明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 

一日  


昨日お会いしたFさんはボリス・コフノに会った事があるそうである。コフノといえば、セルジュ・リファールとともに、ディアギレフの最後を看取った、バレエ・リュスのマネージャー、ディアギレフの私設秘書を務めた人物であり、台本から振り付けまで手がけている、なかなか多才な人物である。私は禿頭の元レスラーのようなポートレイトしか知らない。残念ながら会いに行った時はすでに危篤状態で、二週間後に亡くなったそうである。そう思うと、バレエ・リュス関係の人たちは、1800年代生まれでも、私の高校時代あたりまで生きていた人物は存外いて、それほど昔の出来事でなかったようで不思議な気がする。都内某所にて、資料になりそうなディアギレフ、ストラヴィンスキーの写真のコピーをとってもらう。 出掛け前に、急遽決まったことがあり、やらなければならないことが増えてしまった。年賀状は三島でウケを狙おうと思っていたが、もう間に合わない。

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