが、思わず笑ってしまう。社会党の浅沼稲次郎は、たしか東大に脳ミソが標本になっていた。ナマの浅沼見たんだよなあと妙な気分に。一番奥には、三島の"バルコニーの場"を演じる映像。大阪城内の旧軍事施設跡のバルコニーだそうだが、制服は実物にくらべてかなりチープなところもなかなか。動かない写真よりはるかに面白い。三島は~になりたい病で、様々なものになろうとしていたが、三島の努力をもってしても実現しない部分はコスチュームプレイをしていたようである。そんな三島が今回は逆に、自分になられているのが愉快である。私のほうは頭部が難航してバルコニーの場をこれから作るわけだが、以外な偶然であった。 三島には思い切り”悲劇的な彼”になってもらおう。

「烈火の季節/なにものかへのレクイエム・その壱」展 シュウゴアーツ 16日まで

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