人形を作って撮影までしていると、自分が思いついたイメージとはいえ、妙な物を作るはめになる。今作っているのはアダージョ次号用の物で、一種の楽器である。ジャズ・ブルースの人形を作っていた頃は、楽器を作るのが苦痛で仕方がなかったものだが、つい本人が、巨大なそれを背負っているところを思いついてしまった。今回はその楽器が古びていなければ意味が無いので、せいぜい汚しているが、部品の一部を、世田谷文学館の荷風の畳でやりそこねた、お茶で煮出すというのをやってみた。例によって佃煮にしないよう気をつけながら。 それにしても、巨大な楽器を背負っていながら、ミュージシャンではないというのだから、次号は果たしていったい誰だ?
過去の雑記
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